住 所   大分県別府市北浜3-13-21
  電 話   0977-22-1331
 営業時間   立寄り 15:00~21:00
 入浴料   540円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   別府温泉 ホテル好楽
  泉 質   ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量   38   ℓ/min
 泉 温   58.6  ℃
 pH   7.8
 成分総計   1.582 g/㎏
    Li=1.5/Na=277/K=38.7/Ca=52.4/Mg=39.1/NH4=0.5/
  Fe2=0.8/Mn=0.3(410㎎/㎏)
  F=0.1/Br=0.7/Cl=222/SO4=49.8/HCO3=671/
  CO3=63.9/HPO4=0.8(1008㎎/㎏)
  HAsO2=0.3/H2SiO3=128/HBO2=17.8(146㎎/㎏)
  CO2=17.8(17.8㎎/㎏)
            〔1988.04.22〕
 入浴履歴   初訪10.07.16
 評 価   ★★★★
 別府温泉
べっぷ 好楽
                           べっぷおんせん べっぷ こうらく
左右両側には各7・4基のシャワーカランが並び、太い柱が立
っている正面の右寄りには、黒御影石で縁取った幅5.2m、
奥行き3.5mほどの変形六角形の湯船が配されています。

ガラス戸の左横にある源泉枡から浴槽内で掛け流されている
のは、地下250mから動力で揚湯されているという自家源泉。
加水なしの手付かずで利用されているという無色透明の湯は、
ほぼ無味無臭ながら、口に含むとわずかに油臭っぽい成分臭
が感じられ、つるっとした肌触りも楽しめました。


終始貸切で利用できたこともありますが、静謐な落ち着いた
浴場で適温の湯にゆったりと浸かることができ、心身がとて
も癒されました。
大浴場も2005年に改築されたとい
うだけあって、清潔感のある落ち
着いた造り。
脱衣所には、左側に21に仕切られ
た3段の棚が設けられ、それぞれ
に籠が納められています。

二重となったガラス戸を抜けた先
の浴室は、壁面上半が板張り、下
半が黒御影の石板張りで、床と湯
船の底には若草色の石板が用いら
れていました。
『べっぷ 好楽』は、国道10号の北浜交差点から北へ2本目の通りを海側へ50mほど向かうと、右折れのT字
交差点の角に所在する、38室の客室を擁する1954年創業の和風ホテルです。
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。

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一つ興味深かったのは、温泉カルテに記載された源泉と浴槽内の温泉成分の情報。
旧泉名で含食塩-重曹泉と分析された源泉が、浴槽内では陽イオンのカルシウムとマグネシウムの含有量が増
加し、泉質が含土類-重曹泉へと変化していました。                    〔11.11.17〕
1972年4月に建てられ、2006年7月に改築されたという建物は、鉄筋コ
ンクリート造りの5階建て。
少し奥まった位置にある玄関の前は石板張りとなっており、右側には
水鉢が置かれた小ぢんまりした庭が設えられ、玄関のガラス戸も縦格
子っぽい造りとなっているなど、和の雰囲気が漂っています。

館内へ入り、2007年に改装されたというロビーに歩を進めると、左側
にフロント。ここで立寄り入浴を申し出て、その手前左奥にある男女
別の大浴場“楽湯”へ向かいます。
なお、今回利用させていただいた大浴場のほかに、6階屋上には“満
天の湯”という展望露天風呂、男女の大浴場の間にはペット専用の
“わんこの湯”も設けられているそうです。