住 所   大分県別府市北浜2-14-29
  電 話   0977-22-1211
 営業時間   2017.02.28 閉館
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり・リン酸系薬剤 使用)
   
 源 泉 名   花菱ホテル東館
  泉 質   ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量   56   ℓ/min
 泉 温   56.6  ℃
 pH   8.6
 成分総計   1.813 g/㎏
    Li=1.1/Sr=0.3/Na=418.6/K=46.4/Ca=36.4/Mg=7.8/
  NH4=1.1/Ba=0.3(512.0㎎/㎏)
  F=0.1/Br=0.8/Cl=294.0/SO4=41.3/HCO3=694.0/
  CO3=54.1/HPO4=0.6(1084.9㎎/㎏)
  HAsO2=0.1/H2SiO3=209.2/HBO2=7.3(216.6㎎/㎏)
              
             〔2006.03.10〕
 入浴履歴   初訪10.07.18
 評 価   ★★★★
 別府温泉
花 菱 ホ テ ル
                          べっぷおんせん はなびしほてる
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
両湯船には、1943年に地下320mで掘削され、動力で揚げて40m引湯しているという含食塩-重曹泉が、1%
ほどの水と析出物付着防止のためのリン酸系薬剤を加えたうえで掛け流し。
加水量の加減でしょうか、上段はやや熱め、下段は少しぬるめに調整された緑色掛かった透明湯からは、微
弱な土類臭と湯口では油臭っぽい鉱物臭が香り、極薄の塩味と少苦味が感じられました。


チェックインには少し早い14時半ごろに訪れたにもかかわらず、驚いたことに浴場は結構な賑わい。
湯温が高めだったことも手伝って、鮮度がより良好な上段の湯にじっくり浸かることができなかったので、
いずれまた再訪を期したいと思います。
なお、2009年7月に全面改装されたばかりの西館の展望露天には、別源泉が使用されているとのことです。
                                           〔11.12.29〕
海を展望できるよう
に正面が全面ガラス
張りとなった浴室は、
上段と右手に下りた
下段の左右2か所に
分かれ、上段には大
振りな五角形のタイ
ル張り湯船、下段に
は周りを御影石で縁
取った変わった形の
タイル張り湯船がそ
れぞれ配され、その
奥には打たせ湯が設
けられています。
『花菱ホテル』は、国道10号の北浜交差点から1本南側の通りを東へ90
mほど入った奥、別府湾に臨み、北浜ヨットハーバーに隣接して所在す
るホテルです。

創業者である児玉定五郎氏が1904(明治37)年に楠町で創業した児玉旅館
(後、ひさご旅館)を前身とする老舗ホテルで、1922(大正11)年8月に北
浜の現在地に支店として花菱旅館を開き、1974年に改称。
現在は、2階の連絡橋で繋がった8階建ての西館と10階建ての東館からな
り、客室は全部で143室を数えます。
浴場は、西館の屋上に展望露天風呂“星の湯”“月の湯”、東館の6階
に“幸の湯”、同7階に“福の湯”という男女別の展望大浴場が設けら
れており、今回は東館の大浴場を立寄り利用させていただきました。

トップページへ



大分県の温泉へ



フロントは東館の1階にあり、入浴の受付もここで行います。
エレベーターで6階に下りると、浴場の入口には暗緑色の暖簾と「幸埜
湯」と白く染め抜かれたタペストリーが掛けられていて、落ち着きのあ
る良い雰囲気となっています。

脱衣所は幅が少し狭く奥行きの長い造りで、混み合った時などはいささ
か手狭に感じるかもしれません。
左側には3段のアルミ棚が設置され、各段には籠が15個ずつ備えられて
いました。