住 所   大分県別府市上原町1-13
  電 話   
 営業時間   6:00~12:00 / 14:00~22:00
 入浴料   100円 (家族湯 500円)
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   別府市有雲泉寺泉源 外
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   64.1  ℃
 pH   7.4
 成分総計   0.765 g/㎏
    Li=1.3/Sr=0.2/Na=173.0/K=17.5/Ca=16.2/Mg=4.6
  (212.8㎎/㎏)
  F=0.6/Br=0.5/Cl=168.0/SO4=71.2/HCO3=142.0/
  NO2=0.1/NO3=1.4/HPO4=0.2(384.0㎎/㎏)
  HAs02=0.2/H2Si03=159.0/HBO2=8.8(168.0㎎/㎏)
  CO2=0.9(0.9mg/kg)
            〔2016.03.17〕
 入浴履歴   初訪10.04.03,最終17.04.01(3回目)
 評 価   ★★★★
 別府温泉
上 原 温 泉
                       べっぷおんせん かみはるおんせん
前日の大雨の影響でしょう
か、わずかに濁りが認めら
れる透明湯は少し熱めで、
芒硝臭と微弱ながら石鹸の
ような湯の香が感じられ、
さっぱりとした浸かり心地
に好感しました。

なお、この浴場は、男女別
浴場のほかに家族湯が併設
されていることでも知られ
ており、湯上がり後、左手
の平側奥寄りに設けられた
小ぢんまりした浴場を見学
させていただきました。
       〔17.04.30〕
左手前の源泉枡から槽内左手前側面の湯口を介して掛け流されている
のは、雲泉寺温泉や浜脇温泉エリアの各共同浴場にも給湯されている
雲泉寺貯湯タンクから引湯された単純温泉。
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。

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浴場は手前に脱衣所、3段下りたその奥に浴室が続く半地下式一体型
の造りで、板張りの脱衣所には、右壁に12庫の脱衣箱が設えられてい
るほか、左手にはプラスチック籠も備えられており、地元客はもっぱ
らそちらを利用されています。

2010年の春に初めて訪れた際は、浴室はすべてコンクリート造りで、
薄墨色をした美しい陸上トラックのような形の湯船縁と淡黄色に塗ら
れた床とのコントラストが印象的でしたが、2013年6月の改装によっ
て石板張りとなり、中央奥寄りに配された2.2m弱×1.5mほどの湯船
はタイル張りへ変わっていました。
改めて室内を見回してみると、天井が高く、奥壁の曇りガラス窓から
柔らかな陽光が降り注ぎ、明るく気持ちの良い空間となっています。
辺り一帯に吉野桜が植えられ、吉野町と呼ばれていた1919(大正8)年頃
に設けられた藁葺きの小浴場“吉野湯”を嚆矢とする浴場で、大正末
の区画整理により一旦廃止されましたが、1956年に現在の場所に改め
て創設されました。

表通りから少し奥に控えて建っている浴舎は、2階に上原公民館が併設
された堂々とした切妻造りの鉄筋コンクリート造り2階建てで、右手前
には3台分ほどの駐車場が確保されています。
西面する妻側1階中央の庇の下にはコカコーラのベンチを挟んで左右に
サッシ扉があり、右側が男湯の入口。
扉を入るとすぐ左に番台があり、当番の女性(再訪時は無人)に入浴料
を支払います。
『上原温泉』は、ビーコンプラザの
南側、亀の井バスの上原町停留所で
降車し、県道別府庄内線(52号)を少
し南へ下って「ジョイフル 青山店」
というファミリーレストランのある
信号交差点で西へ入り、100m先の
四つ角を左へ折れて30m余り南進す
ると左手に所在する、上原温泉組合
が管理運営する市有区営の共同浴場
です。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。