住 所   岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯628
  電 話   0578-89-2611
 営業時間   2018.11.30 営業終了
 入浴料   600円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   バスターミナルの湯・水道水 混合泉
  泉 質   カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-炭酸水素
  塩・塩化物泉
 湧出量   490  ℓ/min
 泉 温   46.6 ℃
 pH   6.5
 成分総計   1.765 g/㎏
    Li=0.5/Sr=1.6/Na=139.1/K=20.6/Ca=133.5/Mg=54.3/
  NH4=0.05/Fe2=2.6/Ba=0.09/Mn=0.7(353.0㎎/㎏)
  F=0.4/I=0.4/Br=0.1/Cl=88.9/SO4=169.4/HCO3=671.2/
  NO3=0.1/H2PO4=0.6(931.1㎎/㎏)
  H2Si03=136.0/HBO2=12.5(148.5㎎/㎏)
  C02=332.3(332.3㎎/㎏)  
        
〔2004.10.12〕
 入浴履歴   初訪08.10.04,最終09.04.18(2回目)
 評 価   ★★★★
 平湯温泉
アルプス街道 平湯
                   ひらゆおんせん あるぷすかいどう ひらゆ
加水のうえ各湯船に供されているのは、その名もずばり“バ
スターミナルの湯”。
奥側のジャグジーを利用して注がれている内湯の湯からは、
攪拌の影響からか、緑褐色の湯色以外には特段温泉らしさを
感じることができなかったものの、露天に掛け流されている
淡緑褐色濁りのやや熱めの湯からは、平湯民俗館の山の湯源
泉を少し薄くしたような金気臭が香り、微甘苦味も感じられ
ました。

掛け流しの湯を存分に楽しめる奥飛騨温泉郷の中にあって、
施設の性格上あまり強い期待は抱いていませんでしたが、意
外に存在感のある良泉で、思わぬ拾いものをした気分になり
ました。
加えて素晴らしかったのが、テラスからの眺望。
残雪頂く笠ヶ岳の美しい山容を目にすることができただけで
も、満足度の高い湯浴みとなりました。    〔10.11.13〕
エレベーターまたは階段を利用して3階に上がると、階下の喧騒が嘘の
ようにひっそりと静まり返っており、正面には券売機を横に備えたフロ
ントが設けられていました。
フロントの左横を奥に進むと、左手に“錫杖の湯”(女湯は“笠の湯”)
と染め抜かれた大きな暖簾が掛かっており、その先の脱衣所には、70庫
以上の100円返却式のスチールロッカーが並んでいるほか、洗面台も6基
備えられ、明るく清潔感のある空間となっています。

内湯は石張りで、右壁に沿って12基のシャワーカランが並び、ガラス越
しにテラスが見える左手には、縁に板材を張った長方形のタイル張り湯
船が配されています。
平湯温泉は、1997年に開通した安房トンネルの岐阜県側の玄関口、標高1280mほどの乗鞍岳北麓の高所に20
数軒の宿泊施設が建ち並ぶ温泉地で、約40の泉源から毎分13000ℓの湯が湧出しています。
『アルプス街道 平湯』は、奥飛騨温泉郷の玄関口である平湯温泉バスターミナルにある濃飛グループ経営の
3階建ての複合施設で、団体食堂やカフェレストラン・ショッピングセンターなどのほか、最上階には日帰り
入浴施設“パノラマ大浴場”が併設されています。

トップページへ



岐阜県の温泉へ



一方、“スカイガーデン”
と呼ばれる古代ギリシア・
ローマ風の白い柱が並ぶ石
張りのテラスには、天使像
が見下ろす奥壁の前に、外
周と縁のみ石を張った長径
4.2mほどの陸上トラック
の形をしたタイル張り湯船
が置かれていました。
奥飛騨温泉郷と総称される5湯(他に新平湯・福地・栃尾・新穂高の各
温泉)の中では最も歴史が古く、徳川吉宗の命で飛騨国代官の長谷川忠
崇が編纂を始め、1829(文政12)年に江戸幕府に献納された『飛州志』
には、「平湯温泉記」として、永禄年間(1558~1570)にこの地に進軍
した山県昌景率いる武田信玄軍が、年老いた白猿に導かれて霊泉を発
見し、硫黄岳の毒ガスと峠越えによって疲弊していた軍勢もこの湯に
浸かって元気を取り戻したという開湯伝説が残されています。

江戸時代には、北陸の諸大名によって参勤交代の折の宿場として利用
され、1964年6月には国民保養温泉地に指定されています。