住 所   大分県別府市北浜3-12-14
  電 話   0977-22-3988
 営業時間   立寄り 11:00~16:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   別府温泉 加賀屋の湯
  泉 質   ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   52.0  ℃
 pH   7.5
 成分総計   1.918  g/㎏
    Li=1.2/Sr=0.7/Na=293.9/K=47.9/Ca=90.5/Mg=60.1/
  NH4=0.5/Fe2=0.5/Ba=0.4/Mn=0.5(496.2mg/kg)
  F=0.1/I=0.1/Br=1.1/Cl=342.5/SO4=66.4/HCO3=785.8/
  NO3=0.3/HPO4=0.7(1197.0mg/kg)
  HAsO2=0.2/H2SiO3=201.2/HBO2=5.8(207.2mg/kg)
  CO2=17.6(17.6mg/kg)
             〔2015.05.22〕
 入浴履歴   初訪10.07.18
 評 価   ★★★★
 別府温泉
別府のお宿 加賀屋
                   べっぷおんせん べっぷのおやど かがや
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
脱衣所は、小さな2段の棚と籠1個が備えられただけの小ぢんまり
した造り。
そこから石段を3段下りたと
ころに上を白い波板で覆った
平石張りの半露天風呂があり、
左手に1.75×1.5mほどの岩
風呂を配し、その傍らには観
葉植物の鉢植えが添えられて
います。
『別府のお宿 加賀屋』は、国道10
号の北浜交差点から北へ3本目の通
りを海側へ100mほど向かうと、突
き当たりのT字交差点の右手前角に
所在する和風温泉旅館です。

全11室の客室を擁する築60年という
建物は、鉄筋造りの中・高層建築物
が建ち並ぶ北浜界隈では珍しい木造
の2階建て。
自動ドアとなった玄関を入り、赤
絨毯が敷かれた館内を進むと右手
に帳場があり、立寄り入浴をお願
いします。

浴場は大浴場と露天風呂、洞窟風
の岩風呂の3か所に分かれ、帳場
の少し先で左へ進むと檜で縁取っ
た長方形のタイル張り湯船が置か
れた大浴場、対して右奥が今回利
用した露天風呂の入口となってい
ます。
左奥の木製の湯口から自家源泉が間欠的に勢いよく注がれ、
うっすら黄色掛かった透明湯からは、土類あるいはゴムのよ
うな少し表現しづらい匂いがわずかに香り、つるつるした肌
触りもしっかり感じられて、期待以上の良泉でした。


湯船に浸かるたびに湯がザバザバと溢れ出す様子は、見てい
るだけでも爽快な気分。
湯口では少し熱めながらも湯船の中では適温となっており、
休憩を挟みつつ出たり入ったりしながら、鮮度良好な湯を存
分に満喫することができました。

次回はぜひ、この宿の一番人気という岩風呂に浸かってみた
いと思います。               〔11.12.19〕

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