住 所   岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯763-1
  電 話   0578-89-3338
 営業時間   立寄り 10:00~21:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   ひらゆの森の湯 / 水石の湯
  泉 質   含硫黄-ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・
  塩化物泉 /
  含硫黄-カルシウム・ナトリウム・マグネシウム-
  炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   64.3 / 58.2  ℃
 pH   6.5 / 6.6
 成分総計   1.847 / 1.784 g/㎏
    Li=0.81/Sr=1.3/Na=178.9/K=18.5/Ca=152.5/Mg=48.1/
  Fe2=0.02/Ba=0.1/Mn=1.9(402.1㎎/㎏)
  F=0.5/I=0.3/Br=0.5/Cl=180.9/SO4=162.5/HCO3=692.0/
  HS=2.51/H2PO4=0.08(1039㎎/㎏)
  H2SiO3=63.2/HBO2=15.4(78.6㎎/㎏)
  CO2=318.2/H2S=9.1(327.3㎎/㎏)      〔2004.10.12〕

  Li=0.8/Sr=1.4/Na=163.0/K=17.8/Ca=146.7/Mg=48.9/
  Fe2=0.8/Ba=0.1/Mn=1.7(381.2㎎/㎏)
  F=0.5/Cl=142.6/SO4=161.9/HCO3=699.9/HS=1.3/
  H2PO4=0.1(1006.3㎎/㎏)
  H2SiO3=63.2/HBO2=15.6(78.8㎎/㎏)
  CO2=314.2/H2S=3.6(317.8㎎/㎏)
      〔2005.08.23〕
 入浴履歴   初訪10.07.31
 評 価   ★★★★
 平湯温泉
ひ ら ゆ の 森
                            ひらゆおんせん ひらゆのゆ
平湯バスターミナルの手前という温泉街の玄関口に当たる好立地に加
えて、立寄り入浴も積極的に受け入れていることもあって、駐車場は
いつも満車状態。
そのような事情からこれまで訪問を控えていましたが、以前より温泉
自体が素晴らしいという噂を耳にしていたことから、利用客が比較的
少ないと思われる営業直後の時間帯に訪れることにしました。

駐車場の奥にある横に長い白壁の玄関・エントランス棟は、栗の大木
を使用した延宝年間(1670年頃)の建築とされる飛騨地方で唯一妻入口
の構造を採る古民家を移築したもので、何でも宮川村に落ち延びて名
主となった武田の重臣・蒲生氏(小瀬弥右衛門と改名)を祖とする家の
ものであったそうです。
各湯船に加水のうえで掛け流されているのは、独自源泉である2本の硫黄泉。
最奥にあった檜風呂・岩風呂など、酸化が進んで白濁が強い湯船ほど芳ばしい焦げ硫黄臭がしっかり香り、
入浴客の多くが、入場するや否や一目散にこれらの湯船を目指していました。

緑豊かな奥飛騨の山々に囲まれたロケーションは申し分なく、風情たっぷりの内湯も殊のほか気に入りまし
たが、露天の造りが人工っぽかったのが少し残念なところ。
それでも、これだけの施設を立寄りで安価に受け付けている点は高く評価すべきで、利用客が比較的少ない
季節や時間帯であれば、十分満足のいく湯浴みが楽しめるものと思われます。        〔12.02.13〕
一方の露天には、
一番手前の1人用
の釜風呂に始まり、
大きな岩で周りを
縁取った岩風呂が
5か所、檜で縁取
った長方形の湯船
が1か所設けられ、
各湯船には湯温や
透明度、湯の香の
強弱が異なる温泉
がたっぷりと満た
されています。
小さな暖簾が掛かった格子戸の先の脱衣所は、平湯温泉きっ
ての人気施設らしくまずまずの広さ。
畳敷きの真ん中に脱衣箱が背中合わせに24庫ずつ置かれてい
るほか、その周りには、1つずつ仕切られ、上・中段には籠
が納められた45人分の3段棚、12庫の脱衣箱、さらに80庫に
及ぶ有料スチールロッカーがそれぞれ備えられていました。

浴場は手前に内湯、左奥の扉から出た先が自慢の露天エリア
となっており、黒ずんだ柱と梁桁が湯治場のような雰囲気を
醸し出している内湯には、ガラス窓が嵌った右奥に8.5×2.2
mほどのコンクリート湯船、その手前に6列各5基のシャワー
カラン、左手前に水風呂、その奥にサウナがそれぞれ配され
ています。
館内に入ると右手に下足箱が置かれ、
その先はすべて床下暖房の畳敷き。
右側にフロントがあり、手前の券売
機で購入した入浴券を提示して、左
手の売店から奥へ延びる渡り廊下を
進んで男女別の浴場へ向かいます。

なお、立寄りでは男女別の大浴場と
男女合わせて16を数える露天風呂に
入浴することができ、露天の最奥に
ある保養施設時代からの大浴場の利
用は宿泊客限定となっています。
『ひらゆの森』は、安房峠道路の平湯I.Cから国道158号を300mほど北
へ向かうと左手に所在する、“温泉浴と森林浴”を謳い文句にしている
宿泊施設です。

1955年からあった元三井金属神岡鉱山の保養施設と原生林生い茂る1万5
千坪に及ぶ広大な土地を、平湯温泉組合と地元企業が共同出資で購入し、
保養施設の再利用と新館および男女別の露天風呂を増築して1997年に開
業しました。
その後、2003年には合掌棟、2007年5月には5室からなる露天風呂付き離
れ客室“板蔵の郷”を増築し、本館18・新館7・合掌棟7室を加え、客室
は全部で37室を数えます。
平湯温泉は、1997年に開通した安房トンネルの岐阜県側の玄関口、標高1280mほどの乗鞍岳北麓の高所に20
数軒の宿泊施設が建ち並ぶ温泉地で、約40の泉源から毎分13000ℓの湯が湧出しています。

奥飛騨温泉郷と総称される5湯(他に新平湯・福地・栃尾・新穂高の各温泉)の中では最も歴史が古く、徳川吉
宗の命で飛騨国代官の長谷川忠崇が編纂を始め、1829(文政12)年に江戸幕府に献納された『飛州志』には、
「平湯温泉記」として、永禄年間(1558~1570)にこの地に進軍した山県昌景率いる武田信玄軍が、年老いた
白猿に導かれて霊泉を発見し、硫黄岳の毒ガスと峠越えによって疲弊していた軍勢もこの湯に浸かって元気
を取り戻したという開湯伝説が残されています。
江戸時代には、北陸の諸大名によって参勤交代の折の宿場として利用され、1964年6月には国民保養温泉地に
指定されています。

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