住 所   大分県別府市京町6-5
  電 話   0977-25-9766
 営業時間   14:00~22:00 (休=第3日)
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   京町温泉
  泉 質   ナトリウム・カルシウム・マグネシウム-炭酸水素
  塩泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   54.6  ℃
 pH   7.8
 成分総計   1.653 g/㎏
    Na=224.2/K=39.9/Ca=81.7/Mg=49.1/Fe2=0.2
  (395.1mg/kg)
  Cl=112.5/SO4=114.7/HCO3=798.9/CO3=19.5
  (1045.6mg/kg)
  HAsO2=0.1/H2SiO3=208.0/HBO2=4.5(212.6mg/kg)
             〔2009.02.06〕
 入浴履歴   初訪06.08.25,最終10.07.16(2回目)
 評 価   ★★★★
 別府温泉
京 町 温 泉
                      べっぷおんせん きょうまちおんせん
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
無色透明の湯から
は成分臭が仄かに
香り、口に含むと
微弱ながら土類っ
ぽい匂いも感じる
ことができました。

すぐ横にある水カ
ランからは常時水
が加えられている
ものの、湯温は少
し高めで、出たり
浸かったりの繰り
返しを余儀なくさ
れました。
浴場は幅狭で奥に長い平面形で、
浴室とサッシ戸で画された手前側
の簀子敷きの脱衣所には、左に18
庫の脱衣箱が備えられています。

小2段分下がったタイル張りの浴
室には、右側の仕切り壁に一長辺
を寄せて2.65×1.5mほどの水色
タイル張り湯船が配され、右手前
の源泉枡から浴槽内へ延びた鋼管
を通じて、地下290mで湧く源泉
がドボドボと注がれていました。
『京町温泉』は、富士見通りから日豊本線東側の最初の南北道路を北へ
250m、天満通りと境下通りのちょうど真ん中に所在する市有区営の共
同浴場です。

2009年の春にそれまでの白い外壁から淡いオレンジ色に塗り替えられた
一見アパート風の2階建て建物は、1972年に建築されたもので、1階が浴
場、2階が京町公民館として利用されています。
大きな暖簾が掛けられた入口を入ると、正面に管理人が常駐している受
付があり、その左が男湯、右が女湯となっています。

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湯船に注ぎ切れずに源泉枡から垂れ流しとなっている湯をぼんやり眺めていると、同浴のおじいさんが「も
ったいない。どこかの入浴施設にでも売れば良いのに。」と話し掛けてこられました。
それほどまでに湯量豊富な独自源泉を鮮度抜群な状態で楽しめる、境川河口の素朴な浴場です。
                                            〔11.04.11〕