住 所   大分県別府市幸町5-15
  電 話   0977-21-8151
 営業時間   6:30~11:00 / 14:00~23:00
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   別府市温泉供給事業富士見線
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   58.5  ℃
 pH   6.9
 成分総計   0.727 g/㎏
    Li=1.2/Sr=0.2/Na=157.0/K=16.3/Ca=15.4/Mg=5.7
  (195.8㎎/㎏)
  F=0.5/Br=0.5/Cl=154.0/SO4=74.4/HCO3=138.0/
  NO3=1.5/HPO4=0.2(369.1㎎/㎏)
  HAsO2=0.2/H2SiO3=151.0/HBO2=7.2(158.4㎎/㎏)
  CO2=4.0(4.0㎎/㎏) 
            〔2016.03.17〕
 入浴履歴   初訪10.07.16
 評 価   ★★★★
 別府温泉
幸 温 泉
                        べっぷおんせん さいわいおんせん
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
右手前に設けられた源泉枡から湯船の底面中央の湯口を介し
て掛け流されているのは、第一富士見温泉などと同じく鶴見
園泉源から引湯されている共同源泉。
板張りの脱衣所には、入
るとすぐ右手に25庫の脱
衣箱が設えられ、対する
左側にも2段の棚に籠が
備えられていました。

奥に長い浴室はモザイク
タイル張りで、右手の仕
切り壁沿いには3基の水
カランが並び、中央には
3.3×1.45mほどの細長
い陸上トラックの形をし
た水色タイル張り湯船が
配されています。
浴場は、脱衣所とその奥に続く浴
室がサッシ戸で仕切られた分離型。
『幸温泉』は、別府市街を南北に貫く幸(さいわい)通りに設置された
亀の井バスまたは大分交通の幸(しあわせ)通り停留所で降車すると、
水田を挟んで1ブロック海側に見える、2階に幸町公民館を併設したカ
ラフルな色遣いが特徴の共同浴場です。

1984年11月に総工費4200万円、建築費2345万円を掛けて創設された歴
史の浅い浴場で、湯上がりに管理人さんに伺ったお話では、2009年に
25年の償還が完了し、それを機に市有区営に移行したとのことです。
建物の右手に回ると手前に自治会事務所を兼ねた受付があり、ここで
入浴料を支払って、薬師如来の背後に設けられた浴場へ向かいます。
なお、浴場には洗面器が備え付けられていませんが、受付に申し出れ
ば貸出してもらえるようです。

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塵のような湯の華が少量
舞う無色透明の湯は、ほ
ぼ無味無臭。

一時、泉温低下が危ぶま
れていたものの、配管の
掃除を経た後のお湯は少
し熱めで、ご一緒したお
じさんが加水している奥
側に浸かるよう勧めて下
さいました。
普段使いにはちょうど良いさっぱりした温泉には、特筆するような個性は認められないものの、同浴した地
元客や管理人さんの心配りに気持ちがほっこりした浴場でした。              〔11.11.09〕