住 所   島根県江津市有福温泉町687
  電 話   0855-56-3353 (御前湯)
 営業時間   7:00~21:30
 入浴料   400円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   有福温泉
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   47.1  ℃ (使用位置)
 pH   9.0
 成分総計   0.32 g/㎏
    Na=79.6/K=1.7/Ca=2.9(84.2㎎/㎏)
  F=2.8/Br=0.2/Cl=67.8/SO4=16.5/HCO3=50.6/OH=17.4/
  HS=0.2/HSiO3=0.8(156.3㎎/㎏)
  H2Si03=76.4/HBO2=0.7(77.1㎎/㎏)
  
                        
〔2005.08.15〕
 入浴履歴   初訪08.11.02
 評 価   ★★★★
 有福温泉
皐 月 湯
                            ありふくおんせん さつきゆ
左隅の石樋からトボトボと掛け流されている湯は、御前湯と
ともに複数の源泉からなる混合泉で、適温より少し熱め。
貝汁のようにうっすらと白濁した湯からは、重曹臭が仄かに
香り、やはりつるつる感のある柔らかい肌触りが印象に残り
ました。


湯の鮮度・浴感ともに先に入湯した弥生湯に軍配が上がりま
すが、駐車場のすぐ傍という好立地にもかかわらず、訪れた
時は終始貸切状態で、弥生湯と比してゆったりとした浴室で
静かに湯浴みを満喫することができ、十分満足感を得ること
ができました。               〔10.11.29〕
浴場は脱衣所と浴室がはっきりと区別され、脱衣
所はさほど広くはないものの、正面の壁沿いに20
庫の鍵付きロッカーが設置されています。

格子のガラス戸の先にある浴室は石板張りで、壁
は下半が白色タイル、上半から天井は板張りとな
っています。
左奥に寄せて黒御影石で縁取った長辺2mほどの白
色タイル張り湯船が置かれ、カラン2基とシャワー
カラン1基からなる右側の洗い場には、弥生湯と同
様にソープ類が1セット備えられていました。
有福温泉は、国道9号(山陰道)の敬川橋東詰交差点から敬川に沿うように県道下府江津線(299号)・田所国府
線(50号)を南下すること約6.5㎞、三方を山に囲まれた狭小な山間に、湯治場や花街として活況を呈していた
かつての面影と情緒を色濃く残す温泉地です。

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『皐月湯』は、温泉街の歓迎ゲートから170mほど進んだ左手に設けら
れた公衆浴場専用駐車場のすぐ山側に所在する共同浴場です。

1900(明治33)年に村民を対象として開設された露天風呂“ただ湯”を嚆
矢とする浴場で、1928(昭和3)年に“かじや湯”として新築。
一見普通の民家にも見える木造の切妻瓦葺き平屋建ての現在の浴舎は、
1991年に改築されたもので、前面のスペースには青色のベンチが置かれ、
湯上り後に休息できるようになっています。
開け放たれた木造りの格子戸から中に入ると、正面には箱型の番台。湯
番のおばさんに直接入浴料を手渡して、右側の男湯へ向かいます。
山の斜面に旅館・共同浴場や民家が雛壇のように建ち並び、その間
を縫うように石畳の坂道や石段が設けられている景観から、「山陰
の伊香保」という異名も付けられています。

開湯は1350年以上前。
651(白雉2)年、この地を訪れた天竺(インド)の僧 法道仙人によって
発見され、国司として石見国に赴任した柿本人麻呂が、妻の依羅娘
子とともに湯治を行ったとも伝えられています。
かつては9軒の宿が知られていましたが、2010年8月8日にすでに廃業
していた和田屋旅館から出火した火災により、たじまや・寺部屋と
いう2軒の旅館が類焼。ともに全焼し、現在のところ再建の見通しは
立っていません。