住 所   大分県別府市西野口町14
  電 話   
 営業時間   6:30~22:30 (休=20日)
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温        ℃
 pH   
 成分総計         g/㎏
 





 入浴履歴   初訪10.12.18
 評 価   ★★★★
 別府温泉
上 ノ 温 泉
                          べっぷおんせん うえのおんせん
別府温泉は、JR日豊本線別府駅周辺の繁華街に所在する八湯の中心
となる温泉地で、別府湾に面した北浜地区には大型のホテル・旅館が
建ち並んでいます。

8世紀の初めに編まれた『伊予国風土記』に「速見の湯」として登場
し、鎌倉時代には、御家人であった大友頼康(1222~1300)によって温
泉奉行が置かれ、元寇の戦傷者が保養に訪れたと伝えられています。
また、江戸時代後期の1817(文化14)年に書かれた温泉番付『諸国温泉
効能鑑』では、西の前頭六枚目に位置付けられています。
明治時代に入り、流川の河口に旧別府港が完成(1871年)し、日豊本線
が延伸開業(1911年)すると大きく発展を遂げ、“山は富士、海は瀬戸
内、湯は別府”というキャッチフレーズを考案した油屋熊八の尽力も
あって、全国的に有名な観光・温泉地となりました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
浴槽内で注入されている無色透明の湯はやや熱め。
焦げたような香りが仄かに漂い、少し酸味のある鉄輪の湯の
ような印象を受けました。
交通量の多い大通りに面
していながら、そのこと
をまったく感じさせない
静かな浴場で、個性的な
湯をじっくりと楽しむこ
とができ、とても好印象
が残りました。
      〔12.04.20〕
受付の斜め手前が男湯の入口。
サッシ扉を入るといきなり全体
が見渡せてしまう小ぢんまりし
た一体型の浴場で、手前側の簀
子敷きの脱衣所には、右手前と
左側にそれぞれ12庫の脱衣箱が
備えられていました。
『上ノ温泉』は、富士見通りと幸通りが交わる富士見通り7丁目交差点
から130mほど西へ向かった左手、およそ700mの間に5軒の共同浴場が
点在し、“共同湯銀座”と呼ぶに相応しい富士見通りの中では最も山手
側に所在する、1932年頃に薬師温泉や野口中央温泉とともに創設された
共同浴場です。

裏通りへ抜ける通路の上に「上ノ温泉」という表示があるだけの箱形モ
ルタル造りの建物で、幅狭の通路を入ると左手の中程に受付があり、管
理人さんに外来入浴の可否をお尋ねするとOKとのこと。入浴料は手前
に突き出た筒に投入するようになっていました。
なお、浴場には洗面器が常備されていないため、利用の際には注意が必
要です。

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そこから一段下がった浴室はタイル
張りで、左奥の源泉枡の右横に水カ
ランが1基設けられ、中央には底面の
み水色のタイルを張った1.65×1.25
mほどの小振りなタイル張り湯船が
配されています。