住 所   石川県白山市中宮ク5-1-12
  電 話   076-256-7219
 営業時間   立寄り 10:00~15:00 (休=11月末~4月末)
 入浴料   550円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   中宮温泉
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉・炭酸水素塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   60.2 ℃
 pH   6.7
 成分総計   3.527 g/㎏
    Li=6.4/Sr=1.7/Na=848.7/K=99.7/Ca=84.5/Mg=6.1/
  Al=<0.1/NH4=3.4/Fe2=1.6/Fe3=<0.1/Zn=<0.1/
  Cu=<0.1/Ba=0.2/Mn=0.3(1053㎎/㎏)
  F=5.4/I=<0.1/Br=3.8/Cl=1075/SO4=87.3/HCO3=766.6/
  CO3=0.3/OH=<0.1/HS=<0.1/S2O3=0.1/HAsO2=0.4/
  HPO4=0.1(1939㎎/㎏)
  H2Si03=205.6/HBO2=50.1(255.7㎎/㎏)
  C02=279.2/H2S=<0.1(279.2㎎/㎏)
    
〔2015.06.30〕
 入浴履歴   初訪08.05.04
 評 価   ★★★★★★
 中宮温泉
にしやま旅館
                       ちゅうぐうおんせん にしやまりょかん
各湯船に掛け流された緑灰色の濁り湯からは、いろいろな成分が含有さ
れているためか何とも形容しがたい匂いが香り、露天風呂の樽の内側に
は濃緑色のクロレラがびっしりと付着していました。
また、昔より胃腸に効き目があるとされてきた湯を飲んでみると、意外
にも薄塩味で飲みやすい味でした。

湯温が高いことから浸かりっ放しというわけにはいきませんが、休憩を
挟みながらでもずっとその場に身を置いて湯浴みを楽しんでいたい、そ
んな気持ちにさせてくれる情緒豊かな浴場でした。
                  〔10.09.03,13.08.15 画像追加〕
左右の壁に設けられた流木を利用
した湯口からは、泉温60℃を超す
高温泉が左はドボドボ、右はチョ
ロチョロと注がれ、湯船の大きさ
との関係から左側の湯船は熱め、
右側はやや熱めに湯温調整が行わ
れていました。
通りに面した
ガラス窓の下
に左右配され
た長方形の2
槽の湯船を始
めとして総檜
で造られた浴
室は、窓から
挿し込む光が
効果的に働い
て、何とも落
ち着いた良い
風情でした。
浴場は男女とも内湯と露天があり、男性内湯“御前の湯”は1階、女性
内湯“大汝の湯”は2階、男性露天の“ぼーの湯”と女性露天“めいろ
の湯”は4階にそれぞれ設置されています。

新鮮な山の空気を吸い、浴場名のようにぼ~っと新緑を眺めながら浸か
る露天の樽風呂も決して悪くはありませんが、この旅館で秀逸なのはや
はり内湯です。
『にしやま旅館』は、山田旅館の奥に建つ1869(明治2)年8月創業の日本秘湯を守る会会員の老舗旅館です。
中宮温泉は、717(養老元)年に白山を開山した泰澄禅師が、傷ついた白鳩が谷川で休む姿を見て川底から温泉
が湧き出しているのを発見したとされる、尾添川上流の湯谷の渓谷沿いにある小さな温泉地で、標高700mの
白山国立公園山麓に立地しています。

開湯に因んで“鳩の湯”“鳩谷の湯”と呼ばれ、その後、里人や武士の間では、“胃腸の霊泉”としてよく
知られるようになりました。

トップページへ



石川県の温泉へ



11月末から4月下旬まで閉鎖を余
儀なくされる厳しい冬を耐え忍ぶ
ためか、1976年に建てられたとい
う鉄筋5階建ての建物外観はいさ
さか趣に欠けますが、1階ロビー
には囲炉裏が設けられ、横に置か
れた椅子にはさり気なく動物の毛
皮が掛けられているなど、いかに
も山峡のいで湯といった雰囲気が
漂っています。
湯谷川を臨んで建つ4軒の宿のうち、最奥の宮村旅館は2008年、一
番手前の山田旅館は2010年に閉館となり、現在では、残る2館と手
前側に所在するくろゆり荘という中宮温泉旅館協同組合が管理運営
している公共の宿の3軒のみが営業を続けています。
なお、1961年4月には、白山温泉郷の一部として国民保養温泉地に
指定されています。

国道8号金沢バイパスの乾東交差点から国道157・360号経由で白山
スーパー林道の入口まで約38.7㎞、そこから一部林道を利用してさ
らに4.8kmほど遡上すると、この温泉地の無料駐車場に到着します。
車を停めて歩を進めると、残雪を頂く新緑の山々をバックに雪解け
水が湯谷川を勢いよく流下し、その傍らに温泉宿が軒を連ねて建ち
並ぶ、まるで映画のワンシーンか絵画を見るような幻想的で美しい
光景が眼前に現われ、思わず息を呑んでしまうほどでした。