住 所   大分県別府市駅前本町6-28
  電 話   0977-24-1122
 営業時間   立寄り 16:00~1:00
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   別府温泉 元祖 松乃湯
  泉 質   単純温泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   55.5   ℃
 pH   7.2
 成分総計        g/㎏
 





 入浴履歴   初訪10.07.16
 評 価   ★★★★★★
 別府温泉
ビジネスホテル 松美
                    べっぷおんせん びじねすほてる まつみ
浴場は脱衣所・浴室とも
平面長方形の小ぢんまり
とした造りで、脱衣所に
は、細長い籠が納められ
た20庫の脱衣箱のほか、
スチールロッカーも12庫
備えられていました。

ガラス戸の先の天草陶石
張りの浴室には、右側に
5基のシャワーカランが
鉤形に並び、壁の下半に
黒っぽい平石が張られた
左手には、前面がアーチ
状に突き出た石造りの湯
船が配されています。
エレベーターを下りると、左側に
は女性の裸婦像や象の置物が置か
れ、ちょっと妖しい雰囲気。
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
『ビジネスホテル 松美』は、駅前通り(県道32号)から海門寺通りを北
へ110m、海門寺公園の向かい側に建つ煉瓦調の外壁が目を引く鉄筋コ
ンクリート造り10階建てのビジネスホテルです。

泉都別府らしく完全放流式の温泉浴場が備えられ、夕方4時から深夜1時
までは宿泊者のみならず外来入浴も可能ということで、宿泊先のホテル
から駆け付け、就寝前に利用させていただきました。
半円形のガラス張りの入口から館内に入ると正面にフロントがあり、支
配人のような男性に立寄り入浴をお願いします。
浴場は右手に進んだ別棟にあり、女湯は1階、男湯は2階に設けられてい
ました。

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幅・奥行きとも2.75mほどの湯船に奥壁中央のライオンの湯口からドバドバと掛け流されているのは、浴場
入口のガラス扉にも記されていた“元祖 松の湯”と呼ばれる自家源泉。
室内が仄暗いこともあって緑色掛かって見える少し熱めの透明湯は、肌が多少つるつるするものの、ほぼ無
味無臭の個性に乏しい湯でした。

それでもビジネスホテルで温泉に、しかも掛け流しの湯に浸かることができるのは格別なもの。
別府ならではの贅沢を噛み締めつつ、湯めぐりに明け暮れた長い1日の〆湯としました。   〔11.11.23〕