住 所   鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4179
  電 話   0995-77-2426
 営業時間   立寄り 7:00~20:00
 入浴料   300円 (90分)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   安楽15号
  泉 質   ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素
  塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   54.2  ℃
 pH   6.3
 成分総計   2.435 g/㎏
    Li=0.5/Sr=0.2/Na=216.9/K=34.0/Ca=149.3/Mg=69.3/
  Al=0.2/NH4=0.7/Fe2=1.4/Ba=0.1(472.6㎎/㎏)
  Br=0.3/Cl=127.9/SO4=78.6/HCO3=1129/H2PO4=0.3
  (1336㎎/㎏)
  H2SiO3=254.9/HBO2=19.9(274.8㎎/㎏)
  CO2=352.0/H2S=<0.1(352.0㎎/㎏)
    
〔2008.11.21〕
 入浴履歴   初訪13.07.12
 評 価   ★★★★
 安楽温泉
さかいだ温泉
                       あんらくおんせん さかいだおんせん
石板張りの浴室には、
左壁に沿ってシャワー
カラン3基と飲泉場が
並び、入口の右に水風
呂と底に礫が埋め込ま
れて足裏マッサージが
楽しめる“石ね湯”、
その前に蒸し風呂、中
央左右に主浴槽の檜風
呂と底に砂が敷かれた
“砂ね湯”が配され、
さらにその奥を右側へ
出ると打たせ湯も併設
されています。
エアコンも完備された小綺麗な脱衣
所には、左側にプラスチック籠を納
めた20庫の脱衣箱が置かれ、向かい
には大きな鏡を備えた洗面ボウル2
基のパウダーコーナーが設けられて
いました。

宿の裏手に回らないと分かりません
が、浴室は独立した差し掛け屋根の
木造浴舎内に造られています。
「炭酸湯」という扁額が掲げられ
たガラス戸の玄関を入ると、フロ
ーリング床の玄関ロビーの左手に
小さな帳場があり、立寄り入浴を
お願いしたところ、朝早くの訪問
にもかかわらず快く受け入れてい
ただきました。

浴場はロビーから右へ延びる廊下
を進むと左手にあり、手前が男、
奥が女湯に分かれています。
『さかいだ温泉』は、6軒の宿泊施
設の中では下流側から3番目に位置
する1905(明治38)年創業という老舗
の湯治宿です。

1994年に建築された建物は鉄骨造り
の2階建てで、ミニキッチンを備え
た客室は全14室を数えます。
1523(大永3)年に著された安楽温泉神社の社記に拠れば、平安時代末
の1142(康治元)年、熊野権現を笈に入れて背負ってやってきた一人の
聖がこの地で1泊し、翌日、笈を背負おうとしても盤石のように重く
て持ち上げられずにいたところ、「此地に温泉出べし、安楽に居住を
得つべし」という神託があり、そのお告げにしたがって村の娘を娶っ
て暮らしていると、温泉が湧き出したので安楽と名付けたという薩摩
随一の古湯で、1808(文化5)年には、島津家の26代当主で薩摩藩第9代
藩主の島津斉宣が夫人とともに入湯した記録も残されています。

天降川河畔に点在する塩浸・ラムネ・日の出・新川渓谷・妙見・日当
山などの温泉地とともに「新川渓谷温泉郷」と総称され、1967年10月
には、“隼人・新川渓谷温泉郷”として国民保養温泉地に指定されて
います。
安楽温泉は、鹿児島空港から国道504号と県道隼人加治木線(56号)・国道223号を経由して9.1㎞余り、大き
く蛇行して流れる天降(あもり)川と並走する国道沿いに4軒の湯治宿とペンション1軒が点在する谷間の長閑
な温泉地で、すぐ下流側には妙見温泉が湯けむりを上げています。

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主浴槽では無色透明、石ね湯と砂ね湯ではうっすらと灰褐色に濁った熱め寄り適温の湯からは、石鹸のよう
な香りと微金気臭、甘味と炭酸味が感じられ、肌がしっとりしました。

床には砥粉色の析出物がこってりと付着し、金気が比較的強く感じられた石ね湯では湯船全体が赤茶色と化
すなど、源泉の個性と存在感を視覚的にも実感できる良い浴場で、インパクトの強い朝湯となりました。
                                           〔14.06.11〕
各湯船にたっぷりと掛け流されているのは
含土類-重曹泉。