住 所   大分県別府市朝見1-2-11
  電 話   0977-23-0592
 営業時間   10:00~17:00
 入浴料   喫茶利用
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   別府市有雲泉寺泉源 外
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   64.1  ℃
 pH   7.4
 成分総計   0.765 g/㎏
    Li=1.3/Sr=0.2/Na=173.0/K=17.5/Ca=16.2/Mg=4.6
  (212.8㎎/㎏)
  F=0.6/Br=0.5/Cl=168.0/SO4=71.2/HCO3=142.0/
  NO2=0.1/NO3=1.4/HPO4=0.2(384.0㎎/㎏)
  HAs02=0.2/H2Si03=159.0/HBO2=8.8(168.0㎎/㎏)
  CO2=0.9(0.9mg/kg)
            〔2016.03.17〕
 入浴履歴   初訪10.02.12,最終12.10.07(3回目)
 評 価   ★★★★
 浜脇温泉
茶房たかさきの湯
                     はまわきおんせん さぼうたかさきのゆ
浜の至る所で温泉が湧き出ることから“浜湧き”と呼ばれ、鎌倉時代
中期には、文永の役に備えて下向した御家人の大友頼康が温泉奉行を
設置し、朝見川や永石川・流川沿いに湧出する温泉の整備を行いまし
た。
江戸時代には、1196(建久7)年に大友氏初代当主能直によって創建さ
れた八幡朝見神社門前の温泉町として発展し、1817(文化14)年に書か
れた温泉番付『諸国温泉効能鑑』では、別府温泉より上位の西の前頭
三枚目に位置付けられています。

近代以降も、1871(明治4)年の旧別府港の開港、1911年の豊州線浜脇
駅(現 JR日豊本線東別府駅)の開設を機に一大歓楽街として栄えま
したが、1920年ごろから湧出量が減少し、さらに1958年の売春防止法
の施行も加わって、急速に衰退しました。
高崎さんご自身が別府八湯の温泉に詳しく、2008年に開始された朝見
郷ロマン散策“朝見ウォーク”の立ち上げに関わり、ガイドも務めて
おられることもあって、別府を訪れた温泉好きが立ち寄る憩いの場と
してもよく知られています。

敷地の正面奥に建つ2階建て建物の1階部分がお店。ナル子さんがお世
話をしているのでしょうか、入口前のウッドデッキにはバラなどの鉢
植えがズラッと並んでいます。
香り豊かなコーヒーはもちろんのこと、ビーフカレーもとても美味し
くてお勧めですが、何より堪えられないのが「温泉を巡っていると喉
が渇くでしょう」と仰ってグラスに注いでいただいた自家製のハーブ
水。まさに、砂漠の中でオアシスを見つけたような心境になります。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2292孔、湧出量は毎分87636ℓ(『平成29年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
すぐ手前に設けられた小さな源泉枡から主浴槽にたっぷりと注がれてい
るのは、浜脇温泉の各共同浴場と同様に雲泉寺貯湯タンクから引湯され
ている共同源泉。
このお店を訪れるもう一つの楽しみが、2005年4月から一般に開放され、喫茶
店の利用者は無料で入浴させていただくことができる、花工房の裏手に付設さ
れたご主人手造りのお風呂です。
前後2室に分かれた小さな浴場には、手前
の脱衣所に洗濯機が置かれており、家庭用
の浴室であることを改めて感じさせてくれ
ます。

扉の向こうの平石張りの浴室には、右壁に
寄せて奥行き1.65m、幅1.0mほどの石造
りの主浴槽とその奥に小浴槽が配され、白
く塗られた左壁には、鮮やかなブルーの塗
料で山の絵が描かれています。
『茶房たかさきの湯』は、朝見川の右岸沿いに日豊本線のガードを潜っ
て西へ向かい、最初のT字路を左折し、次の四つ角を再び左に折れ、閑
静な住宅街を歩いて行くと程なくして左手に現われる、喫茶店「茶房た
かさき」の敷地内の一角にある自家用の浴場です。

この喫茶店は、2004年、マスターである高崎富士夫さんが定年を機に始
められたもので、左手前には奥様のナル子さんが一足早く50歳の時に開
業した花と小物のギャラリー「花工房たかさき」も併設されています。
第二の人生を謳歌しておられるお二人の生活ぶりは、2009年12月26日、
tv asahi系の人気番組『人生の楽園』でも紹介されました。
浜脇温泉は、別府温泉の南に位置する「別府温泉発祥の地」とされる温泉地で、朝見川の河口付近を中心
に、おおよそ永石通りから南側の一帯をその範囲としています。

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それでも、やはり温泉以上に強く印象に残ったのは、マスターご夫妻の気さくで温かいお人柄。
湯めぐりの合間に寄られるリピーターが多いという話にも十分納得できる、楽しい語らいとハーブ水の美味
しさでした。                                     〔11.10.12〕
主浴槽から溢れ出した湯
は奥の小浴槽へ注がれる
ようになっており、やや
熱めとなった主浴槽に小
浴槽のぬるめの湯を加え
て、湯温調整させていた
だきました。

鮮度良好な透明湯は、成
分臭が仄かに香ってつる
り感があり、心地良い湯
浴みを楽しむことができ
ました。