住 所   長野県木曾郡上松町上松1350-3
  電 話   0264-52-2276
 営業時間   立寄り 9:00~21:00
 入浴料   600円
温泉利用状況   放流循環併用式 (加温あり)
   
 源 泉 名   桟温泉
  泉 質   単純二酸化炭素泉
 湧出量   70.5  ℓ/min
 泉 温   13.0  ℃
 pH   5.3
 成分総計   1.999 g/㎏
    Li=0.1/Sr=0.1/Na=24.3/K=3.9/Ca=40.7/Mg=6.5/
  Al=0.09/Fe2=12.6/Zn=0.1/Ba=痕跡/Mn=0.3(88.7㎎/㎏)
  F=1.2/Cl=2.1/SO4=3.1/HCO3=242.9/NO2=痕跡/
  NO3=0.7/
HS=0.09/H2PO4=1.1(251.2㎎/㎏)
  H2Si03=65.0/HBO2=0.4(65.4㎎/㎏)
  CO2=1594/H2S=痕跡(1594㎎/㎏)    〔1996.05.23〕
 入浴履歴   初訪09.10.25
 評 価   ★★★★★★
 桟温泉
桟 温 泉 旅 館
                かけはしおんせん かけはしおんせんりょかん
他のサイトなどで目にしていた茶褐色の濁り湯を想定していました
が、細粒の褐色の湯の華が多数見られただけで、この日は循環湯が
微白濁、源泉はほぼ無色透明となっていました。
循環湯からは少しガスっぽい匂い、源泉からは土類臭に藻のような
匂いが加わった湯の香がほんのり感じられます。

赤茶色に染まった床のタイルを見て、もう少し金気を強く感じるこ
とができると踏んでいただけに、いささか拍子抜け。
また、循環装置がうまく作動していないのか、浴槽内では毛髪など
が目に付き、非常に残念に思いました。        〔11.06.16〕
浴室も平面形は細長の長方形。右側には6基のシャワーカラ
ンが並び、木曾川を望むことができる左手のガラス窓の下に
は、4.3×1.85mほどのタイル張り湯船が2槽配されています。
浴場は下流側に建てられた別棟に設けられており、帳場の左横をまっすぐ進ん
で自動扉から本館を抜け、小さな建物の横を通り過ぎてさらにその奥へと向か
います。
『桟温泉旅館』は、国道から鉄橋を渡った左手、木曾川右岸の山裾に所在する
当温泉の一軒宿です。
桟温泉は、木曾八景として有名な「木曾の桟」があった木曾川の上流に湧く、江戸時代から火傷やかぶれに
効能があるとして珍重されてきた冷鉱泉です。

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向かって右の浴槽には1
分間に20ℓの源泉が加え
られ、左側の浴槽にはそ
れを循環加温した湯が満
たされています。
浴舎は奥行きが長い白壁の蔵のような平屋
建物で、手前に男湯、奥に女湯の暖簾が掛
かっています。

木戸の先の脱衣所も幅狭ながら奥行きが長
く、右側にボウル3基の洗面カウンターが
備えられ、対する左手に36庫の脱衣箱がず
らっと並んでいました。
1956年、“薬水”と呼ばれてきた鉱泉を利
用する権利を得て創業され、1973年には階
下を駐車場にした鉄筋2階建ての本館が建
築されました。

それこそ架け橋のようなアプローチから館
内へ入ると、すぐ正面が帳場となっており、
立寄り入浴をお願いすると、受付開始時刻
の前にもかかわらず、快く応じて下さいま
した。
旅人の松明により焼失した翌1648(慶安元)
年、尾張藩が875両という多額の費用をか
けて中央部を木橋とした全長56間(102m)
に及ぶ石垣の桟を造り上げ、1741(寛保元)
年の大改修により、木橋の部分も石垣に造
り替えられました。

1966年の国道19号の改修工事の際、石垣の
一部が長野県指定史跡として保存されるこ
ととなり、かけはしという赤い鉄橋で対岸
に渡ると、国道の下にかろうじて残された
往時の石組みを眺めることができます。
松尾芭蕉が“かけはしや 命を絡む 蔦かづら”と詠み、日本三大奇橋の一つに
も数えられている木曾の桟は、断崖絶壁が続く難所であった木曾川の左岸に丸
太と板を蔓で結わえて造った桟道です。