住 所   大分県別府市朝見1-12-9
  電 話   
 営業時間   6:00~9:00 / 11:00~23:00
 入浴料   100円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   別府市有雲泉寺泉源 外
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   64.1  ℃
 pH   7.4
 成分総計   0.765 g/㎏
    Li=1.3/Sr=0.2/Na=173.0/K=17.5/Ca=16.2/Mg=4.6
  (212.8㎎/㎏)
  F=0.6/Br=0.5/Cl=168.0/SO4=71.2/HCO3=142.0/
  NO2=0.1/NO3=1.4/HPO4=0.2(384.0㎎/㎏)
  HAs02=0.2/H2Si03=159.0/HBO2=8.8(168.0㎎/㎏)
  CO2=0.9(0.9mg/kg)
            〔2016.03.17〕
 入浴履歴   初訪10.02.12,最終10.12.18(2回目)
 評 価   ★★★★
 浜脇温泉
山 田 温 泉
                       はまわきおんせん やまだおんせん
上に浴場名が朱書きされたガラス
戸を入ると、正面に無人の番台が
あり、小窓の手前にある投入口に
入浴料を納めて、バネ式扉が付さ
れた浴場へ向かいます。

男湯は左側。
浴場は五角形を呈した脱衣所の奥
に浴室が続く開放的な一体型の造
りで、脱衣所には左寄りに簀子が
2枚敷かれ、その横には18庫の脱
衣箱が設置されています。
浜の至る所で温泉が湧き出ることから“浜湧き”と呼ばれ、鎌倉時代
中期には、文永の役に備えて下向した御家人の大友頼康が温泉奉行を
設置し、朝見川や永石川・流川沿いに湧出する温泉の整備を行いまし
た。
江戸時代には、1196(建久7)年に大友氏初代当主能直によって創建さ
れた八幡朝見神社門前の温泉町として発展し、1817(文化14)年に書か
れた温泉番付『諸国温泉効能鑑』では、別府温泉より上位の西の前頭
三枚目に位置付けられています。

近代以降も、1871(明治4)年の旧別府港の開港、1911年の豊州線浜脇
駅(現 JR日豊本線東別府駅)の開設を機に一大歓楽街として栄えま
したが、1920年ごろから湧出量が減少し、さらに1958年の売春防止法
の施行も加わって、急速に衰退しました。
別府温泉郷は、伽藍岳(硫黄山・1045.3m)と鶴見岳(1374.5m)という2つの活火山の東麓に湧く、わが国を
代表する温泉地です。

温泉郷内には、“別府八湯”と総称される別府・亀川・柴石・鉄輪・明礬・堀田・観海寺・浜脇という個性
豊かな8か所の温泉地が点在し、掲示用新泉質名として大別される10の泉質のうち、7種類の湯を楽しむこと
ができます。
泉源の数は別府市内で2288孔、湧出量は毎分87550ℓ(『平成30年度 東部保健所報』より)を数え、“泉都”
の名に相応しい日本一の豊富な湯量を誇っています。
小一段低くなったタイル張りの浴室は、縦長の長方形で決して広くはあ
りませんが、高い天井のおかげでそれほど圧迫感は感じません。
中央やや奥寄りには、天草陶石で四周を縁取りした1.95×1.2mほどの
美しい水色タイル張り湯船が配されています。
右手前の源泉枡から浴槽
内手前右下の湯口を通じ
て掛け流されているのは、
雲泉寺貯湯タンクから引
湯されている共同源泉。

単純温泉という泉質故、
少し熱めの無色透明の湯
からはわずかに成分臭が
香る程度ですが、浴感は
柔らかくさっぱりしてお
り、毎日利用する生活温
泉としては理想的と言え
るでしょう。
『山田温泉』は、朝見川の右岸沿いに日豊本線のガードを潜って西進
し、最初のT字路で南に向かい、150mほど先の四つ角を右へ折れた
すぐ右手、八幡温泉と同じ朝見1丁目の住宅地の中にひっそりと所在
する、朝見1丁目2区自治会が管理運営している市有区営の共同浴場で
す。

浴場の創設は1958年7月。
地区の公民館が併設、あるいは隣接していることが多い別府の区営浴
場には珍しく単独に設けられている浴舎は、白壁の鉄筋コンクリート
造り平屋建て。
創設当初は木造の瓦葺きでしたが、温泉による傷みが著しくなって昭
和50年代に建て替えられ、2007年にも手が加えられたとのことです。

浜脇温泉は、別府温泉の南に位置する「別府温泉発祥の地」とされる温泉地で、朝見川の河口付近を中心
に、おおよそ永石通りから南側の一帯をその範囲としています。

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西部劇の映画に登場するようなバネ式扉といい、湯船の縁の造作といい、浴場ごとに個性が溢れる別府八湯
の共同湯の典型のような好感の持てる一湯でした。                    〔11.09.19〕