住 所   新潟県糸魚川市大所885-1
  電 話   025-557-2000
 営業時間   立寄り 7:00~10:00 / 15:00~20:00
 入浴料   1000円 (貸切風呂 60分2000円加算)
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   姫川温泉新1号井 〔貯湯槽流入口 採水〕
  泉 質   ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   53.2  ℃
 pH   6.6
 成分総計   1.534 g/㎏
    Li=1.2/Sr=0.5/Na=251.2/K=32.9/Ca=56.6/Mg=20.0/
  Al=<0.1/NH4=1.3/Fe2=0.4/Fe3=<0.1/Cu=<0.1/Ba=0.3/
  Mn=1.3(365.7㎎/㎏)
  F=0.7/I=0.6/Br=1.3/Cl=330.6/SO4=32.4/HSO4=<5.0/
  HCO3=394.2/CO3=<0.1/S=<0.1/HS=<0.1/S2O3=<0.1
  (759.8㎎/㎏)
  HAsO2=<0.1/H2SiO3=117.4/HBO2=27.8(145.2㎎/㎏)
  CO2=263.2/H2S=<0.1(263.2㎎/㎏)
   
〔2013.09.30〕
 入浴履歴   初訪12.09.28
 評 価   ★★★★
 姫川温泉
ホテル國富 翠泉閣
                 ひめがわおんせん ほてるくにとみ すいせんかく
加水によって湯温調整が行われている緑褐色を帯びた透明湯からは、弱
い金気臭と鉄錆味・少炭酸味が感じられ、黄褐色の細粒の湯の華が舞う
湯に浸かると、食塩泉らしく肌がしっとりしました。


驚かされたのは、チェックアウトを済ませた宿泊客の見送りに大忙しの
様子を横目に建物を退出したところ、ひとりの女性スタッフが慌てて出
て来られ、こちらが恐縮してしまうほど丁重なご挨拶をいただいたこと。
最初から最後まで、スタッフの心のこもった接客ぶりに爽快な気持ちを
抱かされた湯宿でした。                〔13.07.24〕
内湯では大きな
壺、露天では岩
組みの湯口から
たっぷりと掛け
流されているの
は、再開に際し
て新たに掘削さ
れたという毎分
1500ℓの湧出量
を誇る自家源泉
の含重曹-食塩
泉。
浴場は、露天風呂を併設した男女別の大浴場と3か所の貸切露天風呂が
あり、後者についても別料金で外来利用することができます。

大浴場は別棟に設けられており、ロビー左奥の畳敷きのエントランスか
ら“湯の国”と白く染め抜かれた松葉色のタペストリーの右横に入り、
畳が敷かれた渡り廊下を奥へ向かいます。
浴場入口の縦格子戸の前には、浴場名が染め抜かれた暖簾が掛けられて
おり、左手前が女湯の“奴奈川の湯”、突き当たりが男湯の“八千矛の
湯”となっています。
大糸線の線路のすぐ横に建つ建物
は、寂れ感の漂う長野県側の2軒
の旅館とは対照的に鉄筋コンクリ
ート造り4階建ての立派な造りで、
客室は全43室を数えます。

館内に入ると、太い角材を多用し
たゆったりしたロビーの右奥にフ
ロントがあり、居合わせた女性ス
タッフに立寄り入浴をお願いする
と、気持ちの良い笑顔で応対して
くださいました。
姫川温泉は、日本海から20㎞余り内陸に入った長野県大北地域の北端、信越国境を流れる姫川を望む山間に
湯けむりを上げる静かな温泉地です。

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高い三角天井の内湯は、左右と奥の3面がガラス張りとなった明るく開
放的な造りで、石板張りの室内には、入口右側の三方の壁に3・6・6基
のシャワーカランが並び、正面には直径約2.5mの円形と長径8.4mほど
の長楕円形を組み合わせた御影石造りの大きな湯船が配されています。

さらに、二重のガラス戸となった脱衣所と内湯の間にある左手のガラス
戸を抜けると、姫川の巨石を用いた露天風呂が設えられていました。
清潔感のある広々とした脱衣所に
は、正面奥に48庫の脱衣箱がコ字
形に並び、その右手前には洗面ボ
ウル7基のパウダーコーナーが設
けられているほか、入口を入った
右側には、無料の貴重品ロッカー
が24庫分備えられていました。
『ホテル國富 翠泉閣』は、JR大糸線の平岩駅から県道平岩停車場蒲
原線(375号)を経由して南へ600m余り、姫川左岸に所在する1962年に創
業された温泉旅館です。

かつては右岸の長野県側に位置していましたが、7.11水害でほぼ全壊し、
前述のように新潟県糸魚川市の現在地に移転して、1998年4月に営業を
再開しました。
この宿では、浴場清掃後の14時から20時という時間帯のほか、朝7時か
ら10時にも外来入浴を受け付けており、念のため前日に確認の電話を入
れたうえで、翌朝7時過ぎに訪問しました。
1957年に3㎞ほど上流の川底から引湯して姫川の右岸に開湯した比較
的歴史の浅い温泉ですが、1995年に梅雨前線の活発化による集中豪雨
で姫川が大氾濫を起こした、いわゆる“7.11水害”で施設が全半壊す
る大打撃を被り、2年半後の1998年1月に引湯管3本が復旧し、温泉地
として再開を果たしました。

その際、最も上流に位置していたホテル國富は、営業再開に際して対
岸の新潟県側に移転し、現在は長野県北安曇郡小谷村と新潟県糸魚川
市の平岩地区にまたがり、長野県側に2、新潟県側に1の計3軒の温泉
宿が所在しています。