住 所   大分県別府市北浜2-2-5
  電 話   0977-22-3625
 営業時間   2010.02.07 閉鎖
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   海門寺温泉
  泉 質   単純温泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   55.0  ℃ (使用位置)
 pH   7.6
 成分総計   0.936 g/㎏
    Li=0.9/Na=120.0/K=23.5/Ca=31.0/Mg=17.5/NH4=0.1/
  Fe2=0.4/Mn=0.3(193.7㎎/㎏)
  F=0.2/Cl=43.4/SO4=56.1/HCO3=437.0/HPO4=0.4
  (537.1㎎/㎏)
  HAs02=0.1/H2Si03=192.0/HBO2=2.8(194.9㎎/㎏)
  CO2=9.7(9.7㎎/㎏)
            
〔2004.11.05〕
 入浴履歴   初訪08.08.23
 評 価   ★★★★
 別府温泉
海門寺温泉(旧浴場)
                     べっぷおんせん かいもんじおんせん
『海門寺温泉』は、別府駅の東口から駅前通りを東進し、2つ目の信
号交差点を左へ折れて海門寺通りを100mほど進むと右側に所在する、
海門寺公園の北端にある市営の共同浴場です。

1936年に市営化された、かつては“海門寺公園温泉”と呼ばれていた
古い浴場で、1938年には1日の利用者が800名を超えるほどの人気ぶり
だったそうです。
1961年に建築された2階に公民館が併設された年季の入った建物は、1
階が鉄筋コンクリート、2階が木造モルタル造りで、1985年に改修さ
れました。
別府の共同浴場では時々目にする目隠し壁を有した庇付きの入口から
中へ入ると、正面に六角柱のボックス型の番台があり、ここで管理人
さんに入浴料を支払います。
番台の右側を抜け、暖簾を潜った先が男湯。
朝7時半にもかかわらず、地元の常連さんが代わる代わるや
ってきます。
浴場は脱衣所と浴室との間に壁や仕切りのない一体型の造り
で、脱衣所には右側に25庫の脱衣箱が備えられています。
タイル張りの浴室は、脱衣所の左奥から階段を5段下りた半
地下に設けられ、中央には長方形のタイル張り湯船が置かれ
ています。

左手前に源泉枡があり、枡と繋がった湯船内の湯口から高温
の独自源泉が静かに掛け流されています。
無色透明の清澄な湯からは成分臭が仄かに香り、さっぱりと
した浴感が朝風呂にはぴったりでしたが、湯温が高めのため
に、湯上り後はなかなか汗が引きませんでした。

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別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府の共同浴場の特徴を有した趣のある鄙びた浴場でしたが、建物の老朽化によって2010年2月7日をもって
閉鎖。北側に新たに造られた新浴場の開業に伴い、取り壊されました。
駅から至近の立地であったのがかえって災いして、結局利用したのはたった一度だけ。今となってみては、
残念な気持ちでいっぱいです。                             〔11.01.29〕
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。