住 所   熊本県人吉市中神町大柿490
  電 話   0966-24-0405
 営業時間   6:00~22:00
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   
  泉 質   ナトリウム-硫酸塩・炭酸水素塩泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   43.3  ℃
 pH   7.63
 成分総計   1.938 g/㎏
    Li=0.4/Na=525.4/K=9.3/Ca=26.5/Mg=3.1(564.7㎎/㎏)
  F=4.6/Cl=44.1/SO4=600.1/HCO3=631.7/HS=0.5
  (1281.0㎎/㎏)
  H2SiO3=39.2/HBO2=9.1(48.3㎎/㎏)
  CO2=44.0/H2S=0.1(44.1㎎/㎏)
      
〔1996.12.14〕
 入浴履歴   初訪14.05.03
 評 価   ★★★★
 人吉温泉
涼 水 戸 温 泉
                         ひとよしおんせん すずみどおんせん
内風呂に湛えられた白緑
色笹濁りの半透明湯は適
温で、朝湯にはぴったり
の湯加減。

湯面からは藻のような匂
いが混ざった薬臭が香り
立ち、湯口の源泉を口に
含むと、わずかに金気も
感知することができまし
た。
さらに、正面
のサッシ窓の
先にはビニー
ルハウスのよ
うな空間が併
設されており、
手前左に鉄製
の釜風呂、温
泉は張られて
いないものの、
その奥には川
下りの舟を利
用した湯船が
置かれていま
した。
曇りガラス戸を抜けると石板張りの
内湯があり、右側の仕切り壁にシャ
ワーカラン4基、左に板材で縁取っ
た2.8m強×1.7m弱の石板張りの湯
船が配され、仕切り壁の上の欄干に
は、温泉マークを挟んで左右に球磨
川下りの情景が描かれています。
平屋建ての浴舎は、越屋根の湯気
抜きがなければ公民館と間違えそ
うな造り。
玄関を入ると正面に無人の受付が
あり、備え付けの料金箱に入浴料
を納めるようになっていました。

板張りの内部は清掃が行き届き、
受付を挟んで右側が畳敷きの休憩
所、左が浴場となっており、手前
が女湯、奥が男湯に分かれていま
す。
人吉温泉は、日本三大急流の一つに数えられる球磨川が東から西へ貫流する人吉盆地の西部に位置し、江戸
時代には2万2千石の石高を有する人吉藩相良家の城下町として栄え、武家屋敷や神社仏閣が点在する情緒豊
かな街並みから“九州の小京都”と称される熊本県の最南端、人吉に湧く温泉です。

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入室した際には先客がおられたものの、すぐに上がられたため、滞在中はほぼ貸切状態。
人吉温泉では珍しい緑色掛かった濁り湯をゆったりと満喫させていただきました。      〔15.02.18〕
一方、パイプ湯口から断続的に源泉が加えられていた釜風呂
はぬるめとなっていましたが、内側がぬるぬるして気持ち悪
かったことから、今回は利用しませんでした。
人吉の入浴施設でよく目にする“球
磨川温泉郷”のゆ暖簾が掛かった板
戸を入ると、清潔感のある板張りの
脱衣所には、左壁の奥に各段3個の
プラスチック籠を納めた3段の木製
棚が設えられ、向かいには手前にト
イレ、奥に洗面台が備えられていま
した。
『涼水戸温泉』は、国道219号矢黒バイパスから県道人吉水俣線(15号)
で北西方向へ4.6㎞足らず向かい、県道を右へ100mほど入った左手、西
接する球磨村との境に程近いのどかな田園風景の一画に所在する公衆浴
場です。

場所が分かりづらく、農作業をされていた男性に伺って探し当てました
が、すぐ前には産交バスの涼水戸温泉前停留所が設置されていました。
1492(明応元)年の正月に井口八幡宮へ弓始めに参詣した相良家12代当
主 相良為続(1447~1500)が林村の湯楽寺で湯治した記録が残されて
いるという500年以上の歴史を持つ温泉ですが、本格的な開発は1910
(明治43)年に現在温泉町と呼ばれている万江川が球磨川と合流する地
で川野廉氏が泉源掘削に成功し、「翠嵐楼」を創業したことを嚆矢と
しており、当初は地名から“林温泉”と呼ばれていました。

昭和に入って上総掘りという井戸掘りの技術が伝えられると、市街地
でも泉源の掘削が次々と行われるようになり、2012年3月末現在、源
泉数は78本に上り、市内には23軒の宿泊施設と33か所を数える公衆浴
場(公衆浴場業許可を有する宿泊施設も含む)が点在しています(平成
25年版 人吉市統計年鑑 2014.4.1)。