住 所   長野県上田市鹿教湯温泉1374
  電 話   0268-44-2121
 営業時間   立寄り 10:00~16:00
 入浴料   700円
温泉利用状況   放流循環併用式 (随時 加温あり)
   
 源 泉 名   鹿教湯温泉混合泉(鹿教湯温泉2~4・6号泉・
  大塩5号泉 混合泉) 〔集合湯施設 採水〕
  泉 質   単純温泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   45.9  ℃
 pH   8.1
 成分総計   0.5918 g/㎏
    Li=0.04/Sr=0.5/Na=90.3/K=2.3/Ca=81.5/Mg=1.3/
  Fe2=0.03/Ba=痕跡/Mn=0.04(176.0㎎/㎏)
  F=0.9/Cl=58.7/SO4=271.2/HCO3=43.1/HS=0.04
  (373.9㎎/㎏)
  H2Si03=40.9/HBO2=0.9(41.8㎎/㎏)
   
〔2007.11.26〕
 入浴履歴   初訪12.11.03,最終13.09.28(2回目)
 評 価   ★★★★
 鹿教湯温泉
つ る や 旅 館
                          かけゆおんせん つるやりょかん
両浴場の各湯船に利用されているのは、5本の源泉を混合し
た鹿教湯温泉の共同源泉。
さらにガラスの
向こう側には、
紅御影石で縁取
った全長8.4m
弱の小プールの
ようなタイル張
りの露天風呂が
あり、“むささ
びの訪れる宿”
という謳い文句
のとおり、すぐ
横の樹木にはむ
ささびの巣箱が
設えられていま
した。
タイル張りの
浴室には、左
右に3・2基の
シャワーカラ
ン、中央に大
小2槽に分か
れた曲線的な
タイル張り湯
船が配され、
主浴槽中央の
鉢状の湯口と
両浴槽の間に
置かれた裸婦
と鹿の像から
源泉が注がれ
ています。
再び3階に上がり、サイン色紙な
どが飾られた長い廊下を抜けた先
にあるのが文殊湯。

女性には専用の内湯も用意されて
いますが、温泉療養者が介助者と
一緒に入浴できるよう、内湯・露
天とも混浴となっています。
また、寝湯の
右横から槽内
に設えられた
階段を上り、
ガラス扉を開
けて外に出る
と、内村川の
渓谷との間の
わずかな土地
を利用して、
2.35×1.95m
ほどのタイル
張りの露天風
呂が設けられ
ていました。
内湯は壁・床とも御影石の石板で
仕上げられた精美な造りで、正面
右半から右壁にかけて5基のシャ
ワーカランが鉤形に並び、露天と
の間を画した左手の大きなガラス
の前には、黒御影石で縁取り、手
前に寝湯を併設した5.6m弱×2.5
m弱のタイル張り湯船が配されて
います。
まず向かったのは、男女別の内湯と
露天風呂がある薬師湯。
和風らしい設えの木戸が左右に並び、
左が男湯となっています。

籐タイル張りの脱衣所はまずまずの
広さがあり、28庫と24庫の脱衣箱が
鉤形に置かれ、その右には洗面ボウ
ル3基のパウダーコーナーが備えら
れていました。
格子戸の自動ドアを入ったフロア
は、本館の3階。
すぐ左手に帳場があり、立寄り入
浴をお願いします。

浴場は、帳場の前から新館へ向か
って延びる廊下の途中で階段を下
りた本館2階にある“薬師湯”、
新館の玄関を入るとすぐ左側にあ
る“文殊湯”のほか、文殊湯の隣
に“長寿の湯”“鶴の湯”という
家族風呂が設けられています。
信仰心の厚い猟師が、文殊菩薩が姿を変えた鹿を射損じ、追い求めて
いて湧出地を発見したという、温泉名の由来となった開湯伝説を有す
る温泉で、奈良時代、この地に霊威を感じた行基が、大和に戻って3
体の文殊菩薩像を彫り、うち1体を弟子の園行に託して安置させたと
のことです。
江戸時代には湯治場として栄え、1797(寛政9)に上州新田郡の代官 岩
松満次郎が女中や料理人らを同行して中風の療養を行ったことが記録
されているなど、中風に薬効のある温泉として知られていました。

1956年6月には、旧地名である内村温泉の一つとして大塩温泉・霊泉
寺温泉とともに国民保養温泉地に指定され、現在では、内村川沿いに
20軒余りの旅館・ホテルや2か所の共同浴場、温泉病院・クアハウス
などの施設が点在しています。
鹿教湯温泉は、上田市街から国道143号と県道上田丸子線(65号)・国道254号を経由して南西へ20㎞余り、同
じ旧小県郡丸子町に所在する霊泉寺温泉・大塩温泉とともに“丸子温泉郷”と総称される温泉地です。

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全体的に湯温が低く、循環湯も加えられていることから、浴槽内では町高梨共同浴場やふぢや旅館で感じら
れたような湯の力強さや鮮度の良さはなく、浴感的に多少物足りなさが残りましたが、塩素系薬剤の使用は
隔日ごとに行っている湯船の清掃時に限られるなど、温泉成分の変化に注意が払われており、木漏れ日が降
り注ぐ初秋の朝、肌当たりの柔らかいぬるめの湯を一人静かに楽しませていただきました。  〔13.10.19〕
浴槽内の毛髪等を強制的
に除去するために循環濾
過式が併用され、適宜加
温されているという無色
透明の湯からは、藻のよ
うな微臭が香るのみです
が、飲泉も可能な源泉が
加えられている文殊湯の
混浴露天では、湯口の横
に陣取っていると、極微
細な泡付きが認められま
した。
男女別に左右に分かれた暖簾掛けの
浴場入口を入ると、横長の脱衣所に
は、右手前に5段7列の脱衣箱がずら
っと並び、その奥には洗面ボウル2
基が設置されていました。

やはり渓谷に臨んだ内湯は、前面が
天井までガラス張りとなっており、
採光はとても良好。
『つるや旅館』は、温泉街を貫く目
抜き通りの中程から五台橋や文殊堂
へ向かう湯端通りを下った左側、ふ
ぢや旅館と並んでその手前に所在す
る江戸時代中期の創業とされる温泉
旅館です。

建物は、湯端通りに面して建つ老舗
の湯宿らしい木造の本館とその東側
に続く1999年築の鉄筋コンクリート
造りの新館からなり、客室は全42室
を数えます。