住 所   大分県別府市北浜2-3-2
  電 話   0977-22-3625
 営業時間   6:30~22:30
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   別府市営 海門寺温泉
  泉 質   ナトリウム-炭酸水素塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   47.5  ℃
 pH   7.5
 成分総計   1.204 g/㎏
    Li=1.1/Sr=0.3/Na=172.0/K=26.0/Ca=45.5/Mg=24.2/
  NH4=0.6/Fe2=0.5/Ba=0.2/Mn=0.4(270.8㎎/㎏)
  F=0.1/Br=0.1/Cl=57.1/SO4=52.4/HCO3=562.0/
  S2O3=0.1/HPO4=0.3(672.1㎎/㎏)
  HAsO2=0.2/H2SiO3=222.0/HBO2=4.1(226.3㎎/㎏)
  CO2=35.2(35.2㎎/㎏)           〔2010.01.27〕
 入浴履歴   初訪11.09.18
 評 価   ★★★★
 別府温泉
海門寺温泉(新浴場)
                        べっぷおんせん かいもんじおんせん
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
縦長濃紺の暖簾の先には左手に脱衣所が続き、左手前に16庫
の脱衣箱、左奥には9庫の貴重品ロッカーが備えられていま
す。
脱衣所とはガラス戸で仕切られた浴室は、壁の下半から床一
面が平石で仕上げられ、左奥には間に仕切りを挟んだ4基の
シャワーカラン、中央には2.5×1.8mずつ2槽に仕切られた
長方形の湯船が配されていました。

各浴槽には、右辺の真ん中に設えられた石造りの湯口から加
水された源泉が掛け流され、観光客の利用も見込んでのこと
でしょうか、手前側は約42℃のぬる湯、奥が44℃のあつ湯と
なっています。
旧浴場で利用されていた海門寺公園内に湧く独自源泉に旧夏
目荘の源泉を加えたほぼ無色透明の湯は、ほとんど無味無臭
ながら、少つるり感のあるさっぱりとした浸かり心地が印象
に残りました。
外壁が淡黄色をした落ち着きのあ
る和風の建物は、鉄筋コンクリー
ト一部木造の平屋建てで、前には
3台分(うち1台は身障者用)の駐車
スペースも確保されています。

入口の自動ドアを入ると、施設内
は旧浴場とは対照的にフローリン
グのバリアフリー構造となってお
り、正面の番台を挟んで左側が男
湯、右が女湯となっていました。
『海門寺温泉』は、別府駅東口から国道10号に向かって延びる駅前通り
(県道32号)を東進して2つ目の信号交差点を左へ折れ、海門寺通りを140
mほど北に向かった右手、海門寺公園のすぐ北側に所在する1936年に市
営温泉となった共同浴場です。

1961年に建てられた鉄筋コンクリート一部木造2階建てのかつての浴場
は、脱衣所と浴室の間に仕切りがなく、かつ浴室が脱衣所より5段分低
い半地下にある、次第に数を減じつつある別府の共同浴場の典型的な造
りをしていましたが、残念ながら老朽化によって2010年2月7日に閉鎖さ
れ、代わって同月26日、北側の夏目荘跡地に総事業費1億7000万円をか
けて建築された新浴場がオープンしました。

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レトロな風情に好感した旧浴場が姿を消してしまったのは寂しい限りですが、快適性と使い勝手が格段に良
くなった新浴場の人気は上々のようで、いつも多くの入浴客で賑わっています。       〔12.11.29〕