住 所   大分県別府市駅前町13-14
  電 話   0977-21-0541
 営業時間   6:00~24:00
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   駅前高等温泉
  泉 質   ナトリウム-炭酸水素塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   50.6  ℃
 pH   7.7
 成分総計   1.054 g/㎏
    Li=1.0/Sr=0.3/Na=144.0/K=15.5/Ca=35.3/Mg=21.3/
  Fe2=1.7/Ba=0.2/Mn=0.1(219.4㎎/㎏)
  F=0.2/Br=0.1/Cl=49.6/SO4=51.5/HCO3=493.0/
  S2O3=0.1(594.5㎎/㎏)
  HAsO2=0.1/H2SiO3=213.0/HBO2=2.8(215.9㎎/㎏)
  CO2=24.6(24.6㎎/㎏)          〔2016.02.04〕
 入浴履歴   初訪06.08.24 泊,最終11.12.24(3回目)
 評 価   ★★★★
 別府温泉
駅前高等温泉
                     べっぷおんせん えきまえこうとうおんせん
一方、番台から右手に進んだ先にあるあつ湯は、別府八湯の
共同浴場の典型とも言うべき浴室・脱衣所一体型半地下式の
造りで、浴室は脱衣箱16庫が備えられた脱衣所から5段分下
がった位置にあり、仕切り壁のある左側に寄せて径3.25mほ
どの半円形のタイル張り湯船が配されています。

左手前の源泉枡から浴槽内の湯口を通じて静かに掛け流され
ているのは、やはりうっすらと濁った熱めの透明湯。
わずかに成分臭が香る程度ですが、若干のつるり感もあって、
普段使いには申し分ないでしょう。


「町営駅前高等温泉」という案内板が示すように、北町の町
内有志によって建設され、管理運営が行われてきた歴史ある
浴場であり、今後も別府温泉のシンボルの一つとして末長く
存続してほしいと強く感じました。      〔12.01.05〕
それぞれの湯船の横に付された“熱い湯”“ぬるい湯”とい
う表示のとおり、前者は適温、後者はややぬるめの湯が掛け
流し。

うっすらと濁りのある透明湯からは、ほとんど無味ながらわ
ずかに土類臭が感じられ、肌当たりの柔らかさが印象に残り
ました。
熱めのお湯が多い別府温泉の中にあって、いつまでも浸かっ
ていられる湯温はとても心地良く、湯めぐりの疲れが身体か
ら抜けていくような感覚を覚えました。
まずは、番台の左背後に入
口の扉があるぬる湯から。

脱衣所と浴室との間に7.5
段分ほどの高低差がある半
地下式の浴場で、脱衣所に
は右奥に9庫分のスチール
ロッカーが設置され、浴室
との間はガラス窓と扉で画
されています。
以前は源泉名がそのまま浴場名となり、入浴料も高等湯300円、並湯
100円という具合に差がつけられていましたが、2011年2月に並湯の入
浴料が200円に値上げされたのに続き、7月には浴場名も“ぬる湯”と
“あつ湯”に改められ、入浴料金も200円に統一されました。

また、2階に設けられた個室・大広間では、休憩以外にそれぞれ2500
円・1500円で宿泊できるようになっており、初めて別府を訪れた際に
は、湯めぐりの拠点として利用させていただきました。
なお、1984年には前面の整備が行われ、入口の正面には紫雲石を用い
た飲泉所が設けられています。
『駅前高等温泉』は、別府駅東口のロータリーから東へ約100m、
駅前通り(県道32号)の右手に所在する市有区営の共同浴場です。

竹瓦温泉とともに別府温泉のランドマークともなっている緑色の屋
根が印象的なレトロな2階建て建物は、1924(大正13)年に200円余り
を投じて建てられたという、ヨーロッパ北部に多く見られるハーフ
ティンバー様式の洋館風建築で、かつては“薬師温泉”“駅前薬師
温泉”などと呼ばれていたそうです。

入口のガラス戸を入るとカウンター式の番台があり、常駐している
管理人のおばさんに入浴料を手渡します。
浴場は男女とも左右に1か所ずつ設けられ、高等湯・並湯という2種
類の独自源泉がそれぞれ利用されています。

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天草陶石張りの浴室には、右奥にシャワーカラン2基が備えら
れ、階段を下りた左に2.4×1.65m強のタイル張り湯船、脱衣
所の真下にも幅3m余りのタイル張り湯船が配されています。
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。