住 所   鹿児島県薩摩川内市樋脇町市比野2582
  電 話   0996-38-0002
 営業時間   立寄り 10:00~21:00
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   市比野温泉
  泉 質   単純温泉(アルカリ性)
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   46.8  ℃
 pH   8.8
 成分総計   0.1857 g/㎏
    Na=41.1/K=0.5/Ca=1.6/Al=0.1(43.3㎎/㎏)
  F=1.1/Cl=13.0/SO4=12.6/HCO3=41.0/CO3=26.4/
  OH=0.1/NO3=0.1(94.3㎎/㎏)
  H2SiO3=47.6/HBO2=0.4(48.0㎎/㎏)
  CO2=0.1(0.1㎎/㎏)
            
〔2013.05.28〕
 入浴履歴   初訪14.07.19
 評 価   ★★★★★★
 市比野温泉
割烹旅館 みどり屋
                   いちひのおんせん かっぽうりょかん みどりや
帰り際には源
泉を冷やした
ペットボトル
をいただき、
真夏の湯めぐ
りにはこの上
ないおもてな
しに、愛想の
良い女将さん
ともども好印
象が残りまし
た。
〔15.07.25〕
両湯船に掛け流しで供されているの
は、5本の源泉を混合したアルカリ
性単純温泉。
湯船の奥の岩組みから槽内へ延びた
バルブ付きのパイプ湯口から源泉が
少量ずつ注入されていたものの、溜
め湯に近い状態でぬるめとなってい
たため、バルブを全開。
凄まじい勢いで源泉が加えられ、た
ちまち湯温が上昇します。

清澄な無色透明の湯からは、芒硝っ
ぽい香りと少し生臭い匂い、甘味が
感じられ、肌がつるきししました。
脱衣所は板張りで、左壁に裏板の
ない25庫の小さな脱衣箱が備えら
れています。

曇りガラス扉から2段分低い位置
にある浴室は玉石タイル張りで、
手前には左右両側にシャワーカラ
ンが1基ずつ設置され、中央奥寄
りにやはり玉石タイルで仕上げた
径1.9mほどの円形湯船が配され
ていました(さくらはタイル張り
の方形湯船)。
大きな柱時計が掛けられ、火鉢が置
かれている玄関ホールからピカピカ
に磨き抜かれた板張りの廊下を奥へ
進むと、3階へ上がる階段の裏に1階
へ向かうもう一つの階段があり、急
階段を下りて左へ折れると、正面に
“つばき”“さくら”と命名された
2室の浴場が左右に並んでいます。

「どちらでもお好きな方を貸切で利
用して下さい」ということで、左側
のつばきを選択。
温泉街の中心に建つ10室
の客室を擁した大正時代
築の入母屋造りの木造建
物は、石畳の表通りから
は2階建てにしか見えま
せんが、城後川に臨む裏
手へ回ると、窓枠こそア
ルミサッシに改められて
いるものの、趣のある重
厚な3階建てであること
が分かります。
市比野温泉は、鹿児島市街の中心から国道3・328号と県道川内加治木線(42号)で北北東方向へ約34.4㎞、市
比野川とこれに注ぐ城後川が北流する山間に10軒余りの宿泊施設と公営・民営の公衆浴場・日帰り入浴施設
が点在する長閑な温泉地です。

右横書きの扁額が掛かる透明ガラス戸の玄関を入り、応対に
出て来られた女将さんに立ち寄り入浴をお願いすると、快く
応じて下さいました。
『割烹旅館 みどり屋』は、市比野
温泉の歓迎ゲートから県道市比野東
郷線(335号)を経て810m南進すると
左手に所在する、大正時代に創業さ
れ、現在は3代目館主夫妻が切り盛
りされている、1929(昭和4)年に与
謝野鉄幹・晶子夫妻が鹿児島吟行で
当地を訪れた際に逗留したという老
舗旅館です。
開湯は江戸時代前期の1662(寛文2)年。
島津家の19代当主で薩摩藩2代藩主 島津光久(寛陽公)が塔之原の丸山
へメジロ捕りに来遊された折、村人に案内された温泉をとても気に入
り、「これぞ天下の名泉」と賞して早速松材で湯船を設え、近郷の住
民に広く利用させたのが始まりとのことです。

なお、『日本後記』延暦23(804)年3月25日条の櫟野驛の新設記事から
も窺われるように古代より交通の要衝に当たり、一帯に櫟(イチイ)の
木が多く茂っていたことから“櫟野”と呼ばれ、それが転じて市比野
となったそうです。

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