住 所   鹿児島県指宿市東方7582-1
  電 話   0993-24-2550
 営業時間   8:00~21:00
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   河原湯8号
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   62.4  ℃
 pH   6.7
 成分総計   4.355 g/㎏
    Li=1.3/Sr=0.3/Na=1145/K=97.7/Ca=232.1/Mg=26.1/
  Al=0.2/NH4=0.4/Fe2=0.6/Ba=0.3/Mn=1.0(1505㎎/㎏)
  F=0.3/Br=7.7/Cl=2263/SO4=219.5/HCO3=64.9
  (2555㎎/㎏)
  H2SiO3=242.0/HBO2=18.9(260.9㎎/㎏)
  CO2=33.8/H2S=<0.1(33.8㎎/㎏)
     
〔2010.12.17〕
 入浴履歴   初訪14.07.18
 評 価   ★★★★
 指宿温泉
河 原 湯
                               いぶすきおんせん こらんゆ
平日の9時前ということで、滞
在中は終始貸切状態。

リハビリ用ということでぬるめ
に調整された歩行浴槽を水風呂
代わりに挟みつつ、明治時代か
ら温湯地区の住民にこよなく愛
され、大切に守られてきた河原
湯温泉をじっくりと楽しませて
いただきました。 〔15.06.11〕
青味掛かった
暗灰色半透明
の湯は少し熱
めで、槽内で
は浸かった瞬
間にわずかに
焦げたような
湯の香が感じ
られる程度で
したが、口に
含むと弱い金
気臭・硫黄臭
と薄塩味が感
知され、肌が
しっとりしま
した。
小屋組みが剥き出しとなった浴室はモルタル造りで、女湯との間を画し
た左手の仕切り壁の前にはおよそ1.65m四方の主浴槽、右側手前に扇形
の掛け湯槽、その奥に鉤状の歩行浴槽が配されています。

コック付きのパイプ湯口から槽内で加えられているのは、独自源泉の純
食塩泉。
その左手から奥へ歩を進めると、瓦
葺き入母屋造りの立派なお宅の右側
手前にやはり湯気抜きを備えた緑色
瓦葺き切妻造りの浴舎がもう1棟建
っており、妻側上部には温泉マーク
とともに浴場名が平仮名で描かれ、
右手前に湯谷権現が祀られています。

この浴場は外来利用が許されており、
利用者は左右に分かれた浴場入口の
間に設置されている湯銭箱に入浴料
を投入するようになっていました。
明治初期に温湯地区民によって掘削され、農作業の身体を癒すために
創設されたという浴場で、竹元病院デイケア棟の敷地の北に確保され
ている専用駐車場から東へ70mほど戻り、左へ延びる狭い路地を入っ
ていくと、赤いトタン葺きの切妻屋根の上にちょこんと湯気抜きを載
せた木造の浴舎が正面に現われます。

平入りの浴場入口の奥に「加入者以外の入浴を固く禁じます」と明記
されているように、こちらは会員制の浴場で、平側の中央には100名
を超える加入会員の名札が掲げられていました。
指宿温泉は、薩摩半島の南東端、錦江湾(鹿児島湾)に面した約5㎞の海岸沿いに30軒ほどの宿泊施設と公衆浴
場・日帰り入浴施設が点在する、未利用も含めて800本超の源泉を有する“砂むし温泉”で有名な南国の雰囲
気漂う温泉地です。

トップページへ



鹿児島県の温泉へ



黒字で「男」と書かれた右側のガ
ラス戸を入ると、浴場は脱衣所と
浴室の間が左半分だけ板壁で仕切
られている半一体型といったよう
な造りで、板張りの脱衣所には、
仕切り壁の高い位置にプラスチッ
ク籠を納めた6庫の脱衣箱が鉤形
に設えられ、その下に木造りの腰
掛け2脚、さらにガラス窓のある
右壁の下にも造り付けの腰掛けが
備えられていました。
『河原湯』は、国道226号の二月田
交差点から二反田川の右岸沿いの道
路を560m余り西進し、川を渡って
北北西から西北西方向へ230m足ら
ず向かうと、広大な敷地に病院を始
めとして障害福祉や介護など複数の
関連施設が集まる指宿竹元病院の北
側に所在する共同浴場です。
市内十町南迫田の光明禅寺に安置されている1543(天文12)年に建立さ
れた方柱板碑の「薩州湯豊宿郡」という刻銘から、戦国時代にはすで
に温泉に恵まれた土地であったことが窺われ、第10代薩摩藩主 島津
斉興の命によって1843(天保14)年に纏められた『三国名勝図会』とい
う地誌には、摺之浜温泉(現 摺ヶ浜温泉)では海岸で湧く温泉を砂蒸
しとして利用し、2代藩主 島津光久がこの地に行館(別邸)を設けたこ
とが記載され、摺之浜温泉・弥次ヶ湯・二月田温泉とともに港の湯・
大牟礼湯・三節湯・間水湯・柴立湯の各浴場が紹介されています。

なお、狭義の指宿温泉は、JR指宿枕崎線指宿駅から南東に位置し、
大規模な宿泊施設が集まる摺ヶ浜温泉を指しますが、現在では、河原
湯・二月田・潟山・弥次ヶ湯・湯之里・村之湯・摺ヶ浜等の各温泉か
ら構成される温泉群の総称として用いられています。