住 所   長野県上田市鹿教湯温泉1369-1
  電 話   0268-44-2288
 営業時間   9:00~21:00
 入浴料   300円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   鹿教湯温泉混合泉(鹿教湯温泉2~4・6号泉・
  大塩5号泉 混合泉) 〔集合湯施設 採水〕
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   45.9  ℃
 pH   8.1
 成分総計   0.5918 g/㎏
    Li=0.04/Sr=0.5/Na=90.3/K=2.3/Ca=81.5/Mg=1.3/
  Fe2=0.03/Ba=痕跡/Mn=0.04(176.0㎎/㎏)
  F=0.9/Cl=58.7/SO4=271.2/HCO3=43.1/HS=0.04
  (373.9㎎/㎏)
  H2Si03=40.9/HBO2=0.9(41.8㎎/㎏)
  
〔2007.11.26〕
 入浴履歴   初訪09.05.04
 評 価   ★★★★★★
 鹿教湯温泉
鹿教湯健康センター 文殊の湯
           かけゆおんせん かけゆけんこうせんたー もんじゅのゆ
『鹿教湯健康センター 文殊の湯』は、温泉街の中心から文殊堂へ向かう“湯端通り”と呼ばれる緩やかな坂
道を下った先、内村川に架かる五台橋の袂に所在する公衆浴場です。
脱衣所は少し手狭ですが、12庫
の脱衣箱のほか、鍵付きのスチ
ールロッカーも6庫備えられて
いました。

浴場は、幅狭で奥行きが長いタ
イル張りの内湯のほか、右手前
を折り返した先には、小ぢんま
りした石造りの露天風呂も設け
られています。
内湯には左壁に沿って6基のシ
ャワーカランが並び、曇りガラ
スが嵌った右側に御影石で縁取
った大小2槽のタイル張り湯船
が配されています。
湯口の上に飲泉用のコップが置かれ
た1.7×1.2mほどの小浴槽は完全放
流式、そこから湯が流れ込むように
なっていた手前の大浴槽と露天風呂
は放流循環併用式で、残念ながらと
もに塩素系薬剤による殺菌も行われ
ていました。
浴舎は瓦葺きの切妻屋根の上に湯気抜きを
載せた白壁の和風建物ですが、内部は近代
的な造りで、浴場の手前には椅子やテーブ
ルなどを置いた休憩ロビーも設けられてい
ます。

入口を入ると正面に券売機が設置されてお
り、購入した入浴券をその横の受付で手渡
し、ロビーを抜けた奥にある浴場へ向かい
ます。
この場所にはかつて大湯という木造の浴場が存在していましたが、2000年に改
築され、それを機に浴場名も改められました。
鹿教湯温泉は、上田市街から国道143号と県道上田丸子線(65号)・国道254号を
経由して南西へ20㎞余り、同じ旧小県郡丸子町に所在する霊泉寺温泉・大塩温
泉とともに“丸子温泉郷”と総称される温泉地です。


信仰心の厚い猟師が、文殊菩薩が姿を変えた鹿を射損じ、追い求めていて湧出
地を発見したという、温泉名の由来となった開湯伝説を有する温泉で、奈良時
代、この地に霊威を感じた行基が、大和に戻って3体の文殊菩薩像を彫り、う
ち1体を弟子の園行に託して安置させたとのことです。
江戸時代には湯治場として栄え、1797(寛政9)に上州新田郡の代官 岩松満次郎
が女中や料理人らを同行して中風の療養を行ったことが記録されているなど、
中風に薬効のある温泉として知られていました。

1956年6月には、旧地名である内村温泉の一つとして大塩温泉・霊泉寺温泉と
ともに国民保養温泉地に指定され、現在では、内村川沿いに20軒余りの旅館・
ホテルや2か所の共同浴場、温泉病院・クアハウスなどの施設が点在していま
す。

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各湯船に供されている無色透明の湯は、町高梨共同浴場と同じ5本の源泉を混合した共同源泉。
ところが、小浴槽に掛け流されている少し熱めの湯からは、町高梨で感知したような湯の香は感じられず、
口に含んでもほとんど無味無臭でした。

小規模ながら源泉掛け流し浴槽が設けられ、鹿教湯温泉を源泉のまま体感できるという点では一定の評価は
できるものの、浴場の風情や温泉の特徴・浴感などを総合すると、私的にはやはり町高梨共同浴場に軍配を
上げたいと思います。                                 〔11.02.15〕