住 所   大分県別府市上田の湯町15-8
  電 話   0977-21-1304
 営業時間   6:00~11:00 / 14:00~23:00
 入浴料   130円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   九日天温泉
  泉 質   ナトリウム・マグネシウム・カルシウム-炭酸水素
  塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   51.2  ℃
 pH   7.9
 成分総計   1.034 g/㎏
    Li=1.2/Sr=0.4/Na=98.3/K=13.6/Ca=57.0/Mg=34.9/
  NH4=0.4/Fe2=0.9/Fe3=1.3/Ba=0.1/Mn=0.1
  (208.2㎎/㎏)
  F=0.2/Cl=39.3/SO4=48.0/HCO3=490.0(577.5㎎/㎏)
  H2Si03=227.0/HBO2=1.6(228.6㎎/㎏)
  CO2=19.8(19.8㎎/㎏)           〔2007.10.11〕
 入浴履歴   初訪06.08.25,最終10.10.10(2回目)
 評 価   ★★★★
 別府温泉
九 日 天 温 泉
                       べっぷおんせん くにちてんおんせん
少し熱めの湯からは成分
臭が仄かに香り、肌がつ
るりとするさっぱりした
浴感が印象に残りました。

朝日が昇り始めた6時過
ぎに初めて訪れた時、同
浴客の中には、出勤前の
方もちらほら。寝起きの
身体がシャキッとする、
朝湯にはぴったりの一湯
です。   〔11.04.03〕
『九日天温泉』は、別府駅西口から線路伝いに130mほど南へ向かい、
九日天通りと呼ばれる東西方向の道路を山手側へ400m西進した先、
上田の湯町に所在する市有区営の共同浴場です。

1908(明治41)年の『別府温泉誌』にも「九日田の湯」という名で記録
されている古くから湧出していた温泉で、“供日天湯”“九日の湯”
などとも呼ばれていたそうです。
現在のブロック造りコンクリート塗りの浴舎は、1965年7月、国立別
府病院田の湯病棟の閉鎖を機に取得された用地に公民館とともに建築
されたもので、右隣には1978年に建て増しされた上田の湯町公民館が
建っています。
受付は番台式。ただし、管理人さんが不在の時も多いらしく、その場
合は備え付けの箱に入浴料を納めるようになっています。
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
タイルの色の影響も手伝ってエメラルドグリーンに見える透
明湯は、突き直しのうえ、2007年7月から利用を開始したと
いう独自源泉の含土類-重曹泉。

番台の左側が男湯。
浴場は27庫の脱衣箱を鉤形に配した脱衣所の右奥に浴室が続く、別府
八湯の共同浴場では通有の一体型の造りで、両者の間には小3段分ほ
どの高低差があります。

浴室はピンク色のタイル張りで、右奥に源泉枡、中央からやや左寄り
に2.3m弱×1.6mほどの長方形を呈したタイル張り湯船が置かれてい
ます。
かつては源泉枡からパイプを用いて直接湯船に源泉が注がれていまし
たが、現在では浴槽内の右奥角に設けられた湯口を介して静かに掛け
流され、右手前に設置された水カランによって自在に加水できるよう
になっています。

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