住 所   熊本県阿蘇郡南阿蘇村河陽2327
  電 話   0967-67-0005
 営業時間   2016.04 熊本地震の被害により休業
 入浴料   600円
温泉利用状況   完全放流式 (加水あり)
   
 源 泉 名   たまご地獄・元地獄 混合湯 / すずめ湯第1泉源
  / すずめ湯混合泉 / 新湯
  泉 質   単純酸性泉 / 単純酸性硫黄泉泉 / 単純酸性硫
  黄泉 / 単純酸性泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   66.8 / 41.3 / 47.1 / 36.4  ℃
 pH   2.5 / 2.9 / 2.6 / 2.6
 成分総計   0.92 / 0.69 / 0.86 / 1.30 g/㎏
    H=3.2/Sr=0.1/Na=8.6/K=5.2/Ca=14.5/Mg=7.2/Al=12.3/
  NH4=13.3/Fe2=17.0/Fe3=1.1/Mn=0.2(82.7㎎/㎏)
  F=0.3/Cl=3.6/SO4=370.6/HSO4=39.4(413.9㎎/㎏)
  HAsO2=<0.1/H2SiO3=126.9/HBO2=5.2(132.1㎎/㎏)
  CO2=295.1/H2S=0.3(295.4㎎/㎏)     〔2005.04.19〕

  H=1.3/Sr=0.2/Na=19.7/K=10.0/Ca=23.2/Mg=8.8/
  Al=7.8/NH4=4.4/Fe2=5.6/Fe3=0.2/Mn=0.4(81.6㎎/㎏)
  F=0.7/Cl=7.8/SO4=278.6/HSO4=11.8/S2O3=1.9
  (300.8㎎/㎏)
  HAsO2=<0.1/H2SiO3=144.3/HBO2=4.0(148.3㎎/㎏)
  CO2=150.3/H2S=9.5(159.8㎎/㎏)     〔2005.04.19〕


  H=2.5/Sr=0.2/Na=24.9/K=11.7/Ca=30.7/Mg=9.6/
  Al=6.8/NH4=10.5/Fe2=5.8/Mn=0.5(103.2㎎/㎏)
  F=0.5/Cl=11.4/SO4=316.5/HSO4=26.8/S2O3=3.6
  (358.8㎎/㎏)
  HAsO2=<0.1/H2SiO3=172.0/HBO2=5.4(177.6㎎/㎏)
  CO2=217.4/H2S=6.7(224.1㎎/㎏)     〔2005.04.19〕


  H=2.5/Sr=0.1/Na=11.5/K=4.9/Ca=27.2/Mg=8.1/
  Al=24.6/NH4=13.6/Fe2=9.8/Fe3=2.3/Mn=0.5
  (105.1㎎/㎏)
  F=0.3/Cl=5.3/SO4=502.9/HSO4=42.5/S2O3=0.5
  (551.5㎎/㎏)
  HAsO2=<0.1/H2SiO3=197.6/HBO2=4.8(202.4㎎/㎏)
  CO2=437.4/H2S=<0.1(437.4㎎/㎏)    〔2005.04.19〕

 入浴履歴   初訪11.04.30 泊
 評 価   ★★★★★
 地獄温泉
清 風 荘
                             じごくおんせん せいふうそう
3段の棚にプラスチック籠が備えられた脱衣所を抜けると、屋根掛けさ
れた簀子敷きの半露天には、松枝で造られた2.15×1.25mほどの湯船が
配されています。
左手前の湯口からドボドボと掛け流されているのは、元湯やすずめの湯
とも異なる自家源泉。
香り・酸味とも他より弱く感じられる灰白濁湯は適温で、終始貸切状態
であったため、ゆったりと朝湯を楽しむことができました。
ぬるめの湯は太い角材で6
つに仕切られ、ちょうど良
い湯加減の灰白色の濁り湯
がたっぷりと満たされてい
ます。

脱衣所から見て右手前の2
つ以外の各浴槽では、砂利
敷きの底から湧き出してい
る自家源泉が、くすぐった
く感じるほど湯玉となって
立ち上がっていて、鮮度の
良さが感じられました。
あつめの湯は2槽に
分かれ、湯面には簀
子敷きの底から湯玉
がプクプクと立ち上
がっていて、ひと目
で足元湧出泉である
ことが判ります。

少し灰色掛かった白
濁湯は、右の浴槽の
方がより熱く、水カ
ランが付設された左
側は少し湯温が低く
なっていました。
浴舎内には簀子が敷き並べられ、木戸を入ってすぐ左手に脱衣箱12庫と
下足箱、奥の左側に12庫の脱衣箱が設えられ、丸太を立て並べて女湯と
の間を画した右側の仕切り壁の真ん中に、2.45×1.3mほどの木造りの
湯船が配されています。

湯船には真っ白な少しぬるめの濁り湯が湛えられ、焦げ硫黄臭がしっか
り香り立っていました。
いずれも防水畳敷き
の小ぢんまりした造
りで、浴室の向きに
対して湯船を直交さ
せるか、側壁に寄せ
て並行して置くかの
違いがあり、後者を
利用しました。

木造の湯船は、1.2
×0.8mほどの大人
2名がようやく浸か
ることができる大き
さで、元湯と同一の
源泉ながら、灰色濁
りの湯からは酸味が
より強く感じられま
した。
階上に女性専用の仇討の湯が設けられているため、木造の脱衣小屋はか
なり立派な造りで、中には5個のプラスチック籠を納めた15庫の脱衣箱
が設えられています。

