住 所   岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯
  電 話   0578-89-3448
 営業時間   8:00~17:00 (時間変更あり,休=11月中旬~
          4月中旬)
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   神の湯
  泉 質   ナトリウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量   140  ℓ/min
 泉 温   76.8 ℃
 pH   8.3
 成分総計   1.620 g/㎏
 





 入浴履歴   初訪07.05.03,最終08.10.04(2回目)
 評 価   ★★★★
 平湯温泉
神 の 湯
                            ひらゆおんせん かみのゆ
小屋の中には左手にプラスチック
籠が納められた脱衣箱が置かれ、
右手前の下足箱の横にはコインロ
ッカーが10庫分備えられていまし
た。

脱衣を済ませて外へ出ると、正面
には中央に覆屋が架けられた瓢形
の岩風呂があり、左横には丸太を
刳り貫いた掛け湯槽が置かれてい
ます。
『神の湯』は、平湯温泉発祥の湯とされる共同露天風呂で、国道158号で安房峠へ向かう途中、安房谷川に架
かる平湯橋を渡った先を案内板にしたがって右に折れ、細い山道を300mほど登ると到着します。
手前に設けられた駐車場から歩を進
めると簡単な食事もできる受付棟が
あり、ここで入浴料を支払います。

緩やかな坂道を登っていくと左手に
“男 神の湯”という木札が付けら
れた木造の脱衣小屋が現われ、その
横が男湯となっていました。
なお、女湯はさらに坂を登ったとこ
ろに設けられており、男湯の真上の
山の中腹に位置しています。

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湯船へは地下250mで湧出している独自源泉の含食塩-重曹泉が中央付近ではパイプから直接、奥では積み上
げた岩の上部から流れ落ちるように注がれ、湯が当たっている岩の表面は赤褐色となっていました。
わずかに褐色掛かった透明の湯からは焦げ硫黄臭と弱い金気臭・重曹臭が香り、湯の中では淡褐色の塵状の
湯の華が多数見られました。
湯温は少し熱めですが、湯から上がれば奥飛騨のひんやりとした空気が火照った身体を冷やしてくれます。

人気の浴場であるだけに、浴場の立地に見合った秘湯感を味わうことはなかなか叶いませんが、条件さえ合
えば緑深い幽玄な雰囲気の中で平湯温泉を堪能できるお勧めの一湯です。          〔10.03.28〕
平湯温泉は、1997年に開通した安房トンネルの岐阜県側の玄関口、標高1280mほどの乗鞍岳北麓の高所に20
数軒の宿泊施設が建ち並ぶ温泉地で、約40の泉源から毎分13000ℓの湯が湧出しています。
奥飛騨温泉郷と総称される5湯(他に新平湯・福地・栃尾・新穂高の各温
泉)の中では最も歴史が古く、徳川吉宗の命で飛騨国代官の長谷川忠崇
が編纂を始め、1829(文政12)年に江戸幕府に献納された『飛州志』に
は、「平湯温泉記」として、永禄年間(1558~1570)にこの地に進軍した
山県昌景率いる武田信玄軍が、年老いた白猿に導かれて霊泉を発見し、
硫黄岳の毒ガスと峠越えによって疲弊していた軍勢もこの湯に浸かって
元気を取り戻したという開湯伝説が残されています。

江戸時代には、北陸の諸大名によって参勤交代の折の宿場として利用さ
れ、1964年6月には国民保養温泉地に指定されています。