住 所   島根県邑智郡美郷町千原1070
  電 話   0855-76-0334
 営業時間   8:00~18:00 (休=木,祝日営業)
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   千原温泉 湯治場湧出源泉
  泉 質   含二酸化炭素-ナトリウム-塩化物・炭酸水素
  塩泉
 湧出量   70  ℓ/min
 泉 温   34.5 ℃
 pH   6.3
 成分総計   11.54 g/㎏
    L=3.8/Sr=5.9/Na=3253.9/K=148.9/Ca=204.4/
  Mg=42.4/Fe2=4.6/Zn=1.9(3665.8㎎/㎏)
  F=2.5/I=1.3/Br=8.5/Cl=3895.8/SO4=386.5/
  HCO3=2167.4(6462.0㎎/㎏)
  HAs02=8.2/H2Si03=136.8/HBO2=91.0(236.0㎎/㎏)
  C02=1176.4(1176.4㎎/㎏)       〔2002.07.20〕
 入浴履歴   初訪06.11.03,最終12.08.04(4回目)
 評 価   ★★★★★
 千原温泉
千原湯谷湯治場
                ちはらおんせん ちはらゆんだにとうじば
駐車場に降り立った際は何も変わっていない外観に安堵しました
が、日が陰って薄暗くなり始めた浴室には、湯船の左手前の壁に
温冷カラン、その上のガラス窓の下にタオル掛けが新たに設置さ
れており、少しでも使い勝手が良いように手が加えられているよ
うです。
それでも木枠の湯船とその底から湧出している極上ぬる湯は、以
前のまま。
一番奥に陣取っていましたが、肌で感じる源泉の湧き出しはこれ
までより強く感じられ、湯面に上がる気泡も多いように思いまし
た。

あまりの心地良さに思わず寝入ってしまい、気が付いたらお約束
の1時間。
やっぱり千原の湯はいい! そのことを改めて実感させてくれた
再訪でした。                 〔12.08.05〕
なお、階段下の右手には、カーテンのみで仕切られた男女兼用の五右衛
門風呂があり、10~6月には薪で沸かした加温泉が張られ、上がり湯と
して利用することができます。
ただし、上がり湯を利用した後で源泉に浸かることは禁じられており、
両者の交互入浴はできません。


地下から静かに湧き出ている源泉はもちろんのこと、歴史を感じさせる
浴舎、湯治場の風情を今なお残す浴場、そのいずれもが素晴らしく、文
句なしに満点の名湯でした。
       〔09.09.29,12.08.05 記事補訂,画像追加・一部差替え〕
湯船の大きさは、大人であれば6名が限度といったところ。
底には板材が敷かれ、湯に浸かっていると、板の間からジャグジーのよ
うにプクプクと気泡が立ち上り、身体のあちこちをくすぐります。
浴室は脱衣所から階段を8段下
りた地下に設けられており、女
湯との間は板塀によって仕切ら
れています。

コンクリートの奥壁に寄せて設
けられた湯船は、地面を掘り下
げた中に長方形の木枠を置き、
周囲をコンクリートで固めたも
ので、縁はクリーム色の析出物
によって薄く被覆されていまし
た。
薬師堂を除いた4棟の建物の中で最奥に
建つ浴舎は、白壁の下に磨りガラスの戸
が一周する石州瓦葺き切妻造りの風格あ
る建築物。
前から2つ目の建物の手前側の入口
が受付。
女将さんに入浴料を支払い、ガラス
窓を挟んだ奥の入口から入室します。

左手の廊下を進んで暖簾を潜ると、
突き当たりが暖簾とカーテンで画し
ただけの脱衣所となっており、中に
は12庫の脱衣箱のみが備えられてい
ました。
現在は女将が代替わりし、「最近
は、環境汚染、食物汚染などによ
る肌のトラブルが蔓延してきてお
り、健康体なのかどうかの境界は
曖昧になっています。だから、一
人でも多くの方に、千原温泉の療
養効果をお伝えする必要がある」
(公式サイトより)との考えから、
一般にも広く開放されるようにな
り、湯治場の奥の河畔にある泉源
では、源泉の持ち帰りができるよ
うになっています。
『千原湯谷湯治場』は、国道54号から県道邑南飯南線(55号)と美郷飯
南線(166号)を経由して西へ抜ける途中、江の川の支流 沢谷川に注ぐ
千原川を過ぎたところで右へ折れ、川沿いに3.6kmほど遡上すると行
き当たる、“ゆんだに”と呼ばれる小さな沢に沿って4棟の木造建物
が軒を連ねるようにして建つ日帰り入浴施設です。

明治初期に開湯し、切り傷・火傷・慢性皮膚病に特効のある療養泉と
して知られてきました。
かつては宿泊もできたようですが、先々代・先代の女将は観光目的や
健常者の入浴は受け付けず、湯治客のみ利用が可能であったとのこと
です。

連日続く凄まじい猛暑から逃れ、夏バテ気味の身体を労わるため、ふと思いついて千原温泉を訪れました。
2年2か月ぶり、4回目の入湯です。

日が傾き始めたころの訪問で順番待ちも覚悟しましたが、ちょうど入浴客の入れ替わりの時間帯に重なった
ようで、幸運なことに入浴客は終始2~3名と少なめでした。

最初は肌寒ささえ感じた
ぬる湯ですが、炭酸ガス
の効果か、次第に身体が
じんわり温かくなってき
ました。
透明度のほとんどない黄
土色の濁り湯からは、金
気臭味と塩味、さらに舌
先にピリピリする炭酸の
酸味を感じました。

入浴客は皆さん一様に目
を閉じ、足元から自噴す
る生まれたての湯に静か
に身を委ねています。

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