住 所   大分県別府市野口元町4-25
  電 話   
 営業時間   7:00~12:00 / 15:00~22:30
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   株式会社 杉乃井ホテル
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   70.7  ℃
 pH   7.6
 成分総計   0.893 g/㎏
    Li=1.4/Na=210.0/K=22.0/Ca=18.0/Mg=5.3/
  Fe2=0.1(256.8㎎/㎏)
  F=0.5/Br=1.2/Cl=270.0/SO4=120.0/HCO3=73.0/
  CO3=0.2/NO2=0.2/NO3=0.7/HPO4=0.1(465.9㎎/㎏)
  HAs02=0.3/H2Si03=156.0/HBO2=11.0(167.3㎎/㎏)
  CO2=3.2(3.2㎎/㎏)            〔2009.09.18〕
 入浴履歴   初訪08.08.23,最終10.12.18(2回目)
 評 価   ★★★★
 別府温泉
野 口 温 泉
                        べっぷおんせん のぐちおんせん
入口のサッシ扉を入ると、すぐ右
手が受付となっており、管理人さ
んに入浴料を支払い、その奥の浴
場へ向かいます。

左右に分かれた入口のうち、男湯
は右側。
目隠しを潜ると、正面に下足場、
右手のサッシ戸の先が脱衣所とな
っており、板張りの脱衣所の奥に
は、18庫の脱衣箱が鉤形に設えら
れていました。
『野口温泉』は、別府駅西口から日豊本線の高架に沿って210mほど
北上し、仲間通りとの交差点から北西方向へ向かう一方通行の通りを
170m余り進むと左手に所在する市有区営の共同浴場です。

大正時代の初め、江戸時代に小倉街道と呼ばれたこの道に沿って建て
られた小さな掘立小屋を嚆矢とし、南立石の白湯温泉を引湯していた
ことから、“野口白湯温泉”とも呼ばれています。
1932年には木造2階建ての浴場として改築され、戦後になって野口元
町公民館を2階に併設した鉄筋2階建てに改められました。
なお、建物の前には左端に薬師如来が祀られ、その右横には柄杓が置
かれた温泉汲み場が設けられていますが、温泉を汲むことができるの
は汲湯組合員だけらしく、その背後の掲示板の下には12名の組合員の
氏名が記された木板が掛かっていました。
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
湯船の手前には源泉枡が付設され、そのすぐ下の槽内側面の湯口から
無色透明の高温泉が静かに掛け流されています。
初めて訪れた時に利用されていた野口白湯温泉は、再訪時には観海寺
温泉の杉乃井ホテルからの引湯に変化。
それでも、成分臭が仄かに香るさっぱりした浸かり心地は相変わらず
で、湯船の底には埃のような褐色の湯の華が結構多く見られました。

源泉枡のすぐ横にある水カランから常時加水されていることもあり、
湯温は適温に調整されていて浸かりやすく、住宅地の中に立地する生
活温泉を存分に満喫することができました。      〔11.07.13〕

トップページへ



大分県の温泉へ



ここは脱衣所と浴室が一体となっ
た別府八湯の共同湯に通有の造り
ではなく、両者の間はサッシ戸に
よって仕切られています。

脱衣所より2段分低くなった浴室
は、床が水色、壁が淡いピンク色
のタイル張りで、右壁には3対の
カランが並び、左手にはやはり水
色のタイルを張った2.45×2.15m
ほどの隅丸方形の湯船が仕切り壁
に寄せて配されています。