住 所   大分県別府市南的ヶ浜町4-8
  電 話   
 営業時間   10:00~22:00 (休=第1・3日)
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   南的ヶ浜温泉
  泉 質   ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   57.3  ℃
 pH   
 成分総計   1.8323 g/㎏
    Li=1.4/Sr=0.3/Na=283.7/K=21.1/Ca=43.7/Mg=47.7/
  NH4=0.1/Fe2=0.7(398.7㎎/㎏)
  F=0.2/Cl=101.1/SO4=64.7/HCO3=958.5/HPO4=0.4
  (1125㎎/㎏)
  HAsO2=0.2/H2SiO3=270.7/HBO2=6.9(277.8㎎/㎏)
  CO2=30.8/H2S=<0.1(30.8㎎/㎏)
     〔2009.08.08〕
 入浴履歴   初訪10.02.11,最終11.09.17(2回目)
 評 価   ★★★★
 別府温泉
南的ヶ浜温泉
                  べっぷおんせん みなみまとがはまおんせん
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
タイルの色や光線の具合
からか、黄緑色掛かって
見えるやや熱めの透明湯
からは、ほぼ無味ながら
わずかに土類臭が香り、
口に含むと微弱ながら芒
硝臭も感じられました。
源泉枡のバルブで湯量調節を行いつつ浴槽内で静かに注入さ
れているのは、敷地内で湧出している独自源泉。
浴場は、別府八湯では少数派と言
える脱衣所・浴室分離型。
両者は緑や黄色のカラーボードが
嵌められた仕切り壁によって画さ
れ、板張りの脱衣所には、右側に
27庫の脱衣箱が設えられています。
『南的ヶ浜温泉』は、別府駅の東口から駅前通り(県道32号)を海側に進
み、2つ目の信号交差点を左へ折れ、海門寺通りを400mほど北に向かう
と右手に所在する、南的ヶ浜温泉委員会(南的ヶ浜自治会)が管理運営し
ている市有区営の共同浴場です。

かつては“上的ヶ浜温泉”と呼ばれ、1965年に改築されたという2階建
ての建物は、旧海門寺温泉や住吉温泉と同様に入口の前に衝立のような
目隠し壁を有した庇が付設され、2階には南的ヶ浜町公民館が併設され
ています。
目隠し壁の背後のガラス扉を入ると正面に無人の番台があり、手前に備
えられたプラスチック製の小さな料金箱に入浴料を納め、右手のガラス
戸を開けて男湯へ向かいます。

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別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
特筆すべき個性はないものの、肌が少しつるっとするさっぱりした浴感がとても心地良く、普段使いの湯と
しての別府温泉の良さを改めて認識させられた浴場でした。                〔11.10.28〕
脱衣所から一段分低くなった浴室
は、長年使い込まれてきたという
印象を強く感じさせるタイル張り
で、中央には2.85×1.65mほどの
隅丸長方形を呈したタイル張り湯
船が配され、左手前隅には源泉枡
が設けられています。