住 所   大分県別府市浜脇2-1-13
  電 話   0977-22-8166
 営業時間   立寄り 要予約
 入浴料   1000円 (2名まで,1時間貸切)
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   別府温泉 新玉旅館
  泉 質   ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
 湧出量        ℓ/min
 泉 温   45.5  ℃
 pH   8.1
 成分総計   1.995  g/㎏
    Li=0.5/Sr=0.7/Na=427.0/K=38.9/Ca=76.0/Mg=59.5/
  NH4=1.6/Fe2=0.8/Ba=0.3/Mn=0.5(605.8mg/kg)
  F=0.3/Br=2.2/Cl=633.0/SO4=71.0/HCO3=504.0/
  NO3=1.8/PO4=0.6/HPO4=0.6(1213.5mg/kg)
  H2SiO3=172.0/HBO2=4.5(176.5mg/kg)
                          
〔2012.03.13〕
 入浴履歴   初訪13.10.13
 評 価   ★★★★
 浜脇温泉
新 玉 旅 館
                         はまわきおんせん あらたまりょかん
浜の至る所で温泉が湧き出ることから“浜湧き”と呼ばれ、鎌倉時代
中期には、文永の役に備えて下向した御家人の大友頼康が温泉奉行を
設置し、朝見川や永石川・流川沿いに湧出する温泉の整備を行いまし
た。
江戸時代には、1196(建久7)年に大友氏初代当主能直によって創建さ
れた八幡朝見神社門前の温泉町として発展し、1817(文化14)年に書か
れた温泉番付『諸国温泉効能鑑』では、別府温泉より上位の西の前頭
三枚目に位置付けられています。

近代以降も、1871(明治4)年の旧別府港の開港、1911年の豊州線浜脇
駅(現 JR日豊本線東別府駅)の開設を機に一大歓楽街として栄えま
したが、1920年ごろから湧出量が減少し、さらに1958年の売春防止法
の施行も加わって、急速に衰退しました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
手前には手狭感のある板壁板張り
の脱衣所があり、左奥には簡素な
棚が設えられています。
浴室は小ぢんまりした造
りで、壁面の下方を天草
陶石の石板、床を檜板の
タイルで仕上げ、ガラス
窓が嵌められた奥に寄せ
て1.35m強×0.95m弱の
小さな檜風呂が配されて
いました。

右奥で槽内に挿入されて
いる塩ビパイプから掛け
流されているのは、地下
150mから動力揚湯され
ている自家源泉の含重曹
-食塩泉。
浴舎内には、石
風呂の“恵の湯”、
岩風呂の“玉の
湯”、檜風呂の
“歩の湯”とい
う3室の貸切内
湯が設けられて
おり、今回は歩
の湯を利用させ
ていただきまし
た。
『新玉旅館』は、国道10号から朝
見川の右岸に沿って上流側へ向か
うこと約280m、別府温泉の発祥
の地とされながらも源泉の大半が
枯渇し、現在ではほとんどの浴場
が雲泉寺貯湯タンクからの引湯で
賄われている浜脇温泉エリアにあ
って数少ない独自源泉を所有して
いる1917(大正6)年創業の老舗旅
館です。

トップページへ



大分県の温泉へ



浜脇温泉は、別府温泉の南に位置する「別府温泉発祥の地」とされる温泉地で、朝見川の河口付近を中心
に、おおよそ永石通りから南側の一帯をその範囲としています。
適温の褐色掛かった透明湯からは、甘い匂いが香り立って清涼感があり、ごくわずかながら肌がつるきしし
ました。

往時を偲ぶことができる正真正銘の浜脇の湯にようやく入湯することができ、とても満足しました。
                                           〔14.11.09〕
恵の湯
玉の湯
前日に電話で立寄り入浴の可否をお伺いした上で、指定された翌朝9
時に訪問しました。
川の畔に建つ2001年8月にリニューアルされた建物は、外壁を淡黄色
に仕上げた2階建てで、客室は和3・洋1・和洋2の全6室を数えます。

大きな扁額が掲げられた玄関を入って声をお掛けすると、女将さんが
出てこられ、左手の河畔に建つ別棟の木造浴舎まで案内して下さいま
した。