住 所   長野県下高井郡山ノ内町平穏2296
  電 話   
 営業時間   基本的に地元住民・宿泊客のみ入浴可
 入浴料   無料
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   共益会11号ボーリング
  泉 質   ナトリウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   93.0 ℃
 pH   8.43
 成分総計   1.6086 g/㎏
    Na=416.8/K=42.4/Ca=65.6/Mg=0.4(525.3㎎/㎏)
  F=1.6/I=0.4/Br=1.3/Cl=547.6/SO4=264.3/HCO3=23.6/
  CO3=17.2/HS=0.8/HPO4=0.7(857.5㎎/㎏)
  HAsO2=1.7/H2Si03=150.7/HBO2=73.4(225.8㎎/㎏)
                            
〔2002.08.06〕
 入浴履歴   初訪08.07.25
 評 価   ★★★★
 安代温泉
安 代 大 湯
                       あんだいおんせん あんだいおおゆ
他では見られないこの浴場ならではの面白い特徴は、男湯・女湯とも建
物の東西両妻側に入口があり、それぞれに脱衣所が設けられていること
で、浴室は両側2か所の脱衣所に挟まれるように、その間に存在してい
ます。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。


安代温泉は、国道292号(志賀草津道路)の佐野角間I.Cから県道宮村湯田中停車場線(342号)で星川橋を渡り、
右に折れて東へ0.6㎞余り、黒川橋から上流の横湯川両岸に位置する小さな温泉地です。
多くの宿泊客で賑わう渋温泉に西接し、渋の温泉街を散策しながら石畳を下ってくると、いつの間にやら安
代温泉に辿り着いています。

開湯は江戸時代中期の1705(宝永2)年。
疝気に苦しむ僧が、横湯川の河原で自噴していた源泉の横に湯屋を造ったのが嚆矢とされています。
現在は6軒の温泉旅館と共同浴場2か所からなり、共同浴場は、地元住民と宿泊先で鍵を借りることができる
安代温泉の宿泊客のみ、無料で利用することができます。

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利用されている源泉は、共益会11号ボーリングという湯田中温泉からの引湯。
無色透明の清澄な湯からは、芒硝臭がほんのりと香り、熱めながらもサッパリとした浴感が印象に残りまし
た。

宿泊客のそぞろ歩きもあまり見られない落ち着いた雰囲気は、ゆっくりと静かに湯を楽しみたい向きには一
つの魅力でしょう。
東側の入口前には、最近ではあまり見られなくなった赤い円筒形のポスト。こんなところにも風情を感じさ
せてくれる浴場です。                                 〔10.09.09〕
淡桃色のタイル張りの浴
室には、半長円形の水色
タイル張り湯船が仕切り
壁に沿って置かれ、壁中
央の湯口から、源泉が掛
け流されていました。

ただし、泉温が90℃を超
す高温のために湯口から
注入されるのは少量で、
大半は湯船を横断して湯
口に挿し込まれた塩ビパ
イプによって直接床へ流
されていました。
黒川橋の北詰から温泉街へ入って120mほど、緩やかに上る石畳の通り
へはみ出すように建っているのが、この温泉のシンボルである共同浴場、
『安代大湯』です。
創設は開湯から間もない約300年前に遡り、地元の安代組には「村民こ
ぞって一つの浴槽をつくる」という記録が残されているそうです。

現在の浴舎は、上下で切妻瓦葺屋根の向きを違え、上に湯気抜きを載せ
た一見2階建てにも見える堂々とした造りで、下層の両妻側に掲げられ
た「安代大湯」という扁額の題字は、1980年から20年にわたって長野県
知事を務められた故 吉村午良氏の揮毫とのことです。