住 所   熊本県人吉市紺屋町53
  電 話   0966-22-5320
 営業時間   8:00~12:00 (休=偶数日・31日)
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   鶯温泉
  泉 質   ナトリウム-塩化物・炭酸水素塩泉
 湧出量   94   ℓ/min
 泉 温   43.9  ℃
 pH   8.0
 成分総計   1.06  g/㎏
    Li=0.1/Na=239.6/K=29.2/Ca=6.8/Mg=1.3/NH4=0.8/
  Fe2=0.2(278.1㎎/㎏)
  F=3.0/Br=0.7/Cl=230.4/SO4=2.3/HCO3=377.6/HS=0.1
  (614.2㎎/㎏)
  HAsO2=<0.1/H2SiO3=141.8/HBO2=7.3(149.1㎎/㎏)
  CO2=18.2/H2S=<0.1(18.2㎎/㎏)
    
〔2006.06.08〕
 入浴履歴   初訪14.05.03
 評 価   ★★★★
 人吉温泉
うぐいす温泉
                         ひとよしおんせん うぐいすおんせん
左奥の岩積み
の上に突き出
たエルボパイ
プの湯口から
ドボドボと掛
け流されてい
るのは、独自
源泉である含
重曹-食塩泉。
浴室はタイル張りで、左壁に7基の
シャワー付きカラン、対する右側に
前後4槽に分かれたタイル張りの湯
船が配され、湯船に向かって一番右
の空となっていた浴槽を除き、湯口
のある左端の深めの浴槽は少しぬる
め寄りの適温、真ん中の座湯はぬる
め、その右手の浅めの浴槽は体温よ
り低いぬる湯となっていました。
大きな赤文字で浴場名が掲げられた
浴舎に入るとすぐ左に受付があり、
ちょこんと座っておられた2代目当
主の未亡人という白髪のお婆さんに
直接入浴料を支払います。

玄関の右手に設置された下足箱に靴
を預け、その奥に続くレトロなマッ
サージチェアなどが置かれた休憩処
を抜けた左側が男湯、反対に受付か
ら見て左奥を入ったところが女湯と
なっていました。
すぐ東の信号交差点に立つと南西
側に温泉マークが見え、路地の角
のブロック塀にも看板が設置され
ていますが、商店街の歩道からは
35mほど奥に位置しているため、
浴場自体の存在を知らずに西側か
らやってくると、気が付かずに通
り過ぎてしまうかもしれません。
1492(明応元)年の正月に井口八幡宮へ弓始めに参詣した相良家12代当
主 相良為続(1447~1500)が林村の湯楽寺で湯治した記録が残されて
いるという500年以上の歴史を持つ温泉ですが、本格的な開発は1910
(明治43)年に現在温泉町と呼ばれている万江川が球磨川と合流する地
で川野廉氏が泉源掘削に成功し、「翠嵐楼」を創業したことを嚆矢と
しており、当初は地名から“林温泉”と呼ばれていました。

昭和に入って上総掘りという井戸掘りの技術が伝えられると、市街地
でも泉源の掘削が次々と行われるようになり、2012年3月末現在、源
泉数は78本に上り、市内には23軒の宿泊施設と33か所を数える公衆浴
場(公衆浴場業許可を有する宿泊施設も含む)が点在しています(平成
25年版 人吉市統計年鑑 2014.4.1)。
人吉温泉は、日本三大急流の一つに数えられる球磨川が東から西へ貫流する人吉盆地の西部に位置し、江戸
時代には2万2千石の石高を有する人吉藩相良家の城下町として栄え、武家屋敷や神社仏閣が点在する情緒豊
かな街並みから“九州の小京都”と称される熊本県の最南端、人吉に湧く温泉です。

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うっすら黄褐色掛かった透明湯は、湯口では金気に加えて弱い硫黄臭、
浴槽内では芳醇な甘い香りが感じられ、肌がつるつるしました。


管理人さんがご高齢なことから営業日が隔日のしかも午前中に限られ、
県外からの外来客が入湯するにはいささかハードルが高いものの、駅か
ら徒歩でも7分程度という好立地で肌当たり優しいモール泉を安価に楽
しむことができる、これからもずっと営業を続けてほしい浴場です。
                           〔15.02.21〕
板張りの脱衣所はゆったりした造
りで、左壁には最上段のみ鍵付き
の扉を付し、その下3段には15個
のプラスチック籠を納めた計32庫
の脱衣箱が並び、正面奥右寄りに
洗面ボウル3基の洗面台、右手前
には昔懐かしい台秤の体重計が備
えられています。
『うぐいす温泉』は、JR肥薩線の人吉駅前から県道人吉停車場線(188
号)で南南東へ180mほど向かい、2つめの信号交差点を左へ折れて東進
すること430m余り、インターロッキング舗装された紺屋町商店街から
右手の路地を入った先に所在する1934(昭和9)年に創業された老舗の公
衆浴場で、ユニークな浴場名は、創業者が当時自宅で何十羽もの鶯を飼
育していたことから名付けられたとのことです。