住 所   島根県江津市有福温泉町708
  電 話   0855-56-2222
 営業時間   立寄り 11:00~15:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   有福温泉
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量   34.0  ℓ/min
 泉 温   44.8  ℃
 pH   9.1
 成分総計   0.29 g/㎏
    Na=65.3/K=1.8/Ca=2.7/Mg=0.1(69.9㎎/㎏)
  F=2.5/Br=0.2/Cl=63.5/SO4=15.5/HCO3=48.8/
  CO3=18.0(148.5㎎/㎏)
  H2Si03=70.7/HBO2=0.7(71.4㎎/㎏)
  
〔2009.01.21〕
 入浴履歴   初訪12.08.04
 評 価   ★★★★
 有福温泉
ありふく よしだや
                        ありふくおんせん ありふく よしだや
小ぢんまりした脱衣所は、正面が石壁でなかなか良い雰囲気。
右側にはアーチ形2連の4段棚が設置され、その前には化粧品類やドライ
ヤーを置いた小さなラックが備えられていました。

玄関に上る石段に面した採光良好な浴室は、平面形が変形五角形を呈し
たタイル張り。
開け放たれた格子戸の玄関を入る
と、畳敷きとなったロビーの右奥
に帳場があり、左奥から出てこら
れた女将さんに立寄り入浴をお願
いします。

玄関から見て正面右手にある階段
で一旦2階に上がって右に折れ、
突き当たり左側にある階段を下り
ていくと、踊り場の右手に女湯の
“かんのん湯”、さらにそこから
右へ回り込むように下った先に男
湯の“やくし湯”が設けられてい
ます。
有福温泉は、国道9号(山陰道)の敬川橋東詰交差点から敬川に沿うように県道下府江津線(299号)・田所国府
線(50号)を南下すること約6.5㎞、三方を山に囲まれた狭小な山間に、湯治場や花街として活況を呈してい
たかつての面影と情緒を色濃く残す温泉地です。

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夏場には少し熱めに感じられる鮮度の良い清澄な透明湯からは、成分臭と微弱ながら甘味が感じられ、つる
つるする肌触りを楽しむことができました。

館内のほとんどが昭和初期のままを受け継ぎ、往時の遊び心が所々に残されているとのこと。一度宿泊して
浜田漁港で水揚げされているという新鮮な海の幸ともども満喫してみたい湯宿です。     〔10.05.05〕
左手前に2基のシャワーカラン、右側に黒御影石で縁取った
奥行き3.9m、最大幅1.5mほどの細い逆台形をしたタイル張
りの湯船が配されています。
右奥に設えられた石造り
の湯口からトロトロと加
えられているのは、1分
間に12ℓの新湯注入率以
外、(社)日本温泉協会か
ら満点の評価が与えられ
ている自家源泉のアルカ
リ性単純温泉。
かんのん湯
『ありふく よしだや』は、公衆浴
場の専用駐車場から石畳と石段を上
っていくと、温泉街のランドマーク
となっている共同浴場の御前湯の左
背後に所在する江戸時代創業の老舗
旅館です。

薬師寺と並んで温泉街を見下ろすよ
うに山の中腹に立地している建物は、
斜面に沿って前後2段に重なる純和
風の2階建てで、客室は全10室を数
えます。
山の斜面に旅館・共同浴場や民家が雛壇のように建ち並び、その間を
縫うように石畳の坂道や石段が設けられている景観から、“山陰の伊
香保”という異名も付けられています。

開湯は1350年以上前。
651(白雉2)年、この地を訪れた天竺(インド)の僧 法道仙人によって
発見され、国司として石見国に赴任した柿本人麻呂が、妻の依羅娘子
とともに湯治を行ったとも伝えられています。
かつては9軒の宿が知られていましたが、2010年8月8日にすでに廃業
していた和田屋旅館から出火した火災により、たじまや・寺部屋とい
う2軒の旅館が類焼。ともに全焼し、現在のところ再建の見通しは立
っていません。