住 所   大分県別府市浜脇1-16-1
  電 話   0977-22-1288
 営業時間   6:00~22:30
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   別府市有雲泉寺泉源 外
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   64.1  ℃
 pH   7.4
 成分総計   0.765 g/㎏
    Li=1.3/Sr=0.2/Na=173.0/K=17.5/Ca=16.2/Mg=4.6
  (212.8㎎/㎏)
  F=0.6/Br=0.5/Cl=168.0/SO4=71.2/HCO3=142.0/
  NO2=0.1/NO3=1.4/HPO4=0.2(384.0㎎/㎏)
  HAs02=0.2/H2Si03=159.0/HBO2=8.8(168.0㎎/㎏)
  CO2=0.9(0.9mg/kg)
            〔2016.03.17〕
 入浴履歴   初訪10.02.12
 評 価   ★★★★★★
 浜脇温泉
東 町 温 泉
                    はまわきおんせん ひがしまちおんせん
一見アンバランスに見える空間から醸し出される不思議な雰囲気には神
々しさすら感じられて、一瞬ぼ~っと立ちすくんでしまうほど魅了され
てしまいました。
浴場は別府の共同湯では典型的な
一体型半地下式の造りで、番台か
ら右手の階段を9段下りると、右
壁の前には18庫の脱衣箱が真ん中
に置かれた簀子敷きの脱衣所があ
り、小2段下りた左側が浴室とな
っています。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
『東町温泉』は、東別府駅から駅前の通りを左へ30mほど進むと右手に
所在する市有区営の共同浴場で、一般でも入浴することができる別府八
湯の共同湯の中では、最も南に位置しています。

創設は1953年4月。
交通量が多いためか排気ガスで薄汚れ、雨垂れのシミも目立つ淡いサー
モンピンク色の建物は、鉄筋コンクリート造り2階建ての立派な造りで、
2階は浜脇1丁目2区公民館として利用されています。
正面左右に分かれたアルミ扉から中へ入っていくと、真ん中には無人な
がら趣のある木造の番台があり、ガラス小窓の前に備えられた小さな料
金箱に入浴料を納めるようになっています。

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階段の下り口に、経営難であることから無銭入浴を禁止する旨の張り紙が掲示されていましたが、別府でも
次第に数を減じてきた風情たっぷりのこの半地下式浴場をぜひとも末永く守っていただきたい、そのような
想いに駆られつつ浴場を後にしました。                         〔11.10.01〕
右奥には蓋掛けされたま
るで浴槽のような源泉槽
があり、後で判ったこと
ですが、湯船右上の側面
上部にある木栓を調節す
ることで、高温の源泉が
注入できるようになって
います。

雲泉寺貯湯タンクから引
湯されたわずかに濁りの
ある透明湯は、利用時に
は溜め湯状態となってい
て鮮度的には今一歩でし
たが、微弱ながら成分臭
が感じられました。
半地下というよりほとんど地下に
近い浴場は、天井が高く、タイル
張りの浴室も、中央に配された陸
上トラックの形をしたタイル張り
湯船が長径2.0m、短径1.25mほ
どと可愛らしいこともあって、と
ても広く感じられます。
浜の至る所で温泉が湧き出ることから“浜湧き”と呼ばれ、鎌倉時代
中期には、文永の役に備えて下向した御家人の大友頼康が温泉奉行を
設置し、朝見川や永石川・流川沿いに湧出する温泉の整備を行いまし
た。
江戸時代には、1196(建久7)年に大友氏初代当主能直によって創建さ
れた八幡朝見神社門前の温泉町として発展し、1817(文化14)年に書か
れた温泉番付『諸国温泉効能鑑』では、別府温泉より上位の西の前頭
三枚目に位置付けられています。

近代以降も、1871(明治4)年の旧別府港の開港、1911年の豊州線浜脇
駅(現 JR日豊本線東別府駅)の開設を機に一大歓楽街として栄えま
したが、1920年ごろから湧出量が減少し、さらに1958年の売春防止法
の施行も加わって、急速に衰退しました。
浜脇温泉は、別府温泉の南に位置する「別府温泉発祥の地」とされる温泉地で、朝見川の河口付近を中心
に、おおよそ永石通りから南側の一帯をその範囲としています。