住 所   岐阜県高山市奥飛騨温泉郷平湯138
  電 話   0578-89-2306
 営業時間   立寄り 10:30~22:00 (休=木)
 入浴料   1200円 (16:30~ 750円)
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   富貴の湯
  泉 質   ナトリウム・カルシウム-炭酸水素塩・塩化物泉
 湧出量   370   ℓ/min
 泉 温   70.1  ℃
 pH   6.7
 成分総計   1.204  g/㎏
    Na=183.5/K=22.3/Ca=57.1/Mg=14.3/Fe2=1.8/Mn=0.9
  (279.9㎎/㎏)
  F=0.8/Cl=204.6/SO4=25.7/HCO3=389.8/HS=0.3
  (621.2㎎/㎏)
  H2SiO3=128.0/HBO2=20.1(148.1㎎/㎏)
  CO2=154.2/H2S=0.9(155.1㎎/㎏)
    
〔2008.12.18〕
 入浴履歴   初訪12.05.19,最終13.06.21 泊(2回目)
 評 価   ★★★★
 平湯温泉
穂高荘 山がの湯
                      ひらゆおんせん ほたかそう さんがのゆ
浴室は壁が板材、床が石板で仕上げられ、前面が大きくガラ
ス張りとなっているため、採光は良好です。

左手前にパーテーションで仕切られたシャワーカランが7、
その向かいに6基並び、右手前にはテルマーレサウナと水風
呂(超低温泉)、正面から右側にかけて周りを板材で縁取った
4.8×3.2mほどのタイル張りの主浴槽と一部ジャグジー付き
となった鉤形の湯船が配され、前者にはややぬるめ、後者に
は適温から少し熱めに調整されたうっすら緑色掛かった透明
湯が湛えられています。
暖簾を潜り、落ち着いた和の雰囲
気が漂うアプローチを抜けるとゆ
ったりとした脱衣所。

右側には低いパーテーションによ
って仕切られた6基分のパウダー
コーナーがあり、対する左壁には
2段の脱衣箱とその上段を利用し
て計36個の籠が並び、中央にも同
様に各8個の籠が背中合わせに備
えられていました。
『穂高荘 山がの湯』は、国道158号で安房峠へ向かう途中、平湯民俗館
の手前を左に折れ、60m余り下ると正面に所在する、奥飛騨で3軒の湯
宿(山のホテル・山月・山の庵)を経営するアルプス観光㈱ 穂高荘ホテ
ルズ・リゾートが、1905(明治38)年から続いてきた船津屋という老舗旅
館を2003年5月に買収して引き継いだ温泉旅館です。

宿泊棟は、本館と50mほど手前に建つ東館という2棟の鉄骨鉄筋コンク
リート造り地下1階地上4階建ての建物からなり、客室は和55・洋1の計
56室を数えます。
平湯温泉は、1997年に開通した安房トンネルの岐阜県側の玄関口、標高1280mほどの乗鞍岳北麓の高所に20
数軒の宿泊施設が建ち並ぶ温泉地で、約40の泉源から毎分13000ℓの湯が湧出しています。
奥飛騨温泉郷と総称される5湯(他に新平湯・福地・栃尾・新穂高の各温
泉)の中では最も歴史が古く、徳川吉宗の命で飛騨国代官の長谷川忠崇
が編纂を始め、1829(文政12)年に江戸幕府に献納された『飛州志』に
は、「平湯温泉記」として、永禄年間(1558~1570)にこの地に進軍した
山県昌景率いる武田信玄軍が、年老いた白猿に導かれて霊泉を発見し、
硫黄岳の毒ガスと峠越えによって疲弊していた軍勢もこの湯に浸かって
元気を取り戻したという開湯伝説が残されています。

江戸時代には、北陸の諸大名によって参勤交代の折の宿場として利用さ
れ、1964年6月には国民保養温泉地に指定されています。

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各湯船に掛け流しで供されているの
は、泉温70℃超の含塩化土類-重曹
泉に谷水を加えた弱アルカリ性の単
純温泉。

加水率の違いからか、内湯では焦げ
たような湯の香が仄かに感知できる
程度であったのに対し、露天岩風呂
では火薬のような焦げ硫黄臭がしっ
かり香り、湯の中では消しゴム滓の
ような湯の華が多量に舞っていまし
た。
入浴料に追加の深夜料金(650円)を払えばリラクゼーションで泊まることができ、さらに仮眠室代金(500円)
を追加すれば個室も確保できるとのこと。
奥飛騨温泉郷を巡る際の宿泊基地として、利用価値の大きい入浴施設です。         〔13.03.18〕
また、左奥のガラ
ス扉を出た左手に
は、左半が大きな
四阿で覆われた長
さ11.6m強の岩風
呂が設えられ、緑
灰色半透明の湯が
たっぷりと満たさ
れていました。
浴室棟内には、“万年亀の湯”“千
年鶴の湯”と呼ばれている男女別の
大浴場のほか、8か所の貸切露天風
呂が設けられており、リラクゼーシ
ョンフロアの右横を抜けてフロント
裏手のエレベーターで3階に上がり、
連絡通路を使って男性は2階、女性
は男性浴場の手前にあるエレベータ
ーでさらに下がって1階の大浴場へ
それぞれ向かいます。
さらに2008年12月には、やはり老
舗旅館であった旧村山館を再利用
して浴室棟と日帰り入浴施設を兼
ねた「穂高荘倶楽部」をオープン
し、それを機に全館のリニューア
ルが行われました。

穂高荘倶楽部を利用する場合は、
東館の1階正面のフロントで入浴
を申し出て鍵を受け取り、すぐ右
側にある脱衣室で浴衣に着替える
ようになっています。