住 所   北海道河東郡上士幌町幌加番外地
  電 話   01564-4-2163
 営業時間   立寄り 9:00~20:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   
  泉 質   
 湧出量       ℓ/min
 泉 温        ℃
 pH   
 成分総計        g/㎏
    
  
  
  
  
  
 入浴履歴   初訪17.07.15
 評 価   ★★★★★★★
 幌加温泉
湯 元 鹿 の 谷
                            ほろかおんせん ゆもと かのや
浴室はコンクリート打ちっ放しで、
高い天井には湯気抜きが設えられ、
右側に巡らされたガラス窓の下に4
基の水カランが並び、対する左壁の
前には3槽に仕切られたコンクリー
ト湯船、さらに最奥には打たせ湯が
配されています。

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一方、内壁に付着した藻類の影響で淡く黄緑色掛かって見え
る露天風呂には“硫黄泉”が供されていますが、湯温が高い
上に強烈な夏の陽射しが照り付け、虻・蚋が飛び交っていた
ため、ドボンと一浴して早々に退散しました。


先客の年配の男性とともに鉄泉に浸かりながら何気なく入口
の方向を眺めていると、すぐ隣にもう一つ別のガラス扉があ
り、程なくして恐る恐る浴室を覗く相方の顔が目に映り、思
わずびっくり。
脱衣所が男女別に分かれていたことからまったくの想定外で
したが、この浴室と露天風呂は何と混浴です。
他に2名の男性がおられましたが、風情たっぷりの鄙びた浴
室の雰囲気をともに満喫するため、同浴させていただきまし
た。                     〔18.01.17〕
一番手前の“ナトリューム泉”は無色透明の少しぬるめの湯
で、弱い土類臭と薄塩味が感じられ、湯船の縁には白色の析
出物が付着し、底も真っ白。
ナトリューム泉との間に低い目隠しが半分程設えられている
真ん中の“鉄泉”はわずかに濁りのある透明湯で、帯広で3
日連続の猛暑日を記録した日とあって、いつまでも浸かり続
けていられるぬる湯に心身とも癒されました。

最奥の“カルシューム泉”は熱め寄りの適温で、無色透明の
清澄な湯からは火薬っぽい匂いが香り、湯船の縁や底、奥の
床は白い析出物で覆われ、湯船の角もかなり狭まっていまし
た。
内湯の湯船は
いずれも3.6
m弱×2.5m
ほどの大きさ
で、左壁から
突き出したパ
イプ湯口から
は、その上に
ナトリューム
泉・鉄泉・カ
ルシューム泉
と表示された
源泉がトボト
ボと加えられ
ています。
また、打たせ湯の
横でゴム草履を履
き、左奥の扉を抜
けて砂利敷きの斜
面を上ると、周り
を大小の礫で囲ん
だコンクリート製
の露天風呂が設け
られており、すぐ
右手を音更川へ向
かって流下するユ
ウンナイ川の瀬音
をBGMに開放的
な湯浴みを楽しむ
ことができます。
浴場は玄関から奥へ延びる廊下の突
き当たりにあり、左右に並ぶ暖簾掛
けの入口のうち、左側が男子脱衣室
の入口となっています。

脱衣所は左壁奥寄りのガラス窓から
燦々と陽光が注ぐ明るい空間で、左
手前には各段に籠を3個ずつ載せた3
段棚が備えられ、浴室へ出入りする
右奥のガラス扉の前にはぶら下がり
健康器が置かれていました。
坂を上り詰めると正面に建つ建物
は木造の2階建てで、客室は全7室
を数えます。

引き違いガラス戸の玄関を入り、
ちょうど右手から出て来られた女
将さんに立寄り入浴を申し出、入
浴料をお支払いしました。
『湯元 鹿の谷』は、1964年に火災に遭って現在地に建て替えられた高谷温泉を1973年に梅澤泰雄氏が引き
継ぎ、宿名を改めた湯宿で、泰雄氏亡き後、現在は自炊湯治宿として未亡人である女将さんが独りで切り盛
りされています。
幌加温泉は、道東自動車道の音更帯広I.Cから国道241号と273号で68㎞
余り北上し、案内表示にしたがって左へ折れて脇道を上ること約1.3㎞、
原生林に囲まれた標高約700mの山峡にひっそりと湯けむりを上げる秘
湯感溢れる温泉地です。

1928(昭和3)年、高谷木材の高谷隆蔵氏が開発許可を取り、5年後の1933
年に高谷義夫氏が造林従業員用に建設した宿舎を嚆矢とし、戦後すぐの
1946年に温泉宿「高谷温泉」を創業しました。
1954年にはこの宿で管理人を務めていた東清一氏が独立して厚生省から
建築許可を取得、1956年に「ホロカ温泉旅館」を創業しましたが、2011
年1月に館主の急逝により休館に追い込まれました。