住 所   大分県別府市朝見3-9-5
  電 話   
 営業時間   6:00~11:00 / 13:00~22:30
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   別府市有雲泉寺泉源 外
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   64.1  ℃
 pH   7.4
 成分総計   0.765 g/㎏
    Li=1.3/Sr=0.2/Na=173.0/K=17.5/Ca=16.2/Mg=4.6
  (212.8㎎/㎏)
  F=0.6/Br=0.5/Cl=168.0/SO4=71.2/HCO3=142.0/
  NO2=0.1/NO3=1.4/HPO4=0.2(384.0㎎/㎏)
  HAs02=0.2/H2Si03=159.0/HBO2=8.8(168.0㎎/㎏)
  CO2=0.9(0.9mg/kg)
            〔2016.03.17〕
 入浴履歴   初訪10.02.12,最終11.12.23(2回目)
 評 価   ★★★★
 浜脇温泉
祇 園 温 泉
                        はまわきおんせん ぎおんおんせん
湯船のリニューアル情報を目にして
再訪を期していた祇園温泉を、初訪
以来1年10か月ぶりに訪れました。

前回はお昼の清掃直前の時間帯で大
賑わいでしたが、この日は貸切状態
で、管理人さんのお姿も見られなか
ったため、番台の両側に設えられた
投入口に入浴料を納めました。
脱衣所に入るとすぐ左手には、昔、
学校の身体検査でよく目にした台秤
型針式の体重計が鎮座しています。
浴場は脱衣所から3段下がった奥に浴室が続く一体型半地下
式の造りで、板張りの脱衣所には、左側に18庫の脱衣箱が設
えられています。
床全体に天草陶石が張られた浴室の真ん中には、4名も入れ
ば一杯となる可愛らしいオーバル形を呈した水色タイル張り
の湯船が配され、右縁には適宜加水できるよう水カランが付
設されていました。

右奥隅の源泉枡から浴槽内で注入されているのは、浜脇温泉
の各共同浴場で利用されている雲泉寺貯湯タンクから引湯さ
れた共同源泉。
最初浸かった時はややぬるめでしたが、同浴の常連客が源泉
枡で注入量を増やすとたちまち熱くなりました。
1965年頃に現在地に移され、1976
年に朝見3丁目公民館を併設した
現在の2階建て建物に建て替えら
れました。
左右に分かれたアルミ戸の入口を
入ると真ん中に番台があり、管理
人さんに入浴料を直接支払い、左
手の曇りガラス戸の先にある浴場
へ向かいます。
なお、訪問した時は浴場に洗面器
が常備されておらず、番台で貸し
ていただきました。
『祇園温泉』は、秋葉通りの西端か
ら祇園橋で朝見川を渡り、右岸沿い
に100mほど下ると左手に所在する
区有区営の共同浴場です。

717(養老元)年に乙原の山上に勧請
され、1192(建長3)年に祇園橋から
南西約80mの朝見川畔に遷座された、
“祇園宮”や“祇園さん”とも呼ば
れる八坂神社に因んで名付けられた
浴場で、かつては道路向かいの上手
に位置していたそうです。
浜の至る所で温泉が湧き出ることから“浜湧き”と呼ばれ、鎌倉時代
中期には、文永の役に備えて下向した御家人の大友頼康が温泉奉行を
設置し、朝見川や永石川・流川沿いに湧出する温泉の整備を行いまし
た。
江戸時代には、1196(建久7)年に大友氏初代当主能直によって創建さ
れた八幡朝見神社門前の温泉町として発展し、1817(文化14)年に書か
れた温泉番付『諸国温泉効能鑑』では、別府温泉より上位の西の前頭
三枚目に位置付けられています。

近代以降も、1871(明治4)年の旧別府港の開港、1911年の豊州線浜脇
駅(現 JR日豊本線東別府駅)の開設を機に一大歓楽街として栄えま
したが、1920年ごろから湧出量が減少し、さらに1958年の売春防止法
の施行も加わって、急速に衰退しました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
源泉枡に備えられた青・黄・赤の3本の木栓は、先端の溝状刳り込みの
有無とその大きさが異なっており、適宜それを挿し替えることで湯量調
整が行えるようになっています。
初訪時とは打って変わって清澄な透明湯からは、微弱ながら焦げ臭が香
り、口に含むとわずかながら芒硝っぽい湯の香が感じられました。

もともと小振りで可愛らしかった湯船は、今回の改修でよりキュートさ
を増し、浴室内が明るくなった感じさえします。
浜脇温泉の中でも最も山手に位置していながらも、朝見川に面した立地
環境のおかげか、開放的な雰囲気にとても好感が持てる、住宅街に溶け
込んだ生活温泉です。                 〔12.03.04〕
以前と変わらな
い天草陶石張り
の浴室の中央に
は、淡い水色タ
イルで仕上げた
1.95×1.4m強
ほどのオーバル
形の湯船が配さ
れ、源泉枡から
水カラン奥の側
面に埋め込まれ
た塩ビ管を介し
て源泉が掛け流
されています。
仄かに成分臭が香る湯は、前日の大雨の影響で少し濁り気味とのこと。それでも憧れの湯船を目にし、実際
にそこに浸かることができ、大満足の湯浴みとなりました。

なお、入湯時にはタイルの剥落が目立っていたこの湯船も、2011年5月にリニューアルされ、水カランの手
前にステップが付設された総水色タイル張りの浴槽に生まれ変わりました。再訪必至の浴場です。
                            〔11.09.13,11.12.25 画像追加・一部差替え〕
浜脇温泉は、別府温泉の南に位置する「別府温泉発祥の地」とされる温泉地で、朝見川の河口付近を中心
に、おおよそ永石通りから南側の一帯をその範囲としています。

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