住 所   鹿児島県霧島市牧園町宿窪田4221
  電 話   0995-77-2483
 営業時間   立寄り 8:00~21:00
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   安楽16号
  泉 質   ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素
  塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   45.4  ℃
 pH   6.1
 成分総計   2.466 g/㎏
    Sr=0.1/Na=201.4/K=35.2/Ca=143.6/Mg=82.1/
  NH4=0.6/Fe2=2.7/Mn=0.1(465.8㎎/㎏)
  F=0.2/Br=0.4/Cl=129.4/SO4=113.7/HCO3=1111/
  H2PO4=0.2(1355㎎/㎏)
  HAsO2=0.3/H2SiO3=246.4/HBO2=24.6(271.3㎎/㎏)
  CO2=374.0/H2S=<0.1(374.0㎎/㎏) 
   
〔2008.11.21〕
 入浴履歴   初訪14.07.20
 評 価   ★★★★
 安楽温泉
鶴 乃 湯
                              あんらくおんせん つるのゆ
浴室の床や湯船
の縁には析出物
がこってりと付
着し、主浴槽の
湯口はロシア人
が被るウシャン
カに見えるほど
細かいトゲトゲ
で覆われている
など、源泉の個
性を視覚的にも
楽しむことがで
きました。
  〔15.08.05〕
この宿で供されているのは、安楽16号という自家源泉の含土類-重曹泉。
緑褐色に濁った半透明湯は少し熱めで、金気臭に石鹸のような匂いが仄かに
加わった湯の香と甘味・少炭酸味が感じられ、肌がきしきししました。
壁の上半から天井を若緑色に塗り上げた浴室には、正面に大小2槽に仕
切られたモルタル造りの主浴槽、右壁の裏手にシャワーカラン2基の洗
い場、さらに主浴槽の背後にはシャワーカラン3基の洗い場とその左奥
に2条の打たせ湯、対する右奥には天降川に臨んだ露天風呂、その手前
右に温泉利用のミストサウナ、左に水風呂という具合に、決して広いと
は言えないスペースに一通りの施設が集められており、さらに露天風呂
には“ピンポイント筋湯”と呼ばれる装置も備えられています。
浴場は帳場左手の14段の階段を下り
た地階にあり、簀子が敷かれた休憩
処の正面が男湯、左が女湯の入口と
なっています。

暖簾で目隠しされた脱衣所も簀子敷
きで、右壁にプラスチック籠を収め
た10庫の脱衣箱が設えられ、左奥に
置かれた洗面化粧台の左横のガラス
戸が浴室への出入口となっていまし
た。
国道の路面から3段分高い位置に
ある玄関を入ると、板張りの玄関
ホールの正面に帳場があり、応対
に出て来られた女将さんに立ち寄
り入浴をお願いすると、快く迎え
入れて下さいました。
『鶴乃湯』は、妙見温泉の北端から国道223号で北へ約260m、安楽温泉
の中で最も下流側に位置し、唯一天降川に面して立地している1969年創
業の湯治宿です。

2011年に改築されたという黄色と黒色のタイガースカラーが印象的な建
物は、切妻造りの木造鉄骨地下1階・地上2階建てで、客室は全8室を数
えます。
安楽温泉は、鹿児島空港から国道504号と県道隼人加治木線(56号)・国道223号を経由して9.1㎞余り、大き
く蛇行して流れる天降(あもり)川と並走する国道沿いに4軒の湯治宿とペンション1軒が点在する谷間の長閑
な温泉地で、すぐ下流側には妙見温泉が湯けむりを上げています。
1523(大永3)年に著された安楽温泉神社の社記に拠れば、平安時代末
の1142(康治元)年、熊野権現を笈に入れて背負ってやってきた一人の
聖がこの地で1泊し、翌日、笈を背負おうとしても盤石のように重く
て持ち上げられずにいたところ、「此地に温泉出べし、安楽に居住を
得つべし」という神託があり、そのお告げにしたがって村の娘を娶っ
て暮らしていると、温泉が湧き出したので安楽と名付けたという薩摩
随一の古湯で、1808(文化5)年には、島津家の26代当主で薩摩藩第9代
藩主の島津斉宣が夫人とともに入湯した記録も残されています。

天降川河畔に点在する塩浸・ラムネ・日の出・新川渓谷・妙見・日当
山などの温泉地とともに「新川渓谷温泉郷」と総称され、1967年10月
には、“隼人・新川渓谷温泉郷”として国民保養温泉地に指定されて
います。

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