その先に配された勾玉のような形の岩風呂には、やはり元湯と同じ源泉
である灰白色の濁り湯が満たされ、利用客が少ない分、のんびりと湯浴
みを楽しむことができました。
空いているうちにと次に向かったのは、本館の2階に
上がると曲屋の角に2か所設けられている貸切家族風
呂です。
元湯と湯治棟
の間を抜け、
未舗装の道を
裏山に向かっ
て上っていく
と、食事処の
「曲水庵」の
右隣に露天岩
風呂と仇討の
湯という2つ
の露天風呂が
設けられてい
ます。
立寄りの入浴客で大賑わいのすずめ
の湯は後回しにしてまず向かったの
は、本館1階の廊下を進んで本館東
を抜けると左手にある元湯です。

左右に並ぶ縦連子の木戸のうち、右
側が男湯の入口。
脱衣所は畳敷きで、右側には32庫の
脱衣箱とプラスチック籠が備えられ
ています。
現在の清風荘は、1892(明治25)年に建てら
れた木造2階建ての曲屋造りの本館と1999
年築で木造2階建ての別館、自炊棟のほか、
南に下ったところには“カミヨン・ヴィラ
ージュ清風”という10台のトレーラーハウ
スを置いたアウトドア施設があり、客室は
本館18、南に増築された本館東とその向か
いの梅に各5、別館10の計38室を数え、さ
らに“竹の間”“松の間”と呼ばれる自炊
室が17室備えられています。
宿に保存されている1808(文化5)
年に細川藩の郡方奉行が発令した
掟書からは、帯刀の武士か僧侶・
山伏のみ入湯が許された格式の高
い温泉であったことが知られ 明
治時代に入って一般庶民に開放さ
れ、湯治場として発展しました。

同時に、温泉の再興を許可した同
書によって、温泉の歴史自体はさ
らに古いことが窺われます。
地獄温泉は、国道57号の阿蘇大橋交差点から国道325号に入り、3.4㎞先の信号交差点を左に折れて東北東方
向へ上ること約5㎞、通称“阿蘇山”と呼ばれる阿蘇五岳の一つ、烏帽子岳(1337.2m)の南西山腹の標高750
mに所在する、湯治場の雰囲気と風情を今に伝える一軒宿『清風荘』で有名な温泉地で、地獄を想わせるよ
うな噴気立ち上る裏山の荒涼とした景観から温泉名が付けられました。
一方、混浴の露天風呂は木造りで、奥の“あつめの湯”と手前側の“ぬるめの湯”に分かれています。
大切に守り続けられてきた歴史と風情が強く感じられる宿の雰囲気、
足元から絶え間なく湧き出す新鮮な源泉、曲水庵でいただく地獄鍋を
始めとする個性的で美味しい食事、のいずれをとっても文句なしで、
温泉好きならば一度は訪れておきたい素晴らしい温泉宿です。

ただし、すべての浴場を巡るとなると、1泊では時間的に十分満喫し
切れないのが残念なところ。
ぜひとももう一度足を運び、再泊したいと思います。 〔12.07.16〕
チェックインしてから食事と睡眠
時間以外は休みなく続けてきた湯
めぐりの〆に訪れたのが、自炊棟
の横を抜けて緩やかな坂を下った
敷地の一番奥にある新湯です。

新緑の森の中に建つ脱衣小屋は木
造の平屋建てで、中央の入口を入
ると左が男、右が女湯に分かれて
いました。
また、底にはわずかながら泥が沈殿しており、顔や腕などに塗り付けて
泥パックを楽しみました。
結局、濃厚な硫黄臭香るこのぬるめの湯が病みつきとなり、夕刻と夜間、
そして早朝の計3度も足を運んでしまいました。
さて、いよいよ満を持してすずめ
の湯に向かいます。

地獄温泉の名物であるすずめの湯
は、本館の右手にある小さな門か
ら階段を下りたところにあり、左
側に建つ湯気抜きを載せた大きな
木造浴舎が脱衣所と一体となった
男女別の内湯、右側が屋根付きの
混浴露天となっています。
薄暗くて湯治場の雰囲気を漂わせる風情のある木造石張りの浴室には、
右手に5基のシャワーカランが鉤形に並び、女湯との間を画した左側の
板塀に寄せて、5.1×3.4mほどの重厚な石造りの湯船が配されていまし
た。
湯口は奥壁左端の上方にあり、裏山のたまご地獄と元地獄から引湯され
た混合泉が、パイプから打たせ湯のようにドボドボと注がれています。
少し熱めのうっすら青みを帯びた
灰白色の濁り湯からは、明礬臭と
焦げ硫黄臭がほんのり香り、少酸
味も感じられました。
浴場は、一番人気とされる混浴露天の“すずめの湯”とその内湯、すずめの湯に次ぐ歴史を刻む“元湯”、
男性専用の“露天岩風呂”と女性専用の“仇討の湯”、清風に近接して新たに設けられた“新湯”と貸切家
族風呂の計5か所あり、24時間入浴可能な家族風呂以外、深夜0時から5時半までは利用不可となっています。
今回利用させていただいたのは、帳場の角を曲がるとすぐ右側にある本館1階
の2号室(1泊2食12600円+入湯税150円)。
鄙びた風情を留める本館2階と比較すると、手が加わっていて予想以上に小綺
麗で、部屋には炬燵も置かれ、快適に過ごすことができました。
宿泊客専用の駐車場に車を停め、坂
を上っていくと、左手には雑誌や各
種サイトで目にしたことがある、大
きな丸い提灯が2つぶら下がった本
館玄関がお出迎え。

館内に入ってすぐ左手にある下足箱
に靴を預け、向かいにある帳場でチ
ェックインの手続きを行います。

トップページへ



熊本県の温泉へ