住 所   長野県下高井郡山ノ内町佐野2346-1
  電 話   0269-33-3188
 営業時間   立寄り 10:00~16:00
 入浴料   500円
温泉利用状況   完全放流式
   
 源 泉 名   上原第1・上原第2・小づちの湯・月光閣 混合泉
  泉 質   ナトリウム-塩化物泉
 湧出量       ℓ/min
 泉 温   73.2  ℃
 pH   8.1
 成分総計   1.547 g/㎏
    Na=389.5/K=37.5/Ca=63.2/Mg=0.288/Fe2=0.029/
  Mn=0.017(490.5㎎/㎏)
  F=1.21/Cl=599.7/SO4=166.7/HCO3=39.2/CO3=5.2
  (812.0㎎/㎏)
  HAsO2=2.10/H2SiO3=174.9/HBO2=67.6(244.6㎎/㎏)
                           〔1988.12.14〕
 入浴履歴   初訪10.05.03
 評 価   ★★★★★★
 角間温泉
越 後 屋
                                かくまおんせん えちごや
ベンチのような形をした湯船は、背もたれの角度とカーブが
身体の線にちょうどぴったりで、リラックスして湯に浸かる
ことができ、気持ち良いことこの上なしです。

この湯船に掛け流されているのは、4本の源泉を混合した純
食塩泉。
蛙が鎮座する左奥の湯口から注入されている湯量はそれほど
多くはないものの、湯船が小振りなこともあって鮮度はとて
も良好で、少し熱めの清澄な透明湯からは、無臭ながら石膏
っぽい渋味が感じられ、キシキシした肌触りが印象に残りま
した。

宿泊された方々のレポを拝見すると、館内や客室には凝った
造作や意匠が各所に散りばめられている様子。
一度ゆっくりと滞在して、歴史の重みやその佇まいを存分に
堪能してみたいと強く感じました。      〔12.01.13〕
最初は、壁の仕上げ
に明治後期のイタリ
ア製タイルが用いら
れているという大正
時代に造られた大浴
場の利用を考えまし
たが、湯船が大きい
ためか、全裸の若い
女性が手にした瓶か
ら注がれている湯は
鮮度的に今一歩に感
じられましたので、
一番小さな家族風呂
を選択することにし
ました。
歴史の長さも相まって、どっし
りとした風格が感じられます。

館内に入ると正面中央に階段、
右手に帳場があり、階段の左の
廊下を奥に向かうと、突き当た
り右手には手前から家族風呂・
大浴場・檜風呂の3つの浴場が
並んでいます。
立寄り入浴の場合は、このうち
の1か所を貸切利用するように
なっていました。
湯田中渋温泉郷は、下高井郡山ノ内町を流れる横湯川・夜間瀬川とこれに注ぐ角間川の流域に点在する、新
湯田中・湯田中・星川・穂波・安代・渋・角間・上林・地獄谷という9か所の温泉地の総称です。

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ローマ風呂とも呼ばれる家族風呂は、小ぢんまりした板張りの脱衣所か
ら一段下がってタイル張りの浴室が続く一体型の造りで、脱衣所の右横
には3段分の棚が設えられ、プラスチック籠2個が備えられていました。

室内はレトロ感に溢れ、タイル張りの3本の円柱で2分割された正面には
窓ガラスの上方に半月形のガラスが嵌められ、左手には1.4×1.15mほ
どの水色タイル張り湯船が配されています。
『越後屋』は、9代にわたって受け
継がれてきた江戸時代中期創業の老
舗旅館で、前述した文人墨客が逗留
し、吉川英治が『万花地獄』(1929)
の執筆のために1年ほど滞在したこ
とで知られています。

大湯の右手前に建つ1870(明治3)年
の築とされる3階建ての木造建築は、
2階の床を支える梁が1階の外壁より
外側に突き出し、2階が1階より前面
にせり出した“出梁造り”。
角間温泉は、国道292号(志賀草津道路)の佐野角間I.Cから県道角間中
野線(356号)で角間川左岸の高台を上っていくこと約2㎞、眼の前に忽
然と姿を現わす山間の静かな温泉地です。

室町時代の文明年間(1469~1487)に蓮如上人によって発見されたと伝
えられ、案内した小林甚佐衛門が浴場を設置。
江戸時代には松代藩の宿所であったという歴史を有し、近代に入ると
日本画家の横山大観や作家の吉川英治・林芙美子・武田泰淳らが滞在
していたとのことです。
現在、温泉旅館5軒と共同浴場3か所のほか、「Four Seasons Spa 宝
泉」という2007年2月に開業し、2012年7月から宿泊も可能となった入
浴施設が存在しています。