住 所   静岡県静岡市葵区田代1005
  電 話   054-260-2021
 営業時間   2009.06.14 閉鎖
 入浴料   無料
温泉利用状況   完全放流式 (加温あり)
   
 源 泉 名   井川赤石1号温泉
  泉 質   単純硫黄泉
 湧出量   329  ℓ/min
 泉 温   38.2  ℃
 pH   9.3
 成分総計   0.702 g/㎏
    Na=201.2/K=5.2/Ca=1.0/Mg=0.1/Al=0.4/Fe2=0.6/
  (208.5㎎/㎏)
  F=4.7/I=0.1/Br=0.2/Cl=62.0/SO4=17.6/HCO3=275.1/
  CO3=54.7/OH=0.3/HS=12.7/S2O3=0.2/BO2=7.4
  (435.0㎎/㎏)
  H2Si03=58.0(58.0㎎/㎏)
          
〔1999.08.13〕
 入浴履歴   初訪09.06.06
 評 価   ★★★★★★★
 赤石温泉
白 樺 荘
                         あかいしおんせん しらかばそう
なお、加温なしの源泉ではこの特徴が一層強く、何度も源泉カランか
ら湯を浴びては、その個性を楽しみました。

営業開始直後にたちまちいっぱいとなった湯船の中では、皆さんじっ
と目をつぶり、閉鎖目前となったこの山の湯を五感で堪能し、最後の
思い出を作っているかのようでした。
同様に私も、噂に違わない極上の湯を身体に染み込ませるように、両
浴槽を行き来しながら1時間半ほどどっぷりと浸かり、新施設に移行
してもその素晴らしさが損なわれないことを願いつつ、後ろ髪引かれ
る想いと感謝の気持ちを抱きながら浴場を後にしました。
                           〔11.02.11〕
コンクリート張りの浴室には、底面のみ石を張った勾玉のよ
うな形のタイル張り湯船が右側のガラス窓に寄せて配され、
正面にシャワーカラン2基、カラン2対、源泉カラン1基が設
置されています。
湯船は2槽に仕切られ、岩湯口から直接湯が注がれる奥の浴
槽はややぬるめ、奥から溢れ出した湯が越流するようになっ
ている手前側はぬるめとなっていました。

泉温が少し低いために弱く加温したうえで供されているのは、
4㎞ほど離れた谷間で湧出しているという東河内温泉からの
引湯。
わずかに緑色掛かった透明の湯からは、茹で玉子のような芳
ばしい硫黄臭味と弱重曹臭・甘味が感じられ、少しぬめりの
ある湯の中に身体を浸けた途端、薄いベールを纏ったかのよ
うな強いぬるぬる感に包まれました。
館内は、記帳所の左横に長椅子や古いマッサージ機が置かれた休憩所があり、
廊下をまっすぐ進んだ突き当たりが食堂、手前を左に折れた先が男女別の浴場
となっています。
コンクリート張りの土間廊下に簀子が敷か
れた浴場前は、古い木造の校舎を想起させ
る雰囲気で、何だかとても懐かしい感じが
します。

紺色の暖簾が掛かった手前側が男湯。
脱衣所には、右側に3段の脱衣箱が壁いっ
ぱいに設えられ、左手前のレトロな両開き
のガラス戸の先が浴室となっています。
それでも、接阻峡からの30㎞足らず
は1.5もしくは1車線幅の落石の多い
難コースで、最後に坂道を200mほ
ど下り、写真で見覚えのある古びた
水色の木造2階建て建物を目にした
時には、さすがに感慨を覚えました。

下半分が磨りガラスとなったガラス
戸を入るとすぐ下足場があり、利用
者はそこから上がった正面に備えら
れたノートに住所と人数を記入する
ことになっています。
赤石温泉『白樺荘』は、東名高速道路の相良牧之原I.Cから国道473号と県道川根寸又峡線(77号)・接阻峡線
(388号)・南アルプス公園線(66号)を経由して96㎞余り、大自然溢れる南アルプスの麓、畑薙第二ダムの少し
手前にひっそりと所在する静岡市営の日帰り入浴施設です。

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1957年にダム建設作業員の宿泊施設として設置され、その後、1973年
に市に移管。無料で利用できる浴場として、これまで登山客や市民に
愛されてきましたが、建物の耐震診断から畑薙ロッジとともに閉鎖が
決定され、2009年7月1日開業の「南アルプス赤石温泉 白樺荘」にそ
の役割を譲ることとなりました。
静岡県内1、2の温泉という評判から長らく入湯を願いながら、そのア
クセスの悪さから二の足を踏んでいましたが、6月14日閉鎖の報に接
し、意を決して訪れることにしました。

走行距離は短いものの隘路が多いという静岡市街からのアプローチは
回避。代わって選択した島田市~川根町経由のコースは、情報どおり
の走りやすさでした。