住 所   大分県別府市末広町4-20
  電 話   0977-22-5039
 営業時間   7:00~22:00 (休=15日・盆)
 入浴料   200円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   別府市有雲泉寺泉源 外
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   64.1  ℃
 pH   7.4
 成分総計   0.765 g/㎏
    Li=1.3/Sr=0.2/Na=173.0/K=17.5/Ca=16.2/Mg=4.6
  (212.8㎎/㎏)
  F=0.6/Br=0.5/Cl=168.0/SO4=71.2/HCO3=142.0/
  NO2=0.1/NO3=1.4/HPO4=0.2(384.0㎎/㎏)
  HAs02=0.2/H2Si03=159.0/HBO2=8.8(168.0㎎/㎏)
  CO2=0.9(0.9mg/kg)
            〔2016.03.17〕
 入浴履歴   初訪10.02.13
 評 価   ★★★★
 別府温泉
末 広 温 泉
                        べっぷおんせん すえひろおんせん
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
左手前の隅に設けられた源泉枡から槽内左手前側面の湯口を
介して静かに掛け流されているのは、浜脇温泉エリアの各共
同浴場や錦栄温泉でも利用されている雲泉寺貯湯タンクから
引湯された共同源泉。
わずかに濁りのある透明湯からは成分臭が仄かに香り、つる
っとした肌触りのするさっぱりした浸かり心地が印象に残り
ました。

永石通りの側から見ると、浴場が存在していることさえ気が
付かない、まさに街に溶け込んだ生活温泉であり、そのよう
な湯を利用させていただけたことに感謝の気持ちを抱きなが
ら、浴場を後にしました。          〔11.10.14〕
右側のアルミ戸が男湯の入口。

中に入ると正面に下足箱が設けられ、
右横に掛かる暖簾のすぐ先が脱衣所
となっています。
浴場は脱衣所と浴室の間をガラ
ス戸で画した分離型で、板張り
の脱衣所には、28庫の脱衣箱が
設えられています。

そこから2段下がった位置にあ
るタイル張りの浴室には、左奥
に水カラン2基、奥にシャワー2
基がそれぞれ設けられ、中央に
は2.0×1.9mほどの隅丸方形の
水色タイル張り湯船が配されて
います。
早春の朝ということもあって少
し湯気蒸した浴室内には、奥の
ガラス窓から柔らかな陽が射し
込み、幻想的な雰囲気が醸し出
されていました。
『末広温泉』は、別府駅ビル駐車場南側の北浜通りの西端からまっす
ぐ550mほど南下すると、隣り合う住宅と軒を並べるように通りの左
手に所在している市有区営の共同浴場です。

戦前から存在していたとされる浴場で、2階に公民館が併設されてい
る1972年に改築されたという建物は、左右に並ぶ浴場入口の“湯”と
いう文字と「末広温泉」と書かれた黄色い庇がなければ、集合住宅か
何かと勘違いしてしまいそうな外観をしています。
入口は普段施錠され、組合員は保有する鍵で開錠して入ることができ
ますが、立寄り入浴の場合は、20mほど先の永石通りとの信号交差点
の角にある河野タバコ店で入浴料を支払い、鍵を開けてもらうように
なっていました。

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