住 所   鹿児島県指宿市大牟礼3-16-28
  電 話   0993-23-4500
 営業時間   7:00~21:00 (休=25日,15・30日 7:00~14:00)
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   湯之里86号
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   57.1  ℃
 pH   6.5
 成分総計   5.673 g/㎏
    Li=1.3/Sr=0.9/Na=1614/K=142.5/Ca=259.7/Mg=34.5/
  NH4=0.2/Fe2=2.8/Mn=1.0(2057㎎/㎏)
  F=0.3/Br=9.8/Cl=3102/SO4=114.6/HCO3=103.5
  (3330㎎/㎏)
  HAsO2=0.1/H2SiO3=233.2/HBO2=17.1(250.4㎎/㎏)
  CO2=35.6/H2S=<0.1(35.6㎎/㎏)
     
〔2010.10.19〕
 入浴履歴   初訪14.07.18
 評 価   ★★★★
 指宿温泉
湯之里 東郷温泉
                   いぶすきおんせん ゆのさと とうごうおんせん
灰褐色に濁っ
た半透明の湯
からは、金気
臭に硫黄の匂
いがほんのり
加わった芳香
が香り立ち、
薄塩味と苦味
も感じられま
した。
いずれの湯船
とも石造りの
底から源泉が
注入されてお
り、手前は熱
め、「ぬるめ
のお湯」と表
示されていた
奥の湯船もそ
れよりわずか
に低い程度の
湯加減となっ
ていました。
タイル張りの浴室には、左側
手前に源泉と水カランが3対
並ぶ洗い場があり、その奥に
掛け湯槽、対して仕切り壁の
ある右側には、手前に3槽に
分かれた源泉槽、そのすぐ奥
に2.1×1.7m強の長方形、両
側の壁が鋭角に交わる手前に
楕円の左上を欠いたような形
の縁から側面をタイルで仕上
げた湯船がそれぞれ配され、
さらに最奥にはシャワーカラ
ン1基が設置されています。
脱衣所は板張りで、正面に木製の腰
掛け、その右に洗面台が置かれ、右
側には脱衣箱と鍵付きロッカーが鉤
形に設えられていました。

そこから階段で4段下り、透明ガラ
ス戸を抜けてさらに2段下がって浴
室へ至ります。
敷地の右側に建つ母屋の左に「お湯番台」と書かれた受付が設けられ
ており、小窓で入浴料を支払って浴場へ向かいます。

新しい浴舎は越屋根を載せた棟高の高い黒瓦葺きの切妻造りで、右手
前に併設された“たぬき足湯”の左が男湯、奥が女湯の入口となって
います。
指宿温泉は、薩摩半島の南東端、錦江湾(鹿児島湾)に面した約5㎞の海岸沿いに30軒ほどの宿泊施設と公衆浴
場・日帰り入浴施設が点在する、未利用も含めて800本超の源泉を有する“砂むし温泉”で有名な南国の雰囲
気漂う温泉地です。

村之湯温泉や弥次ヶ湯温泉など風情溢れる鄙びた共同浴場と比較すると、改築を経ていることもあってイン
パクトには多少欠けるものの、ご紹介いただいたとおり温泉からは硫黄の香りを感知することができ、指宿
温泉での〆湯に相応しい一湯となりました。                       〔15.06.21〕
『湯之里 東郷温泉』は、指宿駅前から県道指宿停車場線(240号)を経由
して北北西方向へ向かい、530m先の指宿商工会議所前交差点を右に折
れ、360m足らず北東進した左手、村之湯温泉の右隣に所在する東郷不
動産という不動産屋が経営する共同浴場で、前夜宿泊した川久のご主人
から硫黄の香りが楽しめる温泉というお話を伺い、市街地を離れる直前
に訪問しました。

1895(明治28)年に創業された120年の歴史を有する浴場ですが、2004年6
月にリニューアルオープンしました。
市内十町南迫田の光明禅寺に安置されている1543(天文12)年に建立さ
れた方柱板碑の「薩州湯豊宿郡」という刻銘から、戦国時代にはすで
に温泉に恵まれた土地であったことが窺われ、第10代薩摩藩主 島津
斉興の命によって1843(天保14)年に纏められた『三国名勝図会』とい
う地誌には、摺之浜温泉(現 摺ヶ浜温泉)では海岸で湧く温泉を砂蒸
しとして利用し、2代藩主 島津光久がこの地に行館(別邸)を設けたこ
とが記載され、摺之浜温泉・弥次ヶ湯・二月田温泉とともに港の湯・
大牟礼湯・三節湯・間水湯・柴立湯の各浴場が紹介されています。

なお、狭義の指宿温泉は、JR指宿枕崎線指宿駅から南東に位置し、
大規模な宿泊施設が集まる摺ヶ浜温泉を指しますが、現在では、河原
湯・二月田・潟山・弥次ヶ湯・湯之里・村之湯・摺ヶ浜等の各温泉か
ら構成される温泉群の総称として用いられています。

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