住 所   岡山県真庭市本庄712
  電 話   0867-62-2261
 営業時間   立寄り 10:00~16:00 (30分貸切)
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   郷緑温泉 №1
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量   305 ℓ/min
 泉 温   34.2 ℃
 pH   9.1
 成分総計   0.13 g/㎏
    Na=31.3/K=0.8/Ca=0.5/Mg=0.2(32.8㎎/㎏)
  F=0.8/Cl=8.9/SO4=29.3/HCO3=6.1/CO3=12.0
  (57.1㎎/㎏)
  H2Si03=35.1/HBO2=5.7(40.8㎎/㎏)
  〔1989.02.20〕
 入浴履歴   初訪06.04.08,最終16.05.01(3回目)
 評 価   ★★★★★★★
 郷緑温泉
郷 緑 館
                      ごうろくおんせん ごうろくかん
そのため、立寄りの場合は1組30
分という制限時間が設定されてお
り、宿泊客の有無によっては立寄
り入浴に応じていただけない場合
もあることから、事前に確認した
方が無難かもしれません。

縦長の暖簾を潜って右へ歩を進め
ると脱衣所があり、右壁には18庫
の脱衣箱が設えられていました。
驚かされたのは、源泉浴槽の底。
青色の岩盤が剥き出しの状態となっており、岩盤に刻まれた
V字状の亀裂からは、源泉が時折プクプクと気泡を上げなが
ら静かに湧出し、浴槽の縁から絶えず溢れ出していました。

透明度が非常に高い清澄な湯からは、石鹸の香りのような仄
かな成分臭と甘苦味が感じられ、真賀温泉館の幕湯には及び
ませんが、微細な泡付きによって肌がつるぬるします。
何よりも気に入ったのが、泉温34.2℃という体温よりも低い
ぬる湯。
あまりの心地良さに、時間制限がなければいつまでも浸かり
続けていたい気分にさせられます。
なお、循環方式が採られている加温浴槽の方でも、オゾン殺
菌が行われているおかげか、快適な温冷交互入浴を楽しむこ
とができました。
浴室は脱衣所から4.5段分高い位置にあり、館内の鄙びた佇
まいから一転して、湯船や床全体には落ち着きのある御影石
が用いられ、その瀟洒な造りにいささか戸惑いました。
暖簾掛けの玄関を入ると、すぐ正面
がソファの置かれたロビーとなって
おり、ご主人が射止めたのでしょう
か、ソファの傍らや壁には猪・鹿・
熊などの剥製が飾られ、山の宿のよ
うな雰囲気が感じられます。

浴場はロビーの手前から左手へ進ん
だ先。実はこの湯宿では浴室が一つ
しかないため、立寄り入浴・宿泊の
いずれとも交替で貸切利用すること
になっています。
『郷緑館』は、米子自動車道の湯原
I.Cから国道313号と県道湯原美甘線
(55号)を経由して北西へ約2.8㎞、
のどかな田園風景が広がる鉄山川右
岸の丘の中腹にひっそりと所在する
郷緑温泉の一軒宿です。

湯原・下湯原・足・真賀の各温泉と
ともに湯原温泉郷を構成する温泉の
一つで、1625(寛永25)年に備後国の
住金十郎という人が掘削し、入浴に
供したのを嚆矢とします。
こちらの宿のもう一つの名物は、温泉を利用して養殖しているというスッポン料理。
ぜひ一度宿泊して、極上のぬる湯とともにじっくり堪能してみたい、そんな気持ちを抱かされた山間の一湯
でした。                        〔09.09.13,16.05.08 画像差替え・記事補訂〕

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湯船は大小2槽に分かれ、
2.4m強×1.7m強の奥の
浴槽は源泉浴槽、1.5m
×1.7m強の手前側の小
さな浴槽は上がり湯とし
て利用するための加温浴
槽となっています。
1884(明治17)年に温泉利用の
許可を取得し、当初の屋号は
“郷六”と称していたそうで
す。
1912(明治45)年に建てられた
という風情のある木造2階建
ての建物は、まるで城郭の天
守を想わせるような石垣の上
に築かれており、駐車場から
は横に設けられている45段の
石段を登っていかなければな
りません。