住 所   群馬県吾妻郡東吾妻町本宿3314
  電 話   0279-69-2421
 営業時間   立寄り 11:00~15:00
 入浴料   800円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   鳩ノ湯
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-塩化物・硫酸塩泉
 湧出量   21   ℓ/min
 泉 温   44.4  ℃
 pH   6.8
 成分総計   2.99  g/㎏
    Na=581/K=19.2/Ca=333/Mg=10.5/Al=<0.05/Fe2=1.51/
  Mn=0.73(946㎎/㎏)
  F=0.7/Cl=930/SO4=631/HCO3=245(1807㎎/㎏)
  H2SiO3=107/HBO2=72.8(180㎎/㎏)
  CO2=58.3(58.3㎎/㎏)
            
〔2012.08.13〕
 入浴履歴   初訪14.03.22
 評 価   ★★★★
 鳩ノ湯温泉
旅 館 三 鳩 楼
                     はとのゆおんせん りょかん さんきゅうろう
利用されている
のは、女性内湯
の3m下に泉源
があるという含
石膏-食塩泉。
細粒の褐色の湯
の華が多量に舞
う透明度50㎝ほ
どの暗緑色の濁
り湯は少しぬる
めで、仄かな薬
臭と極薄の塩味
が感じられ、肌
がきしきししま
した。
浴室は御影石の石板張りで、左壁には奥から水カラン1基とシャワー
付き温冷カラン1・温冷カラン2基が並び、ガラス張りとなった右側に
は2.8×1.65m弱の御影石造りの湯船が配され、その上は18枚の檜板
で蓋がされていました。

湯船へは洗い場から見て左奥に設えられた御影石造りの湯口から間欠
的に自家源泉が加えられ、右奥横の孔から排湯されています。
暖簾掛けの格子戸を入ると、籐タイ
ルを張った床を除けば総木造りの脱
衣所には、ガラス窓のある正面に10
個のプラスチック籠を納めた棚が設
えられ、右奥にボウル2基の洗面台、
左側手前に丸太を脚に利用した腰掛
けが備えられています。
帳場のあるこのフロアは実は2階。

浴場は右手の格子戸を出ると左へ
延びる板張りの廊下をくねくねと
奥へ向かい、突き当たり右手の14
段の階段で1階に下りて左へ折れ、
4段の階段とスロープを経て休憩
処を抜けた奥にあり、最近手が加
えられたような綺麗な廊下の右側
に手前から家族風呂と男性内湯が
並び、突き当たりが女性内湯とな
っていました。
白壁が美しいいかにも和風旅館と
いった佇まいの建物は、明治時代
中期に建てられ、以後、増改築が
重ねられてきた木造入母屋造りの
2階建てで、客室は全11室を数え
ます。
鳩ノ湯温泉は、国道145号の郷原交差点から県道郷原停車場線(237号)・中之条東吾妻線(58号)と国道406号
を経由して南西方向へ約14.3㎞、1羽の鳩が岩間から湧き出た湯に身を浸して傷を癒しているのを見た村人
が発見し、「鳩ノ湯」と命名したと伝えられる温泉です。

浅間隠山(1756.8m)の北東麓に位置し、北側を東流する吾妻川の支流 温川に沿って所在する約260m上流の
薬師温泉、対岸の温川温泉とともに“浅間隠温泉郷”と総称されており、その中では最も長い歴史を有して
います。

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なお、訪問時に入湯できたかどうかはわかりませんが、休憩処の手前には屋根付きで周りがガラス張りとな
った男女別の露天風呂(?)も設置されています。                     〔15.01.25〕
温泉効果、檜の効果を大切にする
ため、寛保年間(1741~1743)から
行われているという檜板の蓋はか
なり重く、これを外したり、入浴
後に元に戻したりするのはとても
重労働ですが、季節や天候によっ
て様々な湯色に変化するという濁
り湯は、注入量の関係から鮮度と
しては今一歩の感はあるものの、
肌当たりが柔らかくて浸かり心地
は良く、とても癒されました。
6段の石段を上がり、入母屋屋根
の庇の下に中曽根康弘元首相揮毫
の扁額が掲げられ、右横に朱色の
丸型ポストが置かれた自動ドアの
玄関を入ると、ゆったりした板張
りのロビーの正面右寄りにアンテ
ィークな柱時計が掛けられた趣の
ある帳場があり、その左奥の板戸
には5羽の鶴が描かれていました。
『旅館 三鳩楼』は、上州高崎から
信州須坂へ至る中山道の裏往還 信
州街道沿いの湯治場として富士山最
後の噴火である宝永大噴火が起こっ
た宝永年間(1707~1710)に創業され
たという当温泉の一軒宿で、宿の名
は礼儀と孝行を重んじる教え“三枝
之礼”の「鳩有三枝之礼 烏有反哺
之孝」に因んでいます。