住 所   大分県別府市北浜3-10-23
  電 話   0977-23-3201
 営業時間   2013.06 閉館
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   別府温泉 鶴水苑ホテル
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   52.8  ℃
 pH   8.2
 成分総計   1.799 g/㎏
    Na=294.4/K=53.5/Ca=95.4/Mg=32.3/Fe3=0.1/Mn=0.6
  (476.3㎎/㎏)
  Cl=221.5/SO4=93.2/HCO3=812.4/CO3=12.0
  (1139.1㎎/㎏)
  H2SiO3=152.3/HBO2=9.0(161.3㎎/㎏)
  CO2=22.0(22.0㎎/㎏)
            〔2004.11.30〕
 入浴履歴   初訪10.07.16
 評 価   ★★★★
 別府温泉
夢ホテル かくすい苑
                      べっぷおんせん ゆめほてる かくすいえん
バルコニーのような白い手すりの下には、2槽に分かれた大
理石造りの湯船が設けられ、壁にはステンドグラスが嵌めら
れているなど、ヨーロピアン調に仕上げられていました。

各湯船に掛け流しで供されているのは、自家源泉である含土
類-重曹泉。
ほぼ無色透明の湯は、口に含むとわずかながら油臭っぽい香
りとほんの少し苦味があり、つるりとした肌触りもまずまず
楽しめるものの、加水の影響でしょうか、今一歩インパクト
を欠いていました。

それでも、ぬる湯の小浴槽は、夏場の湯めぐりに疲弊した身
体には快適そのもの。
他のサイトで指摘されているような湯の濁りもなく、鮮度ま
ずまずの状態でゆったりと満喫することができました。
                      〔11.11.21〕
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
山手側にある内湯は左右2室に分
かれ、和風と洋風が混在したよう
な不思議な雰囲気が漂う右側には、
右手にシャワーカランが並び、そ
の向かいには、縁のみ板材を這わ
した大小2つのタイル張り湯船が
配されています。
湯口は手前の主浴槽に設けられ、
そこから奥にある1.35m四方ほど
の小浴槽に湯が流れ込むようにな
っているため、湯温は手前がやや
熱め、奥がぬるめとなっています。
『夢ホテル かくすい苑』は、国道10号から別府タワーの南側の通りを
50mほど海側へ入ると左手に所在する、1960年創業(63年という情報も
あり)の中規模ホテルです。

40室の客室を擁する鉄筋白壁6階建ての館内には、400点余りの古美術品
が各所に展示されており、“美術の館”という名が冠される場合もあり
ます。
館内に入るとロビーの右手にフロントがあり、そこで立寄り入浴を申し
出て、エレベーターで最上階6階にある時間入替え制の男女別浴場へ向
かいます。

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一方、半露天風の左
側には檜製の湯船が
置かれ、こちらの湯
は適温に調整されて
いました。

また、檜風呂からそ
のまままっすぐ進ん
だ先には、一角にベ
ンチが備えられた展
望露天風呂があり、
別府湾や高崎山を一
望することができま
す。
訪れたのは、宿泊客の入浴時間とも重なる夕刻時。
この時間帯は、エレベーターを下りた手前側が男湯の“殿の湯”、右
奥が女湯の“姫の湯”となっており、それぞれ入口には大きな暖簾が
掛かっています。

脱衣所は畳敷きで、ここから内湯・露天の両方に直接向かうことがで
きるようになっています。
真ん中に籠を納めた脱衣箱が置かれ、その横には壺などを飾った展示
ケースが併置されていますが、入浴客でごった返している時などは、
少し手狭な感じを受けるかもしれません。