住 所   長野県木曾郡上松町小川5560
  電 話   0264-52-3287
 営業時間   立寄り 10:00~15:00 (要確認)
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加温あり・塩素系薬剤 使用)
   
 源 泉 名   灰沢鉱泉
  泉 質   含二酸化炭素・鉄(Ⅱ)-カルシウム・マグネシウ
  ム・ナトリウム-炭酸水素塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   6.3   ℃
 pH   6.2
 成分総計   5.263 g/㎏
    Li=0.3/Sr=0.7/Na=182.0/K=7.7/Ca=346.0/Mg=109.8/
  Al=0.1/Fe2=30.6/Ba=痕跡/Mn=1.1(678.3㎎/㎏)
  F=1.2/Cl=14.5/HCO3=2063/NO3=0.09/H2PO4=痕跡
  (2079㎎/㎏)
  H2Si03=85.6/HBO2=1.0(86.6㎎/㎏)
  CO2=2419(2419㎎/㎏)          〔2009.03.10〕
 入浴履歴   初訪09.10.25
 評 価   ★★★★
 灰沢鉱泉
灰 沢 鉱 泉
                                 はいざわこうせん
浴場は総檜造りの内湯のほか、奥の
扉の先には、小振りながら混浴の露
天風呂が設けられています。

情報誌などで決まって画像入りで紹
介されているのは、混浴露天の方。
屋根付きのウッドデッキの真ん中に
は、館主の手作りというサワラ製の
大きな樽風呂が置かれ、清水を沸か
した白湯がたっぷりと注がれていま
す。
温泉利用でないのがいささか残念で
すが、湯船の真上を傘屋根が覆い、
前面には小さな水車も置かれた箱庭
が設えられており、静かでしっとり
した落ち着きのある雰囲気にはとて
も好感しました。
浴場は正面にある帳場の右横を奥に
進み、囲炉裏が置かれた休憩所を左
へ折れた先に設けられています。

臙脂色の大きな暖簾が掛かった浴場
は、手前が女湯で、奥が男湯。
幅一間半ほどの浴場は奥行きが長く、
手前にある脱衣所には、右手に木造
りの洗面台、左手前には3段の棚に6
個の籠が備えられていました。

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湯に浸かっていると、底板下に設置された温度制御装置で加温された
鉱泉がプクプクと立ち上り、まるで足元湧出泉のようです。
残念ながら塩素系薬剤が使用されているとのことでしたが、塩素臭は
ほとんど気にならず、金気臭がしっかり香り、わずかながら炭酸味も
感じられるなど、存在感のある良泉でした。

なお、立寄り入浴については、湧出量の関係もあって利用できない日
もあるため、訪れる際には事前に連絡を入れた方が無難です。
                          〔11.06.18〕
内湯は、手前が右手に2基、左に1
基のシャワーカランを配した洗い
場となっており、その奥の左寄り
に1.7×1.4mほどの高野槙製の湯
船が置かれています。

湯温低下を防ぐためスチロールの
簀子で蓋をした湯船の縁には、黄
橙色の析出物がびっしり。
蓋を外した時の湯色は深い緑褐色
を呈していたものの、底に赤褐色
の泥が沈殿しているため、湯に浸
かると同時にそれが巻き上がり、
透明度のほとんどない茶褐色の濁
り湯と化してしまいました。
旅館の創業は、1914(大正3)年。
現館主の祖母がリンパ癌を患い、
愛知県から湯治に来たところ快方
に向かったことから移住。鉱泉の
権利を譲り受けて開業したそうで
す。
木造3階建ての建物は1943年築と
のことですが、館主によって浴場
も含めて随所に手が加えられてお
り、館内は半世紀以上の歴史を感
じさせないほど小綺麗な造りとな
っています。
『灰沢鉱泉』は、国道19号の上松第二トンネルと第三トンネルの途中か
ら県道上松御岳線(473号)で3.9㎞ほど西進し、案内にしたがって左へ折
れ、山間の道を1.5㎞ほど上がっていくと、灰沢渓谷の中にひっそりと
所在する隠れ宿のような一軒宿です。

通ってきた道路は、木曾西古道と呼ばれる約1300年前に整備されたとい
う旧街道。
鹿を追って山へ入ってきた狩人が、川辺の水に浸かって傷を癒していた
1匹の山犬を目撃したことから発見されたという別名“山犬の湯”と呼
ばれる冷鉱泉も、そのころから湧出していたと伝えられています。