住 所   鳥取県岩美郡岩美町岩井521
  電 話   0857-73-1670
 営業時間   6:00~22:00
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   岩井ゆかむり温泉 第1泉源
  泉 質   カルシウム・ナトリウム-硫酸塩泉
 湧出量   630 ℓ/min
 泉 温   49.8 ℃
 pH   7.1
 成分総計   1.698 g/㎏
    Na=250.1/K=8.5/Ca=260.1/Mg=4.6/Fe2=0.1/Mn=0.1
  (523.5㎎/㎏)
  F=1.9/Br=0.4/Cl=150.0/SO4=890.2/HCO3=57.6
  (1100.1㎎/㎏)
  HAs02=0.3/H2Si03=56.4/HBO2=7.3(64.0㎎/㎏)
  C02=9.7(9.7㎎/㎏)
          
 〔2014.03.28〕
 入浴履歴   初訪06.08.19,最終06.10.08(2回目)
 評 価   ★★★★
 岩井温泉
ゆかむり温泉
                  いわいおんせん ゆかむりおんせん
ただし、湯温の方は結構高め。
加水によって温度が抑えられているはずの方形湯船でも熱め
に感じられ、暑い季節には長湯は困難です。
新式のシャワーカランが備わっているにもかかわらず、地元
の方々は湯船のすぐ横に座り、共同湯スタイルで身体を洗っ
ていました。
ハード面は変われど、長年の流儀・入浴作法といったソフト
面は変化せず、といったところでしょうか。

リニューアル後、使い勝手や快適さと引き換えに温泉の利用
方法が駄目になってしまう施設が多い中、地元の方とともに
岩井温泉を掛け流しで楽しめる浴場として、とても好印象が
残りました。                〔09.08.26〕
浴室には左壁にシャワーカ
ランが並び、壁画のある右
側手前に掛け湯槽が付設さ
れた方形、その奥に円形の
タイル張り湯船が配されて
います。

いずれの湯船にも岩井温泉
の共同源泉が静かに掛け流
され、微白濁した湯からは
石膏臭が仄かに香り、さっ
ぱりとした浴感が印象に残
りました。
早朝6時の営業開始直後から数名の地元の方が入浴されていることか
らも判るように、地域に深く密着した普段使いの施設ですが、改築後
4年近く経った現在でも真新しさが残る館内には、100円返却式の貴重
品ロッカーや休憩広間も備えられており、公衆浴場に馴染みのない外
来客でも抵抗なく利用することができます。
『ゆかむり温泉』は、岩井屋から1軒挟んでその奥に位置する町立の公
衆浴場です。
正式名は「岩美町立岩井ふれあい・やすらぎ温泉施設」。
2002年12月に白壁が目を引く鉄筋コンクリート造2階建ての現在の建物
に改築されました。

施設名の“ゆかむり”とは、数え歌に合わせて柄杓で湯面を叩きながら
手ぬぐいで覆った頭部へ湯を被せるという、江戸時代から伝わる岩井温
泉の奇習のことで、男湯の浴室内にはその様子が巨大なモザイク壁画で
描かれています。
平安時代前期、太政大臣 藤原冬嗣の子孫と伝えられ、天然痘に苦し
んでいたという藤原冬久がこの地を訪れた際、目の前に現われた神女
が岩を杖で打ったところ温泉がこんこんと湧出し、冬久がさっそく湯
を浴びると忽ち病が癒えたという由来が残されています。
江戸時代から湯治場として栄え、かつては県の入湯税の7割を占める
ほどの隆盛を誇っていましたが、1934年6月の岩井大火で温泉街の大
半が焼失。

現在では、兵庫・鳥取県境から国道9号で6㎞ほどの蒲生川左岸の旧街
道沿いに、江戸時代創業の3軒の老舗旅館と外湯の公衆浴場を残すの
みとなっています。
なお、1973年3月には、国民保養温泉地に指定されています。
岩井温泉は、859(貞観元)年の開湯と伝えられ、『延喜式』にもその名が見られる山陰最古の温泉です。

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