住 所   大分県別府市青山町5-73
  電 話   0977-23-4281
 営業時間   立寄り 15:00~21:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり・塩素系薬剤 使用)
   
 源 泉 名   別府温泉
  泉 質   ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸
  水素塩泉
 湧出量   45   ℓ/min
 泉 温   57.1  ℃
 pH   7.4
 成分総計   1.061 g/㎏
    Li=0.9/Na=127.7/K=13.6/Ca=43.2/Mg=30.1/Al=0.3/
  NH4=0.1/Fe2=1.1/Mn=0.3(217.3㎎/㎏)
  Br=0.2/Cl=66.1/SO4=99.8/HCO3=400.1/HPO4=0.4
  (566.6㎎/㎏)
  HAsO2=0.1/H2SiO3=241.0/HBO2=5.0(246.1㎎/㎏)
  CO2=30.8/H2S=<0.1(30.8㎎/㎏)
    
〔2009.12.11〕
 入浴履歴   初訪13.10.12
 評 価   ★★★★
 別府温泉
別 府 豊 泉 荘
                        べっぷおんせん べっぷ ほうせんそう
浴室は御影石の石板で仕上げられ
た広々した造りで、左右両側にガ
ラス窓があり、左の窓からは遊園
地のラクテンチを正面に望むこと
ができます。

右手前から右側の壁には計9基の
シャワーカランが鉤形に並び、正
面には5.8×3.25mほどのゆった
りした御影石造りの湯船が配され
ているほか、入口のすぐ左にはサ
ウナも併設されていました。
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
左奥隅の湯口
からドボドボ
と掛け流され
ているのは、
2本の泉源か
ら引湯されて
いるという含
土類-重曹泉。
続いて再び本館へ戻り、2階に設
けられている男女別に分かれた大
浴場へ。

フロント横の特産品売場の先を右
へ折れ、その奥に設置されている
エレベーターで2階へ上り、エレ
ベーターを下りて左手へ折り返し
た先が女湯、まっすぐ歩を進めた
正面右寄りが男湯となっていまし
た。
庭園の木々に
囲まれている
ことから眺望
は利かず、開
放感には欠け
ますが、住宅
街であること
を忘れさせて
くれるほど静
かで落ち着い
た雰囲気に好
感しました。
この宿には、大浴場と露天風呂のほ
かに家族風呂も用意されており、ま
ずは庭園の中に設けられている露天
へ向かいます。

ロビーから本館の外に出ると、手入
れの行き届いた庭の中を東へ延びる
石畳の遊歩道が整備されており、こ
れを通って離れの左横を抜け、突き
当たりを左へ下りた先が男湯、右が
女湯となっていました。
北九州市八幡西区に本社を置く安川電機を創業し、九州工業大学の前
身である明治専門学校を創設した安川家の別荘を1949年に公立学校共
済組合が買い取り、保養所としたもので、通りとの間を生垣で画した
3600坪もの広大な敷地には、1968年に建てられ、1996年に手が加えら
れた鉄筋鉄骨コンクリート造り5階建ての本館のほか、純日本庭園の
一画に10畳2間の木造宝形造り平屋建ての離れがあり、客室は和室25・
風呂付和室2・洋室10の計37室を数えます。

北面したガラス張りの自動ドアから館内へ入るとすぐ右側にフロント
があり、奥から出てこられた男性に立寄り入浴をお願いすると、丁重
に応対して下さいました。
『別府 豊泉荘』は、別府駅西側の
高架下から九日天通りを山側へ560
m足らず上って市立青山小学校の前
を左に折れ、閑静な住宅街を90mほ
ど南へ向かうと右側に所在する、公
立学校共済組合が運営し、5か所の
市営温泉を指定管理している(株)お
おいた観光サービスが管理を受託し
ている宿泊施設です。
入口前の寛ぎ処には、椅子・テーブ
ル・ソファのほか、無料で利用可能
なマッサージチェアも置かれていま
す。
青暖簾とガラス戸に続く脱衣所は籐
タイル張りで、左には上段のみ蓋を
外してプラスチック籠を納めた2段
10列の鍵付きロッカーと15庫の100
円有料ロッカーが前後に並び、右側
手前には、洗面ボウル2基のパウダ
ーコーナーが備えられていました。

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湯口の注意書きで48℃と紹介されている無色透明の湯は、湯船の中では適温で、わずかに土類っぽい湯の香
と微苦味が感じられ、肌も少しつるきししました。

温泉自体はそれほど特徴的なものではありませんでしたが、幸いなことに貯湯槽で使用されているという塩
素系薬剤の影響はほとんど感じられず、終始独占浴でのんびりと湯浴みを楽しむことができました。
                                           〔14.11.11〕
バネ式扉を潜ると、すぐ右側に棚
の上に角籠3・プラスチック籠2個
を備えた簡易な脱衣所があり、左
手には奥側に小さな四阿を付設し
た瓢形の岩風呂が設えられていま
す。